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2011年2月20日 (日)

地方会

 小児科学会千葉地方会が行われた。発表を終えて帰宅したが、なかなか面白い学会となった。何がって、懇意にしている松戸の先生方と昼食を共にし、馬鹿話だけでなく小児科の研修方法についていろいろと語り合えたのがよかった。もちろん自分の発表もあったので、それも有意義であったのではあるが。

 松戸市立病院小児科は研修したい病院として全国にその名を轟かせている。症例数に事欠かないだけでなく、指導陣の指導法が極めて良質であることが研修医の人気を集めている理由であろう。そりゃそうだ、指導医の一人である○本先生など、博学で頭が切れてユーモアにあふれていて、そして情熱をもって誰にでも接するいわゆるスーパードクターなのだ。研修医をたくさん引き連れて本会場に来ていたが、皆とても楽しそうだった。よほど良い研修を積んでいるのだろう。

 自分の発表では線維筋痛症の症例を呈示した。現在の医療体制の問題に言及し、小児科医皆が知っておくべき疾患であることを叫んできた。質問をいろいろと受けたが、その疾患は米のアレルギーだと言ってはばからない年配の先生がいた。千葉では有名な、どんな疾患でも食物アレルギーが原因であると言ってしまう先生らしい。小生この疾患の論文を多数読んでいるが、食物アレルギーであるとする根拠は全く探せないし、米の除去食が治療のエビデンスを持つなどどこにも報告などない。残念ながらエビデンスのある治療と認められていないことをお伝えした。

 相変わらず千葉大の同門会という印象は捨てきれない学会ではあるが、我々のような異なる考えの医師の発言が増えることで千葉の医療が発展を遂げると思いたい。ドンキホーテかも知れないが松戸の先生達の熱い議論を聞くと、自分も頑張ろうと思えるのだ。

 

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コメント

しかし,先生は偉い.ちゃんと演題出してるもんなぁ.見習わなきゃ.

投稿: Diabo com Fome | 2011年2月21日 (月) 17時03分

Diabo com Fomeさん

 これだけは続けなきゃ仕事したことにならないと・・・

 自己満足みたいなものですけどね。でもきっと誰かの役に立つとも、もちろん考えてます。

投稿: クーデルムーデル | 2011年2月21日 (月) 23時48分

 発表は重要だと思います。僕の上司も「日本のどこかでお前と同じことで悩んでいる同志がいる。そいつのために失敗談でもいいから、商業雑誌でもいいから論文にしておけ。」と言われました。
 お互い頑張りましょう!

投稿: hidero51 | 2011年2月28日 (月) 13時19分

hidero51さん

 その通りだと思います。私自身が書いてもよいのですが、若い先生に書くよう指導していくことが必要だと思うこの頃です。

投稿: クーデルムーデル | 2011年2月28日 (月) 15時57分

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