お届け物
「頑張らなくていい」っていう場面が人生にあってもよいと思う。こと精神的に病んでいる時にはそうだ。
しかしそれ以外は頑張った方がどれだけ良いか計り知れない。四十を越えてしばらく経つが、いまだその気持ちは萎えることがない。変化球を覚えなきゃと思いながら、直球勝負に拘ったままだ。
先日ちょいと弱音を吐いたけれど、結局直球を投げ込んでいるうちに、また私の目の前にある坂の上の雲が少し輝いて見えた。ならば見据えて進むしかなかろう。
マスコミ報道に振り回された数ヶ月だったが、インフルエンザ罹患児はめっきり減り、気が付けばもう年の瀬だ。ワクチンの時間外接種などでヘロヘロになりながら、合唱団の練習も切り盛りしてきた。来週は恒例のクリスマスキャロルだ。
合唱団員の思いが一つになれば、必ず聞いてくれる皆にその思いが届くはずだ。またあの笑顔が見たい。一緒に口ずさむ姿が見たい。そして一緒に涙したいのだ。
皆それぞれ波瀾万丈の人生を歩んでいる。突然の入院に驚く患児やその家族も、入退院を繰り返す患者さんも、余命幾ばくも残っておらず家族と共に平穏を望む患者さんもそれぞれの思いを胸に生きている。彼らを助けたいなどとおこがましいことは思っていない。ただ一途に、清らかな心と澄んだ時間を一瞬届けられたら、それでいい。
直球ど真ん中の歌声よ、届け!



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