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2013年2月19日 (火)

東葛腎カンファ

 2/12に柏でカンファレンスがあった。いつも通り数人で出掛けてきたので感想を。

 

1.糖尿病性腎症に合併したループス腎炎の一例

 この人の症状からLupusを疑うのは厳しい。円板状紅斑があったとのことだが写真もないし・・・説明の感じからあんまりそれっぽくなかった。データは確かにLupusっぽいけどと思いながら、腎組織を見せてもらった。糖尿病性変化ばかりじゃないかな?蛍光抗体もC1qとC3がちょろっとだけだし、病理の先生のコメントも同じ。それより糖尿病の管理も、合併していた関節リウマチの治療もおかしいと隣の先生からの指摘あり。なによりクレアチニンが悪化している状況で普通にMTX使って血小板減少など起こしているし・・・ってクレームついてました。

2.C3糸球体腎炎が疑われたANCA陰性、抗GBM抗体陰性のびまん性半月体形成性腎炎の一例

 難しい症例。経過はHSPNかなって思った34才女性。おそよ半年の経過でU-P(+) から高度蛋白尿になっただけでなく、高血圧(173/93)、s-Cr 4.4, Alb 2.8, C3 128でANCA陰性、抗GBM抗体陰性の半月体形成性腎炎。IFはC3メサンギウム2+ってところ。これをC3 glomerulonephritisと言うのか・・・

3.著明な管内増殖とメサンギウム増殖を認めたネフローゼの一例

 これも考えさせられる症例。ネフローゼ発症の64才女性。血圧144/85、s-Cr 0.69, Alb 1.8, TC 293, CRP 0.3, WBC 7930, Hb 13.2, Plt 34.8, IgG 1072, C3 118・・・うん?IgG 1072?と自分はここでひっかかった。何か感染とか自己免疫が絡んでいそうな・・・しかし自己抗体は何も検出されていない。はて?となったところで肺のレントゲンで中葉に陰あり、CTで悪性ではなく中葉症候群とのこと。Tb否定され、気管支洗浄液からH.Influenzae検出。これによる感染性腎炎パターンもアリかなと思って見ていたら、IgAが付いていてIgA腎症としてパルスしてどうのって・・・フロアからIgAの付き方がmesangialではないとの指摘。座長も感染性の腎炎パターンをやんわりと解説していた。

 それにしても随分参加者が多かった。弁当も旨いし、金払っても行く価値あるカンファレンスだからね。

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