« 宿題 | トップページ | 鰯の頭も・・・ »

2010年9月 2日 (木)

麻疹の診断

 先行する風邪様症状があって、色素沈着した全身の発疹および口腔内にkoplik斑があれば、誰でも迷うことなく麻疹と診断するだろう。そうではない非典型例はとても難しい。特に麻疹の予防接種を既に受けている方に起こる修飾麻疹は難しい。よりどころにするなら血液検査で麻疹IgMまたは麻疹の遺伝子か・・・

 昨日国立感染症研究所から、この麻疹IgMが役に立たないこともあるよと発表があった。リンゴ病(伝染性紅斑)に罹患中はこの麻疹IgMが偽陽性となるようだ。

 リンゴ病は子供に発症した場合、特徴的なほっぺの発赤と四肢の発赤でそれと判ることが多い病気だ。発赤が出てきた頃には既にウイルスは伝播しないと言われている。これに対し、大人では症状はまちまちだ。原因不明の発熱が続く例もあれば、わずかな発疹だけの方もいる。ひどい関節痛を来す方もいれば、腎炎を来たし蛋白尿&血尿を認める方もいる。汎血球減少というひどい状況に陥る方もいる。実は麻疹でもこういったことが起こりうる。。。

 ならば大人で麻疹を疑うなら、一緒にリンゴ病の検査も同時におこなうべきということか・・・

 リンゴ病はパルボB19というウイルスによる感染症だ。このウイルスのIgM抗体価は数日で検査可能だが。う~ん。。。更に悩ましい感染症となってしまった。やっぱりちゃんとワクチンを接種して、麻疹を見ない社会にすべきだろう。

 中高生の諸君、2回目の麻疹のワクチンは接種し終わったかい?

|

« 宿題 | トップページ | 鰯の頭も・・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 宿題 | トップページ | 鰯の頭も・・・ »