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2016年6月22日 (水)

NSARF

 ネフローゼを診て困ること。感染、特に腹膜炎は命を持って行かれる可能性があり、とても怖い。ただ早期に起因菌を同定して抗生剤など投与出来れば、とりあえずはなんとかなる。
 表題のNSARFは本当に厄介だ。ネフローゼは見た目はみずみずしいのではあるが、実は血管内は脱水となる疾患だ。それ故腎前性腎不全となり、血清クレアチニンが上昇することはよくある。しかし尿細管障害がタンパク塞栓などで起こってくることで血清クレアチニンが上昇するやつは大変だ。前者は血管内へ水を誘導すればよいが、後者は前者と思って水を入れればあっという間に心不全となってしまう。腎臓が働けないからに他ならない。透析が比較的容易に出来る施設ならストレスも少ないが、一般病院ではかなりなストレスとなる。
 今入院中の児がまさにその状態である。腹痛・下痢もあり、血管内脱水は間違いなく存在する。しかし血清クレアチニンは2.1を越えている。さあどうする。
 

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