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2015年3月25日 (水)

皆勤賞

 子供の頃、山間の村に住んでいた。幼少時は風邪を引き寝込んだことも、インフルエンザでふうふういった事もあったと記憶している。しかし中学に入って町で生活するようになると風邪も引かず、インフルエンザにも罹らなかった。学校も割合と好きだったので、幸い登校することが普通であり、知らないうちに皆勤賞ですと賞状をもらった。人に褒められればうれしいが、なんのことはない、普通にしていただけのこと。ところが見渡せば、クラスでわずか数人しか皆勤賞は居なかった。ただ運が良かっただけだと思っていた。しかし覚えているくらいなのでよほど褒められたに違いない。

 小児科医になって、千葉に来て、やたらと治癒証明書を書いてくれと言われるようになった。あまりの多さに管理社会の学校ってどうよと思いながら書いていたが、その中に一定数皆勤賞をもらいたいがために無理矢理にでも学校で移された感染症ないしは学校の友人達に移す可能性が少しでもある感染症と診断して欲しいと願う人が紛れていることが判明した。理由はそういった感染症に罹患したのならば欠席にはならないからということらしい。ん?それっておかしくないかい?感染症はすべからく学校で移されたものなのかい?絶対にクラスにまき散らすものなのかい?感染症でない病気は本人のせいで、感染症は本人のせいではないってことかい?診断が定かでない場合は無理してでも学校へ行くってことかい?そもそも病気は基本的に誰のせいでもなく誰にでも降りかかってくることと思うが・・・
 高校入試などは中学での欠席日数が内申点として重要視される。なんだそれ?と思うが、これが原因なのかもしれない。皆勤賞は偉い?そんなことはないだろうと思っていたら、やはり同じ事を考えている人はいるものだ。
 
 学校は学問を学ぶためだけの所ではない。人との接しかたや、病気になった時の対処の仕方など様々なことを学ぶところだ。無理を押してでも行くところではない。休んででも体調を整えて勉学に励むところだ。
 ということで学校の関係者の方々にお願いしたい。皆勤賞表彰はやめましょうよ。通知表に1日も休まず勉学に励んで素晴らしい!と一言書いてあげて下さい。それだけで十分でしょう。

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