« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »

2017年3月10日 (金)

握手

 小児科医の楽しみは子供達の成長を見届けることが出来るということに尽きる。先日来院した身長180cmを越える大学生もその一人だ。
彼「ご無沙汰しています」
私「おお、君か!名前と立ち姿だと判らなかったけど、その声で判ったよ。元気だったかい?」
彼「はい、なんとか生きていました。」
母「ちゃんと今何してるか言いなさい!」
私「大学生になったのかな?」
彼「・・・」モジモジ
母「先生、この子先生みたいな医者になりたいってずっと言ってたんです。でも機械の方が興味があって、そっちで○△大学へ入ったんです。それで、お世話になったエコーを作りたいって言ってます。」
私「おおそうか!君は昔からUSBやパソコン、エコーに興味津々だったもんね。素晴らしい!いや本当にそういう機械はとっても重要なんだよ。」
彼「先生、超音波でこんなことが出来たらいいなっての無いですか?」
私「うん、そうだね。3Dのホログラフで画像が浮かび上がるとか、チップをお腹に載せたらiPadに画像が現れるなんてあったら最高だね!」
母「僕が作りますって言いなさい!」
彼「・・・・」
母「役に立ちたいって言ってたじゃないの、しっかりしなさい!」
彼「考え中・・・」
私「いやいや、勉強しっかりしてからで良いよ。待ってるからね。じゃあ診察しようか。」
と聴診器をお腹に当てると大きな身体がぐにゃっと曲がってゆく。
彼「あぁん」
私「・・・」そうだった彼はそういう子だった。。。
彼「やっぱり超音波するんですか?」
私「う~~ん、もう大丈夫だと思うよ。やっていく?」
彼「いいいいえ、エッチなのはしなくていいです。」
私「ハッハッハ!別にエッチなのじゃないよ。腎臓見るだけだよ。でもまあいいか。」
軽口をたたきながら、しばらく様々な近況を報告してくれた。よどみなくとはいかないが、ユーモア溢れる彼の語りには本当に感動した。そして別れ際にエコーを作ると宣言し、握手して診察室を出て行ったのだ。
頑張れよ、USB少年!いつまでも待ってるぜ!

| | コメント (2)

2017年3月 4日 (土)

トリップ

淡路島での診療を終え、義兄の主催するパーティーへ出席した。薪ストーブやピザ窯を売る会社なのだが、大勢の参加者で賑わっていた。

 義兄は忙しく動き、接待だけでなく料理もこなしていた。凄い、何よりその料理のクオリティーが半端ないのだ。
 ピザのモチモチ加減、黒トリュフの鮮烈な香り、ポルチーニの深い香りをまとった濃厚なソース、春野菜に絡めたバーニャカウダの芳醇な味わい・・・ワインと初めて話す人たちとの楽しい語らいもあって最高のひと時を過ごすことができた。
Photo

| | コメント (0)

« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »