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2010年9月29日 (水)

日本小児腎不全学会

 明日から北海道定山渓で上記学会あり。偉い先生たちと語らってきます。

 では。

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2010年9月28日 (火)

勉強しましょう

 最近入院してくる子供達はゲームばっかりでちっとも勉強しない。昨年までは特に女の子は毎日課題を出すとちゃんと返してくれたが、今年は課題を出すところまで行かない。

 家に帰れば受験生が雁首そろえていて、そっちの面倒を見るので退屈はしない。高校受験や中学受験くらいなら特に数学や理科は得意なので、まだまだ難問と言われるものでもひらめくものだ。さすがに大学受験の問題は無理だろうが・・・

 一緒に問題をにらめっこしていると、自分が学生だった頃、なにより恩師の顔を思い出す。しょっちゅうなぐられていたが最後には認めてくれたT先生、自分を安売りするのだけはダメだと諭してくれたK先生、お前が何故委員長に選ばれるのかわからんとなじったI先生、海軍兵学校の思い出を語りながら物理の問題を解いていたH先生、問題の解答を答えさせる時に伸ばした指先の奥半袖の中身にドキドキさせられたO先生、ちっとも色あせずに思い出すことができることに驚く。

 昨日はふと、大学のある恩師の顔と言葉を思い出していた。耳鼻科の助教授だったK先生は、「10年だ、10年がむしゃらに走ってみなさい。その後の10年は面白い人生になるに違いない。惰性でも行けるけれど、きっと面白くなる。20年後からはもう一度気持ちを入れないと難しい。」と飲みながら語ってくれた。

 今年で医者になって18年。でも先生、今勉強するのが面白いのだけれど、あと2年で気合いを入れ直さないといけなくなるのでしょうか?医学も人生も勉強すればするほど面白いです。まだまだ先は見えません・・・

 

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2010年9月24日 (金)

愚かな決断

 これで尖閣諸島は中国の領土だと認めたことになった。

 最低だ。

 どこかの企業の社員が百叩きに合うのを助けるという名目かもしれないが、これで竹島も対馬も北方領土も無くなったと思って間違いない。その次は沖縄、北海道か・・・

 領土を守れないというのは、国を守れないのと同義だ。

 国を守れないとなると国民の命も財産も守れるはずが無かろう。

 沈没も相当近い。

 これからの身の振り方を近しい人達で考えるべき時がいよいよ来たようだ。

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2010年9月21日 (火)

筋肉痛

 土曜日に小学校の運動会があり、子供そっちのけで走り、棒を引っ張った。

 日曜は千葉県病院対抗テニス大会で、早朝からラケットを振り、前後左右に走り回った。

 天候は最高! 雲一つ無い空から容赦なく紫外線が降り注いでいた。

 気がつけば動けないほどの筋肉痛と激しいばかりのドカタ焼け。。。

 どっからみても医者には見えんな。

 でも、夕方からは千葉膠原病研究会に出席して線維筋痛症の専門家とディスカッションしてきたし、もちろん毎日病棟には顔を出していたので、気持ちだけは医者ではあるが。

 それにしても動けん。

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争議なら

 争議なら自分の非を認めたら負けだ。それは常套手段だろう。相手が対等かそれ以下と判れば、よほど品のある紳士・淑女以外この手法で勝利を勝ち取るに違いない。

 自分が悪さをしていることは棚に上げて、困らせている相手へ逆にいちゃもんをつけて、要求をエスカレートさせる輩もいる。モンスター某とかヤクザなどのやり口だ。こうなったら一般市民にはお手上げで、警察の出番となる。

 中国の国家体制はヤクザ国家だ。自分のシマを広げることに血道を挙げ、日本でも台湾でもフィリピンでもベトナムでもシンガポールでもチベットでもウイグルでも問題を起こし、後者2国は武力で抑えつけている。世界中の資源を札束で相手の顔を叩いて買い占め、自国の企業を売りつけるのも企業ヤクザのやり方と寸分の違いもない。

 尖閣諸島で違法操業していた漁師たちを返せとヒステリックな声を上げている映像をみるにつけ、地上げ屋の恫喝か、食い散らかしたラーメンにテメーの用意した蠅をぶち込んで店主に落とし前を要求しているチンピラの姿がダブる。大人の対応などと言っている場合ではない、警察の出番だ。つまり尖閣の周囲に粛々と護衛艦隊を配置すべき時なのだ。

 ここで引いたら尖閣諸島は中国のものと認めたと同等なのだ。それは竹島にも北方領土にも関係してくる。更に対馬も沖縄も、いや北海道も九州も・・・・

 国際法に照らしてみればよい。問題があるのは彼らの方だ。毅然とした態度を世界に示すことが何より重要だ。そして中国を包囲するよう国家間の連携を強化することが求められる。412人内閣だなどとバカなことを言っている暇があったら、自らインド・シンガポール・ベトナムへ足を運び、ホットラインを繋ぐ位の関係強化を図るべきだ。そして閣僚をタイ・マレーシア・フィリピン・カザフ・モンゴルなどへ飛ばし、日本の立場を説明させるべき時だろう。出来れば台湾やチベットの旧指導者にも協力を頼む方がよい。

 とここまで書いてみて、民主党にそんなこと絶対出来ないと暗くなってしまった。

 あっと、もう一つ。中国は核ミサイルの発射準備をしており、日本はもちろん、米国にも照準を合わせていることをアメリカ人に知らせるのも重要な外交措置だ。

 それでも日本は黙っているのだろうか。そして米国は親中を貫いていけるのだろうか。

 

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2010年9月16日 (木)

病理カンファレンス

 都立小児総合医療センターへ出向いて腎病理カンファレンスに参加してきた。清瀬が統廃合でそこへ移転してから初めての参加だが、とても美しく良くできた病院で感心してしまった。

 これ程までに子供の目線に合った箱作りが出来るものなのか、それがすべて。まぁ全国各地に子供病院が存在し、そのノウハウはもちろん蓄積されていて、新しければそれだけ洗練されて当然ではあるのだが。それにしても壁という壁におもちゃが組み込まれていて、廊下には動物や大きなドングリが転がっているし、天井は高く明るいなんて、夢の国みたいじゃない?

 中で行われている仕事はもちろん一流で、さぞかし看護師さんたちも働きやすいのだろうと思っていたら、内情はそれほど甘くはないとのこと。私は常々思っているのだが、看護師さんたちの専門性をもう少ししっかり考えてあげないと、やる気を削いでしまうことになりかねない。どこの病院でも看護部というのはどうも、係長以上になる人達にはいろんな経験をということで、専門的な訓練を受けた人でもその道ではない部署へ配属になることがありすぎるのだ。そうする間に折角の専門的技量が失われてしまう。それでは看護師さんはいつまでたっても医者のお手伝いさんのままなのに。

 さて本題の腎病理カンファレンスだが、非常に活発な討論が出来て有意義この上ないものだった。自らの病院での症例を検討してもらうべくプレゼンもしてきた。最新のデータを基に討論でき、患者さんへ還元できる情報を得ることが出来た。2時間掛けて出向いた甲斐があった。特にネフローゼを呈さないFSGS症例への対処は、どこでも治療方針が立たないのではあるが、アグレッシブな治療の是非について討論できたのは本当に有意義であった。

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2010年9月14日 (火)

清廉潔白

 政治家に清廉潔白を求めない。それはこれまでも主張してきたことだ。大義のために尽くす大人物ならば妬むような粗探しはそれこそみっともないと思っている。少なくとも小金に執着する輩に大仕事が出来るとは思わないし・・・

 政権担当能力のない政党はやたらと清廉潔白を主張する。しかし、よくよく見れば彼らには金を出す団体が後ろに控えている。そして棚ぼたで政権担当となれば、泥にまみれ、やるべきことすら出来ない。

 私は自民党員ではないが、これまで自民党を応援してきた。もちろん彼らの政策すべてに賛成したわけではない。憤りをもって反対した政策も多々ある。しかしこれまで日本の舵取りをしっかり行ってきたことは評価されるべきだと思っている。なかなかそういった意見に出会えなかったが(特定の新聞や評論家によるものはあったが)ニューズウィーク日本版記者横田氏が判りやすく書いてくれている

 医療関係者の中には医療行政を破壊したのは自民党だと言う人達がいる。確かに財政逼迫を理由に医療費削減という名の下とんでもない政策が実行されてきた。医療崩壊を導いた原因の一つは政策によるものもあった。それは自民党が官僚という専門集団の意見を尊重していたため、見るべき事が見えなくなってしまったという理由もあったのではないか。またアメリカからの要請、特に保険団体の圧力も否定できないだろう。

 実際のところ厚労省の内部実態を知れば知るほど、誰が大臣となろうがまっとうな医療行政を行うことなど絵空事に過ぎなく思える。医系技官を替えない限り医療行政がよくなることは無さそうなのだ。つまり我々と一時は同じ釜の飯を食ったであろう仲間が問題なのだ。彼等には臨床経験が圧倒的に足らない。彼らが少なくとも10年程度医療の現場でしっかり働いていれば、こんな政策は行われなかったに違いない。つまり医系技官の採用基準を変更するだけで随分と変われるはずなのだ。

 さて、政治家に清廉潔白を求めないからと言って、間違ってもらいたくないのは小沢氏を擁護しているのではないことだ。彼は元自民党の政治家だが、彼の掲げる政治は全く間違っていると思う。それを抑えられない民主党のような子供政治はいいかげんうんざりだ。彼は自民党のような自由に議論できる党内にいて、議論を戦わせるうちによりよき政策が練られるという場で力を発揮する人物だろう。彼は大将の器ではない。

 日本の行く末を考えると、この空白の数年間はとても看過できないものとなりそうだ。民主党代表選で小沢が大敗し、分裂を果たしてくれればそれが日本のために一番良い状況となりそうだが・・・

 

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怒らない大人なんて

 怒らない大人なんて、存在価値があるのだろうか。

 子供達にとって遊んでくれる大人はとても楽しい存在だろう。一緒に遊ぶ大人だって楽しい。だが楽しいだけでは生きていけないことなど、ピノキオだって教えてくれる。厳しく対応する大人がいること、それこそが子供達にとってかけがえのない存在になるのだと私は思っている。

 それが時に理不尽な対応になったところで何だというのか。それこそが人生。すべてが理路整然とした世界であることなどありえない。もちろんなんでも感情任せにしなさいというのではない。愛情と筋を通すことを肝に銘じながら、怒る厳しい大人になりたいのだ。

 子供にとっての大人ということに留まらず、今の日本を見渡してみて大人はどれだけいるだろう。公の場で恥辱を受けても、理不尽な事を要求されても、へらへら笑っているだけの人物を大人と呼ぶだろうか。それとも大の大人は怒らないというのだろうか。臥薪嘗胆、その後の一手にすべてを賭けるという気概があるのなら判るが、その場を取り繕う・事なかれ・へつらい主義に終始している者を大人とは言わないだろう。

 私はそういう主義が大嫌いだ。研究会だろうが、会議だろうが、そういう雰囲気が我慢ならない。KYと呼ばれようが、おかしいことをおかしいと言えないで大人面はできない(ちなみにKYは私の最も嫌いな言葉の一つだ)。

 今の日本に大人はいるか。この国は正義をなんと心得ているのか。大人の目で見ていかずば正義など見えてくるはずがなかろう。その目で見れば、隣国たちの行いに正義があるなど絶対に言えない。それらに怒ることも出来ない政府が大人でないことなど子供だって判る。

 誠に小さな国が開花期を迎えようとしていた時代ではなく、経済大国の看板をゆっくりと下ろし始めた時代のこの小さな国が生きてゆくために何をなさねばならないか。今一度各人一人一人が考えなくてはならない時が今だと思う。好々爺面をして何も語らず、衣服をはぎ取られ、家族を亡くしてゆく道を選ぶのか、それとも襟を正し義を唱え、世のため人のためを願うのか。

 皆が大きな事をこれからせよというのではない。欲に駆られて小金をかすめ取る仕業に血道を挙げるのではなく、自分は人のために何が出来るのかを問いながら生きてゆくべきだと思うのだ。何が正しくて、何を明らかにすべきで、この国をどうすればよいか考える。そうすれば自ずと大人になるはずだ。

 手本はそこら中に転がっている。龍馬伝を見るもよし、坂の上の雲を見るもよし(12月から第二部スタート!)、浅田次郎の『終わらざる夏』を読むもよし、そして門田隆将の『この命、義に捧ぐ』を読むのもよいだろう。松下幸之助や本田宗一郎の書籍でも感じることはできるはずだ。サンデル先生も立ち上がって議論することを勧めているぞ・・・

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2010年9月13日 (月)

距離感

 このところずっとレッズの試合を生観戦できていない。昨夜はようやくテレビ観戦できたが、ありゃ重症だ。やる気はあるのだがバラバラ。どうしてこうなってしまっているのか・・・

 なにより細貝とポンテと柏木の距離が問題だろう。動き自体は豊富で、なんとかよい形にと思っているのはよく分かる。しかしお互いの考えていることが違う。それで距離が離れ、行き違いを繰り返してしまっている。それは彼らだけに留まらず、至る所で同じ現象が起きている。戦術の浸透がなされていないということだ。フィンケ監督にとても期待していたのだが、1年半経過してこれでは、解任も近いだろう。

 それにしても左サイドバックを任されているサヌーのポジショニングにはあきれた。まだボールが自分のサイドにあるときはましだが、反対側にあるときは一人縁側でお茶をすすっているだけだ。ありゃ酷すぎる。

 頑張って走ったご褒美にオフサイドのところをなんとPKをご馳走になってようやく勝ったが、一部サポは勘違い甚だしい愚行を犯していたようだ。情けなくって、恥ずかしくって・・・

 FC東京の皆さん、申し訳ありませんでした。

最後に審判の皆様、最終プレイが何故オフサイドなのでしょう。理解できません。オフサイドの位置にいた選手は全くボールに関与していません。ボールを運んだポンテがそのまま皆を追い越していっただけです。ゴールインしてましたから、PKちゃらで結局ポンテのゴールの1-0勝ちに変わりありませんが。

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2010年9月12日 (日)

バテた

夏場に暑さのせいで眠りがとても制限されていたのは自覚している。

クーラーは手足が冷え、お腹も冷えてしまい具合が悪い。窓を全開とすれども熱風しか入ってこない。これではねむれるはずもない。この一週間でようやく解放されたと思っていたら、深夜の救急当番で調子を本格的に崩してしまったようだ。うーん、もしかしたらその前の飲み会で飲過ぎたせいもあるか…

そんな中、子供の運動会はあるし、研究会があるしでなんとも調子を整える暇がない。

なんにも食えないと余計にまいってしまいそうだ…

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2010年9月 7日 (火)

熱中症

 先週学校が再開され、秋に体育祭をするところは再開と同時に練習も開始している。

 例年なら別にどうということはない。しかし今年はこの異常高温環境である。無理じゃないか?と思っていたら案の定、熱中症でぶっ倒れて救急搬送される学生が後を絶たない。

 今年の高温は、夜になっても下がらないのが特徴だ。これでは体温が下がる暇がない。一時的な高温環境なら体表面温度上昇だけで治まるが、これだけ一日中となると、身体の深部温度まで上昇しかねない。そうするともうダメだ。精神の鍛錬という域を超えている。

 もしどうしても体育祭をしたいなら、練習は早朝練習か、始業時間中なら午前中の1時間のみ。本番も早朝から開始し、それでも時間を短縮して午前中に終わらせるという配慮が必要だろう。水分補給だけで間に合うものではなさそうだ。

 先程△○市教育委員会にはメールで提言しておいた。さてどうなるだろう。

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インフルエンザ対応

 こんな発表が予定されているとの報道があった。

 「昨年大流行した新型インフルエンザ(H1N1)で、日本の感染者の死亡率が他国に比べて大幅に低かった原因は治療薬の早期投与とする分析を慶応大病院小児科とけいゆう病院(横浜市)がまとめた。香港で始まったインフルエンザ国際会議で3日、発表する。

 両病院は09年6月~10年1月に入院した1000人の子ども(平均6.4歳)を調べた。それによると、死亡したのは1人で致死率は0.1%、約98%(984人)がタミフルなどの治療薬を使用。このうち発症時期が分かった667人のうち約89%(593人)が投与期間とされる発症48時間以内に処方されていた。米国やアルゼンチンでも患者の8割近くが治療薬を使用しているが、48時間以内の処置は5割以下、致死率は5~7%というデータがある。」

 全体像が判らないので、なんともコメントしようがないのだが、これで一体どうするとタミフルを早期に使ったらよいということになるのだろう・・・ 

 それにしてもまた今年も、いやこれからもずっとインフルエンザの時期になれば熱が出たらすぐ病院へ行くことになり、病院や診療所では当てになりもしないインフルエンザ迅速検査で陽性者には判で押したようにタミフルが処方されるのだろう。全く馬鹿げている。

 熱だけでなく、顔色や呼吸の回数で受診するかどうかを判断すること。そして3日以上発熱が治まらないなら受診すること。それを間違わなければ大丈夫だ。世界中を見渡しても、タミフルを湯水のように使用し、発熱と同時に病院へ押しかけたという国は日本だけだ。それをせずとも上記に気をつければ皆ちゃんと治っている。

 免疫力が落ちている人はこれには該当しない。ウイルスの侵入を防ぐ手立てを考慮すると同時に、ウイルスの増殖をなるだけ少なくする必要はあるだろう。疾病を持つ方や妊婦さんには是非使っておいて欲しいと思う。

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2010年9月 5日 (日)

視界 晴れ渡る

晴れ渡る
 大学生になる前に丸山圭三郎さんの本でソシュールを知った。あの時以来の衝撃を池田清彦さんの著書に覚えた。彼を簡単に知るには、多分この対談が一番だろう。

 科学だけでなく日常を哲学することの当たり前さを説き、構造構成主義を用いて鮮やかに生物学を変えた池田先生。楽しんで一気読みしてしまう逸品だ。

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2010年9月 4日 (土)

正夢にはならないで

 冒険物ならいくらでもかまわないが、この2日続けて見た夢は本当にならないでほしい。

 一昨日は川崎病の幼い男の子。γもステロイドも効かず、CyA使いながらステロイドパルスを考えていたら冠動脈瘤がどんどん膨らんで破裂!で目が覚めた。

 昨日は高学年の女の子が顔色不良&フラフラの状態で来院した。見るからに貧血強く、肝脾腫もあり、末血にblast(悪性所見)出まくり・・・こりゃダメだ!って振り返ると救急隊が同じくらいの年の女の子を担ぎ込んできた。呼吸困難でのどをかきむしっている。鎮静と同時に挿管管理し、全身の診察を試みると、いたるところのリンパ節がゴロゴロと腫れている。レントゲンでも縦隔リンパ節がこぶし大に・・・・こりゃあかん、悪性リンパ腫だぁぁぁぁ・・・・で目が覚めた。

 これまでこういった夢はほとんど見たことがないのだが、何か暗示しているのだろうか?

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2010年9月 3日 (金)

鰯の頭も・・・

 信じる者は救われるかな~

 いや、対処法があるなら祈っているより実践する方が救われるだろう。

 特に病気を抱えていてその治療法が確立している場合には適切な治療を受けるに限ると思うぞ。

 そう言えばずっと前にネフローゼを患っていた子供の母親からレメディーの相談を受けたっけ・・・こちらの治療をしっかりやってくれていたから、あの砂糖玉飲んだっていいよって言えたけど。レメディーだけなら本当に大変なことになってたぞ。もちろんこの場合のこちらの治療ってステロイド療法だからね。

 このブログ読んでいる人なら判ると思うけど、この方法は治療でもなんでもないぞ。

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2010年9月 2日 (木)

麻疹の診断

 先行する風邪様症状があって、色素沈着した全身の発疹および口腔内にkoplik斑があれば、誰でも迷うことなく麻疹と診断するだろう。そうではない非典型例はとても難しい。特に麻疹の予防接種を既に受けている方に起こる修飾麻疹は難しい。よりどころにするなら血液検査で麻疹IgMまたは麻疹の遺伝子か・・・

 昨日国立感染症研究所から、この麻疹IgMが役に立たないこともあるよと発表があった。リンゴ病(伝染性紅斑)に罹患中はこの麻疹IgMが偽陽性となるようだ。

 リンゴ病は子供に発症した場合、特徴的なほっぺの発赤と四肢の発赤でそれと判ることが多い病気だ。発赤が出てきた頃には既にウイルスは伝播しないと言われている。これに対し、大人では症状はまちまちだ。原因不明の発熱が続く例もあれば、わずかな発疹だけの方もいる。ひどい関節痛を来す方もいれば、腎炎を来たし蛋白尿&血尿を認める方もいる。汎血球減少というひどい状況に陥る方もいる。実は麻疹でもこういったことが起こりうる。。。

 ならば大人で麻疹を疑うなら、一緒にリンゴ病の検査も同時におこなうべきということか・・・

 リンゴ病はパルボB19というウイルスによる感染症だ。このウイルスのIgM抗体価は数日で検査可能だが。う~ん。。。更に悩ましい感染症となってしまった。やっぱりちゃんとワクチンを接種して、麻疹を見ない社会にすべきだろう。

 中高生の諸君、2回目の麻疹のワクチンは接種し終わったかい?

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2010年9月 1日 (水)

宿題

 小学校低学年の男の子。一昨日夜から嘔吐していて、昨日から今朝までおしっこしてないと来院。熱はなく、お腹はすいた感じがするとのことで、今朝はひと口水分がとれたらしい。そのひと口の後は吐いていないとのこと。血圧は年齢相応、心拍数はやや多いがCRTは1秒未満。ならば胃腸炎で、そのうち良くなるパターンだろうと思いながらお腹を触診してみた。蠕動音は昂進ぎみ、上腹部は柔らかく、下腹部はやや硬いも力が入っている様子。顔色も悪くないとすればそのまま帰すところだったが、今日から学校や幼稚園が開始され、外来も暇だったこともあり、点滴して帰ろうと提案した。もちろん少し下腹部が硬いことや乏尿が気になったのもあったのだが・・・

 点滴ついでに採血してみると・・・おや?白血球がやけに多いぞ。血液ガスからは脱水は軽度か。生化学出るまでにエコーでも見ておくか。う、うん?少ないが腹水があるぞ・・・ちょっと待て、CRP 12もあるじゃない。熱はなし、、、お腹もう一度触らせて。

 緊張が解けたのか、再度の腹部触診では力が抜けていた。左下腹部も痛いが、右の方が優位に痛い。reboundはないか・・・少なくとも硬くはない。はて・・・

 母に渡航歴や最近の食事、そしてペットの状況などを尋ねた。えっ、カメを飼い始めた。それか?サルモネラが頭をよぎる。発熱なしがひっかかるが、回盲部の炎症をおこすとなると辻褄が合う。

 レントゲンを撮影し、病棟へ入院してもらい精査へと移る。来院時から3時間弱経過して、もう一度お腹を触る。今度は右下腹部限局性の痛みに変わっている。しかもreboundがある。それならエコーをもう一度当ててみよう。回盲部のリンパ節は腫脹していない。この索状物は・・・虫垂炎じゃないか!

 摘出の必要性を話した。1週間近い入院となることを告げた。すると、
「宿題全然できてないんだ。1週間入院なんだよね。学校行かないんだよね。よかった〜〜」

 1時間後、彼のお腹からは黒ずんで腫れあがった虫垂が取り出された。

 

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謙虚に

 実るほど頭を垂れる稲穂かな

 今日から9月。それなのにまだまだ暑いとなると、どうしてもだれてしまう。

 だれて頭が下がるのはつまらない。暑さに負けてトボトボ歩くのは格好悪い。

 しっかり頭を上げ、前を向いて歩こう。

201091

 

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