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2010年7月16日 (金)

研究会

 連日研究会に参加してきた。水曜日はアレルギーの研究会、昨日は腎臓の研究会だ。

 前者はもの凄い数の聴衆が集まった。今とても注目されている『食べて治す食物アレルギー』の第一人者、神奈川県立こども病院の栗原先生の講演だからに他ならない。学問的な話からすると容認できないことも多々あるのだが、本当に起こっていることをスライドで見ると驚嘆というしかなかった。小児科学会雑誌の5月号に掲載されている内容がほとんどなので、小児科専門の先生はこれをよく読み返していただけると判る。

 とりあえず要旨を少し掲載すると

① アレルゲンとなりうる食物の食べ始める時期を遅くしても(年齢が上がっても)症状の発現を抑制するというエビデンスはない。

② 母乳はTGF-βという物質とともにアレルゲンが児に移行することから免疫寛容状態を引き起こす。このため児は食物アレルギーを起こすことはない。従って母親への食事制限は無意味なだけでなく、罪だ。

③ 摂食制限は逃げの方法だが、幼少時には効果がある。しかし学童期に入ると改善は望めないので、少量から開始する経口耐性誘導療法がよい。ゆっくり行う方法でも急速導入法でも安全に行える方法がある。

ということだ。ただし③は片手間に出来るようなものではないので、スタッフへの教育が行き届いた施設でのみ行うべき方法だと思われる。

 ところでこの研究会はある製薬会社の協賛を得ていたのだが、この先生の講演では全くこの会社の薬は使われていなかった。講演の前に行われた一般演題には薬が使われていたのでそれでよいのだろうが、会の後で懇親会も開かれ、ほとんどの聴衆が皆そこへ移動した。幕張のホテル ザ・マンハッタンは料理が美味しいので評判というのを後で知ったが、懇親会でこれだけ美味しいものを食べられるなんて思ってもみなかった。

 昨日の腎臓の研究会は年数回行われる内輪の研究会。症例を持ち寄り、検討を重ねたのだが、梅毒による膜性腎症というものを初めて見た。一回見れば頭の片隅には残るだろう、足を運んで良かった。

 どうでもよいことだが、昨夜の弁当は・・・・・・お金返して。

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コメント

 はじめまして。

 僕も腎臓の研究会には参加していました。1000円でしたが、食事は美味しく感じましたが…。
 梅毒は珍しいですね。僕も観たことがありませんでした。二次性の膜性腎症は背景を探る必要があるということですね。
 勉強になりました。

投稿: hidero51 | 2010年7月18日 (日) 10時13分

hidero511さん

 コメントありがとうございました。

 前日のタダ飯があまりに美味しかったのと、ホテルの従業員が途中で勝手に持っていってしまったので・・・

 膜と名の付くものはどうしても2次性を否定しなくてはなりませんね。

 

 

投稿: クーデルムーデル | 2010年7月18日 (日) 21時42分

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