« 雪の日 | トップページ | 働き手 »

2011年1月18日 (火)

突然の政変

 日本では悲しくなるほど幼稚な席取りゲームしか見られず、政治を志すことなどあほくさいと思っている若者が大多数だろうと思う。しかし国を動かすというのは、治世を行うというのは、これほどダイナミックな仕事などないと断言できる。龍馬伝を見てあの時代ならと思う人達はおそらくとても多いはずだ。しかし今の時代はもしかしたらあの時代よりもむしろ急激な政変を起こさなくてはならない時代なのかもしれない。

 チュニジアで突然政変が起こった。見かけ上の自由貿易、安定した国家と思われていたチュニジアだが、実は一族による独裁国家であり、それを暴力で民衆が奪い取ったようだ。きっかけは様々な要因があったらしいが、民衆を動かした最大のツールはネットだったようだ。龍馬が日本国中駆け回って交渉を成立させた時代と違って、ツイッターやフェイスブックで繋がった民衆の気持ちが革命をおこしたのだ。

 考えようによってはとても恐ろしい時代だ。ただの個人のつぶやきが、大きな波になって国を変えてしまう。時には暴力にも姿を変えてしまうのだ。この政変を目撃して、おそらく独裁国家の為政者達は震え上がっていることだろう。民主主義国家とて安泰ではない。嫉妬や偏見がネットを介して偏狭なナショナリズムをくすぐり、無謀な国家意志を持つようにならないとも限らない。

 この時代をどうするべきなのか。自分の中にまだ答えは見出せていない。不安を自ら煽るつもりは毛頭無い。しかし確実に変わらなければならない日が近づいていると思うのだ。そのためには日々考えることだろう。考えて考え抜く先に何かあるに違いない。

|

« 雪の日 | トップページ | 働き手 »

コメント

 こんにちは。

 つぶやきは怖い部分もあるのですが、結局はつぶやきでしかないように思います。自分の意見を言うときは自分の名前と顔を出して発言するという当たり前のことができない人が増えてきました。身分の明かさない意見には耳を傾けないようにしています。「投書」なんかいい例です。

 本当に嫌な世の中になってきました。でも意外とみんな危機感がないんですよね。不思議です。

投稿: hidero51 | 2011年1月20日 (木) 12時51分

hidero51さん

 危機感がないのか無関心なのか。それとも心にたまったものを外に出す術があることに喜びを感じているからなのか。

 とにかく民主主義がとんでもない方向へ行ってしまわぬよう願うばかりです。

投稿: クーデルムーデル | 2011年1月21日 (金) 08時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 雪の日 | トップページ | 働き手 »