2007年5月 8日 (火)

星空の賑わい

 暑くなった。夜風にあたろうとベランダに出ると、昼間の暑さが嘘のように涼しい風が吹き抜けてゆく。

 夜8時の空は南の空高く、獅子座のレグルスの傍に土星が瞬き、西の空には金星がまぶしい輝きを放っていた。

 こんな日は愛機タカハシ製10cm屈折赤道儀望遠鏡を持ち出して、星空散歩を楽しむ。シーリングが今ひとつだが、土星の輪がくっきりと浮かび上がっていた。子どもたちが歓声を上げる。おいおい、もう夜遅いから騒ぐのはやめなさい・・・

 もし今月の空に興味があれば、このサイトをどうぞ。

 

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2007年1月29日 (月)

月に願いを

 本年夏に月周回衛星『SELENE』が打ち上げられる。約1年間月を周回するとのことだがその衛星に名前とメッセージを込めることが出来るらしい。

 だからなんだと言うなかれ。

 それくらいのロマンを抱かずして夢を語る資格はない・・・・な〜んてことまで言えるはずもないが、面白い試みではないか。詳しくは募集ページまで。

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2007年1月17日 (水)

宏観異常

 宏観異常という言葉がある。これは中国での呼び名だが、日本ではよく地震前兆現象といわれ、地震前に発生する動物の異常行動や自然の異常現象の事を指す。昨今地震予知の現場でこれらの報告を集める際にこの呼び名が使われ始めているので、こちらでもそう表記した。

 さて話しは日曜日に遡る。新宿に住む親戚同士の電話の中でなんとも不思議な雲を夕方見たとのことであった。放射状に広がる雲が見えたので地震雲かもしれない、この2,3日は気を付けてということだった。果たして翌朝、比較的長い地震が関東地方におこった。

 この地震雲は科学的に解明された現象ではない。またどれほどの規模の地震でどのような雲が発生するかもわからないし、その感度・特異性も定かではない。要するにまだ研究段階でしかないのだが、研究をしている岡山大学などは大気中のイオン濃度や岩盤に広がる微量な電圧の変化により雲が誘導されるとの見方をしているようだ。しかしこう頻繁に地震の起こる日本では雲の発生から3日以内ならばどこで揺れてしまってもおかしくないので、なんとも判定しづらい。

 雲だけの観測ではなく、大気中のイオン濃度を計測して、異常値が出た場合には警戒警報を出すe-PISCOというサイトも出ている。ここでは雲だけではなく、動物の異常行動も一般市民の通報を受け付けている。様々なデータが集められ、本当に有用な予測可能因子を見つけることが出来ればよい。それにはデータが多いほどよいので、これを読んでいただけた方々には宜しくお願いしたい。(私は関係者ではありません、あしからず・・・)

 ということで一日一回はお空を眺めることをお薦めしたい。地震雲じゃなく、心洗われる風景に出会えるかもしれない。

 しかし今日は雨・・・・・

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2006年8月25日 (金)

Plutoお疲れ様・・・

冥王星が惑星から格下げとなった。

水金地火木土天海冥で今は冥海か?海冥か?と言わなくてもよくなるのだ・・・ってこれはどうでもいいことなのだが。

太陽と地球の距離を1天文単位とし、同一平面に惑星が存在した場合、それぞれの惑星の関係を力学的に考えると火星と木星の間に惑星がないとおかしいという。そこでよくよく観察するとアステロイドベルト(小惑星帯)があることが発見された。この天文単位などから惑星運行を計算していくことによりウイリアム・ハーシェルは天王星を発見した。そして天王星の動きの不安定さに気付いたルベリエが天王星運行に影響を与える惑星の存在を示唆し、他の観測者により海王星が発見された。その海王星の動きに影響を与えるものとして冥王星が後に発見されることになったが、海王星の軌道とクロスすることなどからその質量、成り立ちについて疑問の声があがっていた。

その後望遠鏡観測を始めとして天文観測技術は格段の進歩を遂げた。岩のごとく小さな天体も見つけられるようになり、惑星という定義はどうあるべきか、太陽を廻る天体はすべて惑星とするなら彗星も惑星とすべきかなど様々な議論がなされてきた。たまたま今回惑星に値するか否かという大きな天体が発見されたため、議論が再びわき起こり、ひとまずの決着を得たというところだろう。

たかが惑星の定義というなかれ。これを考えることで地球外生物の存在、地球と同様な環境をもつ他の太陽系惑星の存在を類推する根拠となるのである。

蒸し暑い夜を七転八倒して寝汗をかくだけでなく、星空のロマンに身をゆだね、遠くの天体に思いを馳せるのも人間に許された贅沢な夢として日常をおくるのもおつなものではないか。

                                 by 天文フェチ

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