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2014年11月12日 (水)

コードブルー

 昨日食堂で定食を頼み、さあ食べようというところで全館放送が鳴った。

「コードブルー、コードブルー、○△室」
 お茶だけ流し込み現場へ走る。既に人だかりが出来ていたが、某科の医者が男性患者さんに挿管している最中だった。一応心電図のモニターは心拍アリと表示していた。しかし顔には血の気はなく、口から流れ出る血液で四苦八苦しながら挿管。脈拍はと鼠径部を触れてみたが何も触知できない。胸のあたりに居た他科の医者も心音が聞こえないと叫ぶ。直後に心電図はフラットを示し始めた。胸のあたりに居た医者は背の少し低い女医さん、その高さじゃ心マッサージはできないよと、進み出た。かなり久しぶりの心マ。子供と違って圧迫にかなりの力が要る。
 数分経ったが心拍は戻らない。そのあたりでようやく患者さんの情報が少しずつ耳に入ってきた。心原性ではなさそう。呼吸原性なら戻るはずと続けた。うおっ腰が・・・と思い始めたところで自分より大きな他科の医者が替わりましょうと申し出てくれた。それから交互に心マしているとようやく心拍が再開。じわじわと赤みも戻りはじめ、わずかに咳き込みも認めた。
ふう~
 なんとか最悪の状況は脱したが・・・ここから先は小児科医の出る幕はない。ゆっくり部屋を出て、食堂に戻ると、定食にはラップが掛けられていた。「お味噌汁、温かいのに交換しますね。」とおばちゃんの優しい声。有り難く頂戴した。
 お産もなく、三次救急もしていない小児科では滅多に遭遇することのない蘇生処置。ちゃんと身体が動いたのにホッとしたが、これが日常の内科・外科の先生たちには頭が下がる。身の引き締まる思いをした霜降り月の1日だった。
 

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