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2011年10月21日 (金)

失敗の積み重ね

 患者さんを目の前にして、全く鑑別疾患に掲げることの出来なかった疾患がある。幸い他院へ搬送し、診断を得て、さらに外科的処置の出来る病院で完治となったと聞きホッとした。その症例につき八千代カンファレンスで発表した。失敗を繰り返さないためにも、これをまとめて自分の胸に刻みたい、そして出会ったことのない方々にも知っておいてもらいたい。恥ずかしいけれど、必要なことだろうと思いながら出掛けた。

 疾患の名は、『特発性僧帽弁腱索断裂による僧帽弁逸脱症』。循環器の専門家が集まる八千代でどれだけ非難を受けるかと思いきや、数人を除いてそんな疾患があるのかという声が多数を占めており、おまけに搬送先の先生もいらっしゃってフォローをしていただけたのはうれしい誤算だった。

 ただやはりどの場面でそれと判らねばならなかったのか、循環器の専門の先生の意見を聞けたのは良かった。提示して良かった、これで見逃さない下地を作ることが出来たのだから。

 実は北海道にいる仲間はこれをたくさん見つけてちゃんと治療を行っていたことを後になって知った。くそ~~負けられん。

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コメント

ウチの施設での経験は4例だそうです.その内,2例は自分も担当しましたが,2例目の時も診断が難しいのは変わりなかったです.
既往のない4〜6ヶ月の乳児が突然呼吸困難を来して,汎収縮期雑音が聞こえればBingo!そういう病気と捉えています.2例目は呼吸状態が悪すぎて心雑音も聞こえませんでしたが…

投稿: Diabo com Fome | 2011年10月23日 (日) 16時14分

Diabo com Fomeさん

心雑音が聞こえない症例も結構あるようですよ。心エコーのレベルを上げること、僧帽弁の後尖を必ず捉える事、それよりまずは疑うことですね。勉強になりました。

投稿: クーデルムーデル | 2011年10月23日 (日) 20時25分

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