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2017年7月 8日 (土)

研究説明会

 先日知り合いの先生から新生児の腎機能を示す検査データを一緒に調べてみないかと誘われた。自分のいる病院では産科がないため生まれたての子供を調べることなどできない。しかし月二回出掛けている淡路島でならそれも可能かと考えた。淡路島の病院で産科の先生や助産師さんに相談すると蜂の巣をつついたような騒ぎになった。研究なんて自分たちが参加できるのか?それってどんなことに気をつけたらいいのか?倫理委員会なんてうちの病院にあったっけ?様々な反応があったが、兎に角否定的な意見がなかったので、やってみたいと伝えた。

 すると数日後には担当の事務官が任命され、事細かにコンタクトを取ってくれるようになった。おかげでとても簡単に事が運び、倫理委員会も経て研究参加が決まった。それを先方に報告すると、是非詳細説明に伺いたいとの返事が来た。今回の健診のための来島に合わせ、かの先生の部下が説明に来てくれた。
 来てみてびっくり、自分が研修した病院で同じく研修を終えた仲間の医師であった。いや〜こんな遠くまでようこそ!聡明でとても明るいその医師の説明はとても分かりやすく、担当事務官が集めてくれた大勢の関連部署の人たちを納得させていた。疑問点、注意事項、細かな擦り合わせがその場で行われ、これなら出来そうと研究の正式なgo signが出された。
 会が終わったら、屋上からの景色を堪能してもらった。梅雨の晴れ間の屋上からは、大阪湾から紀淡水道まで見渡せた。スタッフと挨拶を交わし、岩屋港へ送ってもらい、港の食堂へ案内した。実はここの生しらす丼、玉ねぎの天ぷらが絶品なのだ。穴子の天ぷらも絶品なのだがこの日はハモの天ぷらが出来るという。それらを注文し、グラスを傾けた。近況報告と昔話を肴に運ばれてくる料理をつまむ。自然と笑顔が弾け、二人しかいない店内を笑い声で一杯にした。
 全てを平らげて明石へ船で渡る。小舟であったが、幸い潮はおとなしい。明石海峡大橋を下から子供のようにはしゃぎながら見上げ、くぐり抜けた後瀬戸内海へ沈む夕日を眺めた。明石に着いて静まり返った魚の棚を歩く。昼間の賑わいを説明すると是非今度奥さんを連れてきたいと言う。そして人気の明石焼きの店ではアッツアツの玉子焼きを口に入れ、ホフホフ湯気を吐きながら明石のタコを楽しんだ。研究のお願いに出掛けてきて、説明を真剣に聞いてもらえて、しかもこんな楽しい思いが出来るなんて幸せですと言う彼は最高に輝いた笑顔を見せてくれた。いやいやお礼を言うのはこちらの方。辺境の地でアカデミックなやり取りが出来る喜びを与えてくれて、皆のモチベーションがどれほど上がったことか。先生方、これからもどうぞよろしくお願い致します。

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