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2017年5月10日 (水)

若者の胸痛

 たま~にだけれど、中学生くらいの子が胸が痛いといって駆け込んでくることがある。前胸部の一点を指さし、ここが刺されるように痛いのだと言う。痛い割には顔色は良く、vital signを確認してもこれといった変化はない。もちろん不整脈もない。深呼吸をすると痛みは少し増強するが、ほんの数分すると痛みは消えてゆく。食事摂取による変化はない。座位でも臥位でも変化はない。
 こういった痛みに深刻な疾患はまず無い。ほぼPericordial catch syndromeと呼ばれる特発性の痛みである。一昨日初診で来た患者を研修医に診せていたら、この患者が来院した。全く何を考えたら良いか判らないと相談に来たが、答えは教えず、鑑別を挙げることと対応をよく考えるように指導して様子をみていた。結局バイタルチェックの後、胸のレントゲンと心電図のみオーダーしており、異常のないことを確認して症状が続く場合再受診というお話をして帰宅させていた。うん、それで良いよ。この患者さんはね・・・とディスカッションに続けて終了とした。
 子供の場合、心疾患ってなかなか無い。しかし絶対無い訳ではないのが、難しいところ。いつでも対応できるように構えておく必要があるっていうのがややこしい。というか腕の見せ所だ。

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