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2010年9月14日 (火)

清廉潔白

 政治家に清廉潔白を求めない。それはこれまでも主張してきたことだ。大義のために尽くす大人物ならば妬むような粗探しはそれこそみっともないと思っている。少なくとも小金に執着する輩に大仕事が出来るとは思わないし・・・

 政権担当能力のない政党はやたらと清廉潔白を主張する。しかし、よくよく見れば彼らには金を出す団体が後ろに控えている。そして棚ぼたで政権担当となれば、泥にまみれ、やるべきことすら出来ない。

 私は自民党員ではないが、これまで自民党を応援してきた。もちろん彼らの政策すべてに賛成したわけではない。憤りをもって反対した政策も多々ある。しかしこれまで日本の舵取りをしっかり行ってきたことは評価されるべきだと思っている。なかなかそういった意見に出会えなかったが(特定の新聞や評論家によるものはあったが)ニューズウィーク日本版記者横田氏が判りやすく書いてくれている

 医療関係者の中には医療行政を破壊したのは自民党だと言う人達がいる。確かに財政逼迫を理由に医療費削減という名の下とんでもない政策が実行されてきた。医療崩壊を導いた原因の一つは政策によるものもあった。それは自民党が官僚という専門集団の意見を尊重していたため、見るべき事が見えなくなってしまったという理由もあったのではないか。またアメリカからの要請、特に保険団体の圧力も否定できないだろう。

 実際のところ厚労省の内部実態を知れば知るほど、誰が大臣となろうがまっとうな医療行政を行うことなど絵空事に過ぎなく思える。医系技官を替えない限り医療行政がよくなることは無さそうなのだ。つまり我々と一時は同じ釜の飯を食ったであろう仲間が問題なのだ。彼等には臨床経験が圧倒的に足らない。彼らが少なくとも10年程度医療の現場でしっかり働いていれば、こんな政策は行われなかったに違いない。つまり医系技官の採用基準を変更するだけで随分と変われるはずなのだ。

 さて、政治家に清廉潔白を求めないからと言って、間違ってもらいたくないのは小沢氏を擁護しているのではないことだ。彼は元自民党の政治家だが、彼の掲げる政治は全く間違っていると思う。それを抑えられない民主党のような子供政治はいいかげんうんざりだ。彼は自民党のような自由に議論できる党内にいて、議論を戦わせるうちによりよき政策が練られるという場で力を発揮する人物だろう。彼は大将の器ではない。

 日本の行く末を考えると、この空白の数年間はとても看過できないものとなりそうだ。民主党代表選で小沢が大敗し、分裂を果たしてくれればそれが日本のために一番良い状況となりそうだが・・・

 

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コメント

医系技官の問題は、大いにありますよね。先日、医系技官(卒後13年目)と食事する機会がありましたが、せいぜい研修医に毛が生えた程度の臨床経験しかないにも関わらず、今厚労省辞めても臨床医として現場に戻れると思っていることに驚きました。
医系技官の問題の本質を垣間見た気がします。

投稿: おじゃ | 2010年9月15日 (水) 10時43分

おじゃさん

 やっぱり仕組みを変えなきゃですね。

 でも臨床の面白さや醍醐味を知ると、行政なんてつまらなく思うだろうし・・・結局行政に行く人は限られてくるのかもしれないですね。

 本当は国を動かす仕事なので、最上級の魅力を感じられるべきなんですけどね。

投稿: クーデルムーデル | 2010年9月16日 (木) 01時12分

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