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2013年12月17日 (火)

心にひっかかること

 ここに来てから始めたブログも9年になる。最初はMSNで書いていたのだが、使い勝手が悪くココログへ移ってきたのが2006年8月。それから細々と記事を書いているが、おそらく読んでいる人はごくわずかだろう。

 しかし医師のブログということでコメントをくださる人もこれまで何人かいらっしゃった。中でも心に残っている、いや今申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう人がいる。

 彼女は先天性風疹症候群に罹患したお子さんのお母さんだった。お子さんとの出会いとそれに続く生活を授かったものとして大切に愛おしみながら生きてこられたのだが、防ぐことが出来たはずの疾患を他の人にも罹って欲しくないと活動なさっていた。ワクチン接種の啓蒙、ただそれだけで良いはずなのだが・・・

 子供達に対する麻疹・風疹の予防接種施行率はこの5年で劇的に向上した。しかし子どもを産み育てる世代の防御が行き届かないままだったことで、昨年から今年にかけて風疹が大流行してしまった。当院は産科がないため、先天性風疹症候群の児を見掛けることはないが、全国で報告が相次いでいる。

 もっと積極的に行政へ訴えていたらどうだっただろうと悔やまれる。防ぐことの出来る病気がここにあることをもっと知って欲しい、その訴えを是非感じて欲しい。彼女の思いを読んでみて欲しい。

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