« くわっ | トップページ | 何奴 その2 »

2013年2月22日 (金)

何奴 その1

 学生時代はクラブ活動に明け暮れた。働いている今でもそれが役に立っているので良かったと思っているが、成績は恩師曰く超低空飛行だった。周りは、割と器用な上、無理が利く方なので外科向きと思っていたようだ。しかし年寄りに無理強いして手術するような雰囲気が嫌で小児科を選んだ。小児科は夢に溢れていて、毎日が楽しかった。もちろん亡くなる子供達を診ては泣いてきたが。

 子供の疾患のほとんどは小児科を経由する。大人のように最初から何科へ行くべきと選別されることは少ない。だからやたらいろいろと広く知っていなくてはならない。そのため医者になってやっと本気で勉強した。超低空飛行だった自分を替えるためにも、そしてすべてを知らなくてはちゃんと診られるはずなどないし。。。勉強すれば断片的な知識が有機的に繋がってゆく。勉強したことが骨格をなし、血となり肉となってゆくことに快感を覚えながら勉強に励んだ。といってもすべてを知ることなど出来るはずなどなく、結局サブスペシャリティーというものを持つことになる。たまたま自分が出会ってきた患者さんや指導をしてくれた先生たちが腎臓関連だったことで、自分の専門を腎疾患に決めた。

 どうせやるならきっちり学びたいと思って、とある病院で数年研修した。そこは経験値が通常の10倍とも20倍ともなるほどの症例数と神のごとき指導者のいる病院だった。今でも自分のボスはその先生と思っている。今の病院に勤務するようになったのも、千葉に拠点を作る手助けをして欲しいとボスに言われてのことだった。

|

« くわっ | トップページ | 何奴 その2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« くわっ | トップページ | 何奴 その2 »