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2010年11月 7日 (日)

薄曇り

 土曜の外来は腹立たしいまま終わった。最後から2番目に拝見した児の母親の態度は、少なくとも人にものを尋ねる態度ではなかった。タメグチで馴れ馴れしいのは頓着しないが、上から目線で恫喝されるいわれはない。子供たちがちゃんとしていたので、もちろん怒り心頭ながらもきちんと対応はしたのだが。。。

 そうかと思えば、急病診療所ではとても礼儀正しいご両親にお会いできた。子供は7ヶ月の女の子で、下痢が2週間続いていたところにcroupという喉頭の炎症を併発していた。1歳未満のcroupならばそれだけで入院にて経過観察とすることが多い。幸いcroupは重篤な状況ではなく、けなげにも笑顔も見せており、大丈夫だよと言いたげなまなざしをしていたため、とりあえず帰宅させようかと考えた。よくよくお話ししたところ、お母さん曰く、いつもの元気がなく身体の力の入り具合が違うので、出来れば私のところで入院させてくれないかとのこと。輪番制であるため私のということはできないが、2次救急の病院が控えていることをお話しし、そちらへ行っていただくことにした。体重の変化ははっきりせず、大泉門の陥凹もなかったが、2次の病院では点滴と同時に行った採血で中等度以上の脱水があり、入院となりましたとの返答があった。

 子供第一に考えれば、別に治療が変わる訳などない。しかしより親身になれるのは、やはり人間関係あればこそだ。医療を提供する側はもちろんだが、受ける側にも常識的な対応を求めたい。

 夜明け直後の空は、薄曇りの中から光が漏れ出ていた。

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