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2011年2月 3日 (木)

教授の講演

 千葉小児科医会に母校の教授がやってきた。免疫学の専門家として小児科の予防接種事業に携わっている教授だ、講演もさることながら討論が面白くなるだろうと考え、手ぐすね引いて待ち構えた。

 生体の免疫反応の基礎的知識を盛り込みながら予防接種の話を聞くのはとても面白かった。なにより解りやすい説明に、こりゃ学生達が小児科を希望するのも無理はないと思った。というのは60数名しかいない毎年の卒業生のうち5名前後が小児科を希望する大学など他にないだろう。教授を含め、医局の人気が高いことを示していた。もっとも私が小児科医になったころは先々代の教授のころだったので、全く繋がりのない教授ではあるのだが。

 日頃からワクチンについて思っていることと現行のワクチン行政のギャップに辟易していたのだが、教授は私の考えているような発想で厚労省に働きかけをしているとのことだった。私のような一勤務医では出来ないことも大学教授ならすぐに話が通るのだ、と思っていたら、関係部署が多岐に亘り、そして現行の法律に絡め取られ、二進も三進も出来ないのだという。それらの法律に縛られているが故に、厚労省の役人さんたちは朝早くから夜中まで実に懸命に働いているとのこと。法律を変えなくては全くなにも変えられないと、最後は政治の重要性を話す講演会になってしまった。

 会の後のレセプションに参加し、教授への挨拶と同時に自分のワクチンに対する考えをぶつけてみた。少し違ったアプローチだが、到達する目標は同じということが判った。それはワクチンはすべての人が受けてなんぼの世界であり、任意接種を定期接種にという次元の話では本当の意味での疾患根絶にはならないという話だ。教授はそれを、学校入学の時の関門として設ける構想を既に発信しているとのこと。入学させないというペナルティーではなく、この時の注意喚起のみで日本人ならば接種率は飛躍的に向上するとの見解であったのだ。

 いや面白い。

 学生時代もしくは研修医時代にでも教えを受けていたら、とても充実したものだったろうにと思いながら研究会場を後にした。一緒に飲む機会があると、もっと面白いかも。。。

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コメント

先生 寒中お見舞い申し上げます!
お久しぶりです!
今年の冬は暖かく コーヒーが売れず商売あがったりですが 日本は寒そうですね。。。
先週は寒く 氷点下行きましたが また昨日は20度でした。何とも。。。
この先どうなるんでしょうか。。。
地球は未来のために 回って欲しいと願いつつ。。。

あ 休憩が終わりになりました。
では また(o^-^o)

投稿: バリスタUSA | 2011年2月 7日 (月) 06時55分

バリスタUSAさん

 地球は人間がいなくとも廻っていますよ、きっと。

 時々ブログはチェックさせて頂いています。コメントはしてませんが。

 姫が元気そうで何よりです。では。

投稿: クーデルムーデル | 2011年2月 7日 (月) 13時14分

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