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2018年7月18日 (水)

西日本豪雨

 とんでもなく広範囲に、それこそ半端ない豪雨が長時間降り続き、何千という土砂崩れを引き起こし、人と家屋と生活のすべてを押し倒し飲み込んでいった。200名を超える命が失われ、なお行方不明も多数ということ、ご冥福をお祈りするばかりだ。そして被災された方にはどうか早く元の生活に戻れることを祈らずにはいられない。
 それにしても激しすぎる自然の猛威だ。これからもこういった自然災害はおそらく日本国中を襲うのだろう。何を優先すべきか、しっかり検証しなくてはならない。専門家の判断を待ちたいところだ。復旧も速やかにと願うばかりだが、豪雨の後のこの激しい暑さは弱り目に祟り目だ。熱中症でバタバタと倒れてしまわない方がおかしいくらいだ。
 豪雨被害とは違うが、小学生が課外授業を数時間受けているうちに熱射病で倒れ、亡くなったと報道された。ご冥福をお祈りするばかりではあるが、どうも腑に落ちないところもある。さすがに小学生ともなると、かなり環境への耐性もあるはずだが、これだけの短時間で命の問題になりえるだろうか?報道によると授業の早期に疲れを自覚していたとのこと。先に何らかの問題、例えばウイルス感染などがあったのではなかろうか。最終的に医療機関で検査して、多臓器不全という状況だったのだろうと推測するが、そこからでは判らない。血液など検体を採取し、ウイルス分離を施すか、剖検をするなど原因究明をお願いしたいところだ。もちろんご家族のお気持ちは察するにあまりあるが、今後学校の運営のみならず、子供たちの夏の過ごし方にどう対処すべきかの指針を得るためにも必要なことのように思う。
 この暑い夏は、今年限りのことではない。この激しい自然と向き合い、生きていくためにどうするべきか、今一度皆で協議すべき時が来ている。

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2018年7月13日 (金)

研究会参加

 昨夜は印旛市郡医師会主催の研究会。とあるホテルの一室で国立国際医療研究センター国府台病院の児童精神科の先生による講演を拝聴した。子供の精神疾患の初期対応についてという題目だったが、とても有意義なお話を聞くことができた。
 昨今不登校児は増加の一途を辿り、一般小児科診療で児童精神的アプローチが必要となる場面は激増している。どれもこれも時間を掛けないと対応できないのは間違いないのではあるが、病院へ相談に来る時点で、ほんの少し自分たちが考えてアドバイス出来るようなことは既に経験済みということが多い。そんな中で気の利いたアドバイスが出来ればそれが一番なのだが、それを教えてくれた講演だった。一番わかりやすかったのが、コミュニケーションの水準を考えようというもので、患児の言動には階層があって、一番底にある患児の考え、2番目の気持ち、その上に表現される言動があり、一番底に合わせた対応をしない限り不毛な争いをくり返してしまうというものだった。
 例えば不登校の児が「明日は学校へ行ってみようかな?」と言ったとすると、その言葉は最上階にあるもので、最下層にあるのはお母さん達に迷惑を掛けているのは申し訳ないという考えで、2番目は恐怖・焦り・不安であるということだ。翌日結局学校へ行けない子供への対応として、行く・行かないという階層で問答しても争いを生むだけで、最下層にあるお母さんに申し訳ないと思って昨日は学校へ行くって言ってくれたのね、というと子供に寄り添い、ステップアップしていく原動力になるというのだ。
 もちそん一足飛びにすべてうまく行くわけではないが、これは重要なヒントだと思う。このアドバイスがあれば、親も対応しやすくなるだろう。なによりこの根底には、学校へ無理に行かなくても良いよというニュアンスが込められており、恐怖からの解放が約束されるのだ。心が解き放たれるのは間違いない。そういった視点を変えることの意味、重要性、汎用性を教えてくれた1時間だった。
 自分の対応の信憑性を担保する機会にもなったので、とても有意義な研究会となった。関係者の皆様、ありがとうございました。

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2018年7月10日 (火)

退官記念パーティー

 小生にとって生涯のボスと慕う先生が定年退職なさった。小児腎臓の世界で知らない人はいないというほどのスーパースターなのだが、とっても人間くさくて、ある意味子供で、だからこそこのボスのためならと思う人が世界に大勢居るのだ。そんなボスの退官記念ということで帝国ホテルでパーティーが開催された。開催を知らせたら、来場者はきりが無くなるので、ボスの教え子に限って集まることになった。それにしても帝国ホテルでパーティーなんて、何を着ていくべきか・・・ドレスコードってあるんだっけ?
 これまでの苦労話と面白エピソードが語られ、やんちゃな人達の写真やビデオが映し出された。語り合うのも楽しく、あっという間に会が進行した。最後にボスの言葉が刺さる。「みんなに僕の知り得たすべてを残してあげる。好きに使ってくれていい。だけど目の前の患者がすべてであることは間違いない。どうするべきなのか全身全霊でぶつかっていくしかないよ。」
 
 先生、不肖の弟子ですが、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

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