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2010年12月 8日 (水)

ノイロトロピン注

 部活に悩み、その後起こった酷い頭痛発作で来院の女子中学生。これまでいろいろと薬を処方されたが何も効かなかったとのこと。試しに胸骨辺縁を押してみると猛烈に痛がった。おや???

 線維筋痛症の圧痛ポイントを探ると8/18。11/18以上でそれと診断に至るが、慢性疼痛症候群の範疇とだけは言えそう。学校も行けず、数日嘔吐を繰り返しているとのことで、補液ついでにノイロトロピンを試してみた。

「あれ~~~~~痛くない。痛くなくなったよ。でもなんだろう、とても眠い・・・眠いぃぃ、ぃぃ・・・」と眠ってしまった。

 線維筋痛症で効く方はいるとの話は聞いていたが、これまで診てきた子供達は全く効果がなかった。これほどの人がいるならやはり試す価値のある治療であると感じた。

 その後ノイロトロピン内服を続けているが痛みがなくなり快調とのこと。良いことは続くようで学校の問題も解決の兆しがみえてきたとのこと。ここが重要で、線維筋痛症を筆頭とする慢性疼痛症候群は負の連鎖から逃れられない泥沼にいるのが一番の問題だと理解している。どこかに解決の糸口があれば這い上がることができるのではないだろうか。大人達のように様々なしがらみのない子供だからこそ、小児期の線維筋痛症は治る人が多いのだろう。

 一方で成人発症の線維筋痛症もよくよく話を聞くと、小児期にその前兆があった人が多いらしい。這い上がるきっかけを失うと辛いものだ。少しでも痛みが消えればそれがきっかけになるかもしれない。それでもその人に合った治療を見つけるのは難しい。。。

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