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2010年9月16日 (木)

病理カンファレンス

 都立小児総合医療センターへ出向いて腎病理カンファレンスに参加してきた。清瀬が統廃合でそこへ移転してから初めての参加だが、とても美しく良くできた病院で感心してしまった。

 これ程までに子供の目線に合った箱作りが出来るものなのか、それがすべて。まぁ全国各地に子供病院が存在し、そのノウハウはもちろん蓄積されていて、新しければそれだけ洗練されて当然ではあるのだが。それにしても壁という壁におもちゃが組み込まれていて、廊下には動物や大きなドングリが転がっているし、天井は高く明るいなんて、夢の国みたいじゃない?

 中で行われている仕事はもちろん一流で、さぞかし看護師さんたちも働きやすいのだろうと思っていたら、内情はそれほど甘くはないとのこと。私は常々思っているのだが、看護師さんたちの専門性をもう少ししっかり考えてあげないと、やる気を削いでしまうことになりかねない。どこの病院でも看護部というのはどうも、係長以上になる人達にはいろんな経験をということで、専門的な訓練を受けた人でもその道ではない部署へ配属になることがありすぎるのだ。そうする間に折角の専門的技量が失われてしまう。それでは看護師さんはいつまでたっても医者のお手伝いさんのままなのに。

 さて本題の腎病理カンファレンスだが、非常に活発な討論が出来て有意義この上ないものだった。自らの病院での症例を検討してもらうべくプレゼンもしてきた。最新のデータを基に討論でき、患者さんへ還元できる情報を得ることが出来た。2時間掛けて出向いた甲斐があった。特にネフローゼを呈さないFSGS症例への対処は、どこでも治療方針が立たないのではあるが、アグレッシブな治療の是非について討論できたのは本当に有意義であった。

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コメント

 こども病院もさまざまな問題を抱えています。大切なのは「こども病院はこどもにとって理想的な病院」という迷信を捨てることだと僕は感じます。地方大学でもいい医療をしているところは沢山あります。お互いに頑張りましょう♪

投稿: hidero51 | 2010年9月16日 (木) 08時18分

hidero51さん

 「子供病院はこどもにとって理想的な病院」となろうとすることは良いことだと思います。キャリーオーバー症例についても、この都立病院はドア一枚だけ隔てた敷地内に多摩総合医療センターがありますので。

 おっしゃるとおり、中の人がどれだけ頑張るか、頑張れる環境なのかがより重要だと思います。

投稿: クーデルムーデル | 2010年9月16日 (木) 13時51分

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