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2014年6月12日 (木)

やっと

 秋田で飲み過ぎたのか、帰ってきてからずっと調子を崩していた。ようやくこうしてブログを書く気持ちになったので、良くなってきたのだろう。

 秋田へ何しに行ったのかと言われそうだが、とてもよい学会だった。何より腎移植の未来にまばゆい光が差し込んだことを書かなくてはならない。末期腎不全に至った場合、腎臓の代替を考えなくては生きてゆけず、透析か移植を選択するしか道はない。透析は制限がとても多く、コントロールをうまくしても長い年月の内に血管など無理が利かなくなってくる。腎移植は自由度が大きくなるが、他者からもらう腎臓はどうしても拒絶反応との戦いとなり、免疫抑制剤でコントロールしなくてはならない。しかしこの免疫抑制剤の副反応などに苦しみ、やがてこれもうまくいかなくなることが多いのだ。
 拒絶反応は簡単に言うと、異物を異物と認識して攻撃し、排除するというものである。人間だけでなく生物たちに自然と備わった力であり、これがないと生きてゆけない。免疫機能を司るのは白血球が主体だ。これは骨髄で作られる血球だが、こいつが異物を異物と認識していろんな指令を出すのだ。とすると骨髄を移植された腎臓の元の持ち主と同じ骨髄にしてしまったらどうだろうというのがミソだ。つまり腎移植と骨髄移植を同時に行ってしまえば移植された腎臓は異物と認識されないだろうという考えだ。
 そうは言っても、時間が経過すれば骨髄は再生し、自前の骨髄に戻ってゆく。そうなれば異物と認識されるだろうと思いきや、それが全く起こらないというのだ。マサチューセッツからのこの報告は果たして本物だろうか。これからの移植医療が変わる、そんな強烈な突風を感じた学会だった。

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