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2019年12月 3日 (火)

あぁ仁淀ブルー

40年前に家族で訪れて以来の高知。そのときの記憶ははりまや橋のしょぼさと母が買った珊瑚のブローチの美しさだった。今回は小児腎不全学会での発表のため。と言いながら早々に発表を終え、後は少しのお勉強と友人達との大いなる語らいを予定していた。

高知は飲んべえに優しい街と聴く。ひろめ市場などという昼間っから酒飲みがたむろする食材&小料理小屋があり、学会長から行くなとお達しが出るほどの酒場もある。そこも含め、兎に角入る店入る店すべてがイケている。鰹が旨いのは当然として、土佐のゆずの香りと清水サバなるブランド鯖の旨いこと!そして酒も酔鯨は勿論、久礼というとんでもない酒にも(*_*) マイッタ。毎晩へべれけになって崩れるようにベッドに入り、早朝起き出すという生活となった。

翌日早朝は高知城周囲をジョギング。そして午前中のセッションを飛ばして自転車で桂浜へ。朝日を浴びた龍馬の顔と黒潮を見比べながら、未来を少し思った。とんぼ返りで学会へ参加。大事なセッションに参加した後は再び友人達との語らい。そして翌朝はなんとなく計画していた友との自転車旅行へ。高知から仁淀川縁を北上し、安居渓谷を巡る仁淀ブルーコースだ。

仁淀川から立ち上る川霧の下に沈下橋が見える。そしてその向こうには神々しいほどの水の青が広がっていた。どこを切り取っても美しさに溜息が出てしまう。テンションは上がりっぱなしで、あっという間に渓谷へ辿り着いた。渓谷の滝を巡り、茶店の前で立ち止まると、アマゴを焼く香りが漂っていた。壁には川蟹のメニューが貼られており、尋ねるとカニうどんだけ残っているとのこと。出てきたカニうどんはカニの身とミソをほぐして混ぜ合わせた濃厚な汁にうどんがどっぷりと浸かったもの。一口たべるとカニの甘みと旨味が広がり昇天寸前。それにアマゴの塩焼きを頬張れば極楽浄土とはこのことと言わんばかり。店の大将に聴けばこの川蟹、昔は目の前の仁淀川のどこでも手に入ったらしい。しかしこの美しい仁淀ブルーですらもう旨い蟹は手に入りにくいとのこと。蟹の肺を見れば、一目瞭然。今は黒ずんだものばかりらしい。人間の業を感じながら、渓谷を後にした。

時間も余裕があったので、そのまま高知へ帰らず、黒潮の浜を目指しペダルを漕いだ。そして二日連日の桂浜へ。前日とは違って夕日に輝く黒潮と龍馬を目に収め、充実の140km走行を果たした。ホテルへ戻ると夜はふらっと小料理屋へ。またも絶品の鯖に殴られる。疲れているからとビールだけにしようと話していたのも束の間、知らないうちに、久礼がコップに入っていた。フラフラのまま入った屋台ではこれまた絶品の餃子がふるまわれ、もうなにがなんだか判らないまま朝を迎えた。

高知おそるべし。Photo_20191203152101

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