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2010年7月31日 (土)

星めぐりの歌

 えっちらおっちら、なんとか漕ぎ着けた夏祭り。難曲『星めぐりの歌:作詞・作曲 宮沢賢治、合唱編曲 林光』もちゃんとお披露目することが出来た。なにより協力してくれた方々に感謝。検査科のYさんには星達のきらめきをピアノで、そして緩和医療科のS先生にはチェロの美しい弦の響きで夜の世界を表現してもらった。また中学生のTちゃんには、クラリネットの音色で賢治の世界を作ってもらった。

 いやはや、思った以上に素晴らしい演奏会だった。

2010


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2010年7月27日 (火)

京成大久保

京成大久保
 駅を降りて商店街をしばらく歩いていると、習志野の大地で騎兵隊の演練を繰り返した好古の石碑を見つけた。

 『坂の上の雲』早く再開しないかな〜

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今年も小児科夏祭り

 今年も小児科夏祭りの季節到来だ。毎年病棟入院中や慢性疾患で外来通院している子供達のために夏祭りを開催していて、今年で7年目を迎える。それに併せて合唱も披露していて一応好評を博している。

 今年のテーマは星めぐり。宮沢賢治の星めぐりの歌を林光さんの合唱曲で歌うのだ。その他3曲用意しているが、今年の出来は・・・

 皆の気持ちがどこまで強いのか、それによって出来が決まる。気持ちで表現しなければ、子供達には伝わらないものだ。さてどうだろう。

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2010年7月25日 (日)

講演終了

 依頼されていた講演が無事?終了した。途中で熱く語りすぎ、2時間で終わらず、次演者のご厚意で30分余計にしゃべらせてもらったのだ。

 内容は小児救急を大きく逸脱し、小児医療全般で思うことを次々と語ってきた。何が必要で、どう考えるべきかを。
 
 伝わっただろうか・・・

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2010年7月23日 (金)

またまた研究会

 昨夜は月一回の八千代小児カンファレンスに参加した。よくある発熱と頸部リンパ節腫大で何をどう鑑別していくのかという議論から始まり、今ホットな話題である虐待への対応まで話し合いが行われた。

 虐待に対し、佐倉市はなかなか対応できていないが、八千代市はかなり活発に動き始めているようだ。何より行政主導で動き始めているというので、予算も付くことから具体的な行動が取りやすくなる。

 その場で出てきた問題の一つに、Munchhausen syndrome (ミュンヒハウゼン症候群)が挙がっていた。これは病気を装って病院へ来院するものだが、小児の虐待の場では、子供自らが虚偽の訴えをするよりも主に母親の主導で行われることが多い。原因としては虐待を隠す意味や、自分がどれだけ子供と関わっているかを他人に判らせたいとか様々な要因がある。こいつがとても増えているから注意しようという意見が多く挙げられたのだが・・・

 実は最近いらっしゃった線維筋痛症の患児の病状の変遷を調べていると、このミュンヒハウゼンではないかと随分疑われた経緯があったようで、お母さんも思い悩み苦しんだとおっしゃっていたのだ。よく言われることだが、病気があってそれを見つけることよりも、病気がないことを証明することの方がより難しいものだ。もちろん疑うことは発見の第一歩に繋がるのではあるが、慎重を期す必要があるのは間違いない。

 そんなこんなで考えさせられることの多かったカンファレンスであった。帰りに息子を誘って近くのラーメン屋に入った。ど△○んという店で、成田の青山系列店ということもあって夜10時を過ぎて並んでいる人がいるくらいの店だったが・・・私達にはあまり・・・

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2010年7月21日 (水)

初ブブセラ

 南アフリカから無事帰還した人物と昨日会った。いつも一緒にフットサルをしているMRさんの一人だ。この人物、このところ毎回ワールドカップに足を運んでいる。今回も準決勝を中心に3,4試合観てくると言い残して日本を発っていた。

 昨夜はワールドカップ後最初のフットサル。集まった人数は暑さのせいもあって、極端に少なかったが、盛り上がった。何故かって?彼が持ってきてくれたブブセラのおかげだ。

 このブブセラ普通に息を吹き込んでも音は出ない。要はトランペットやトロンボーンと同じく唇を震わせて音を出す仕組みだ。慣れると毎夜聞いていたあの音が出せるようになった。惜しいシュートシーンやイケてるプレーの時にブーっとやると、ワールドカップが目の前に蘇ってきたのだ。

 もちろん夜も更けてきた9時以降は止めましたよ。迷惑ですからね。

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2010年7月20日 (火)

週末

 この週末は病棟を任せて自分の事に使わせてもらった。

 まずは金曜、大学の同級生との語らい。自分にとても厳しい同期小児科医のK君と飲んだのだが、未だ研究熱は冷めず、熱い男のままであった。近いうちにこの近辺の大学の准教授として佐倉へ戻ってくる予定なので、とても楽しみだ。お互いの健闘を誓い合って別れた。

 土曜日は一日ピアノとにらめっこ。イメージをどんどん膨らませ、夕刻の先生との練習に臨んだ。その場でたった1回だが、これだ!というイメージ通りの曲が弾けた。自分の手応えと先生の興奮が一致していたので、聞いている方にも判るものだったのだろう。そのままそっと家へ帰った。

 日曜は連弾本番。普段から滅多なことでは緊張しないので、きっと大丈夫だろうと思っていた。息子もソワソワすると言いながら、普段通りの行動から逸脱することもなかった。さあ自分たちの出番だ。ピアノの前に座る。『展覧会の絵』を息子が描き始め、それに続く。音の響きが良い。いいピアノだ!これなら楽しく弾ける。そう、ここから明るい音で・・・う~~ん、完璧!その調子だ。さあフィナーレは胸を張って・・・あっっ、あら?和音は合ってるけどなんか物足りない?最後の音EなのにC弾いてるよ、この指って私の指?

 この一瞬で頭が白くなった。『エーデルワイス』の可憐な花をイメージする和音が並ぶ・・・はず・・・なにこの和音、指が広がってないからぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 一呼吸置いて始まったメロディーラインからは正気に戻ることができた。その後は可もなく不可もなく終わったのだが、気がつけば息子はノーミス。なんとこの3年、演奏会ノーミスを続けている。「お父さん、間違えちゃったね。でも気持ちよかったね。」って。

 かなり凹んだので、昨日は庭いじりに没頭してしまった。芝を刈り、伸びた枝を剪定し、雑草を抜き、花を摘んだ。う~~ん、親父の背中は・・・・

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2010年7月16日 (金)

研究会

 連日研究会に参加してきた。水曜日はアレルギーの研究会、昨日は腎臓の研究会だ。

 前者はもの凄い数の聴衆が集まった。今とても注目されている『食べて治す食物アレルギー』の第一人者、神奈川県立こども病院の栗原先生の講演だからに他ならない。学問的な話からすると容認できないことも多々あるのだが、本当に起こっていることをスライドで見ると驚嘆というしかなかった。小児科学会雑誌の5月号に掲載されている内容がほとんどなので、小児科専門の先生はこれをよく読み返していただけると判る。

 とりあえず要旨を少し掲載すると

① アレルゲンとなりうる食物の食べ始める時期を遅くしても(年齢が上がっても)症状の発現を抑制するというエビデンスはない。

② 母乳はTGF-βという物質とともにアレルゲンが児に移行することから免疫寛容状態を引き起こす。このため児は食物アレルギーを起こすことはない。従って母親への食事制限は無意味なだけでなく、罪だ。

③ 摂食制限は逃げの方法だが、幼少時には効果がある。しかし学童期に入ると改善は望めないので、少量から開始する経口耐性誘導療法がよい。ゆっくり行う方法でも急速導入法でも安全に行える方法がある。

ということだ。ただし③は片手間に出来るようなものではないので、スタッフへの教育が行き届いた施設でのみ行うべき方法だと思われる。

 ところでこの研究会はある製薬会社の協賛を得ていたのだが、この先生の講演では全くこの会社の薬は使われていなかった。講演の前に行われた一般演題には薬が使われていたのでそれでよいのだろうが、会の後で懇親会も開かれ、ほとんどの聴衆が皆そこへ移動した。幕張のホテル ザ・マンハッタンは料理が美味しいので評判というのを後で知ったが、懇親会でこれだけ美味しいものを食べられるなんて思ってもみなかった。

 昨日の腎臓の研究会は年数回行われる内輪の研究会。症例を持ち寄り、検討を重ねたのだが、梅毒による膜性腎症というものを初めて見た。一回見れば頭の片隅には残るだろう、足を運んで良かった。

 どうでもよいことだが、昨夜の弁当は・・・・・・お金返して。

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2010年7月15日 (木)

日本沈没?

 選挙前に多く語られてはいなかったが、民主党が突然消費税10%などと口走ったのは何故だろう。消費税を語れば選挙に負けることくらい、選挙一辺倒(選挙で勝てば官軍)だけという政党なのにと皆さん思わなかったであろうか。

 その答えが今日の報道で示されている。国際通貨基金(IMF)が日本経済の建て直しのために、数年で消費税を15%まで段階的に上げることが必要との声明を発表したのだ。なんのことはない、ギリシャのように潰すぞと数ヶ月前の国際舞台で脅され、あわてて10%と口走っただけであろうことは容易に想像がつく、いや想像していた通りだ。

 財界の人達は財産をほとんどドル建てにしている。金(きん)にする人も多いと聞く。一般の人達もそうした方が良いよと囁きが漏れてくる。ただ日本が潰れたら、ドル建てだろうが金だろうが、への突っ張りにもならないように思う。そうなったときにその財産を吸い上げる仕組みを政府も勘案していると聞く。

 どうも国内の経済情勢がうさんくさい。地方の景気の悪さは半端じゃないものになっているが、東京証券取引では妙に威勢がよい。車の生産拠点は海外へどんどん移され、不動産は中国人に買い漁られている。本当はどこにあるのか・・・

 どうするべきか考えるほどの余裕はない。時間もお金も。そうなりゃ住宅ローンもチャラか?なんて妄想するくらいが関の山だ。

 

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2010年7月14日 (水)

予防接種

 「おたふくの子供と遊ばせて抵抗力をつけるのと、予防接種とどちらがいいですか。」

 よく問われる質問だ。子供が幼児なら確かに罹患したリスクは少ない。少ないが髄膜炎などの重篤な状況は存在する。では予防接種ならどうかというと、生ワクチンであるため髄膜炎のリスクは伴う。しかも疾患に対する抗体獲得率は低い。

 おたふく、いわゆるmumpsウイルス感染は終生免疫疾患であると教わった。しかし最近はどうもそうではなく、何度か罹る人がいるらしい。耳下腺を腫らす感染症はmumpsだけではなく、様々なウイルスで起こりうる。それもあって耳下腺炎という括りで捕らえるとワクチンなんて打っても防げない、への突っ張りにもならないっていう感覚も判らなくはない。ではどうするべきだろう。mumpsウイルスの予防接種だけでなくその他のワクチンもどうするべきなのだろうか。

 予防接種全体に言えることだが、個体としてどうするべきかという議論と国民全体の利益としてどうなのかという議論があって、本来は後者を優先事項として考えなくてはならないものだと思う。mumpsウイルスは確かに幼児期に罹れば軽く済む場合が多い。しかし妊婦さんの周りに罹患者がいると胎児にとんでもないことが起こる。身近なところでは罹ってないお父さんがいると精巣が腫れ上がってとんでもないことになる。お母さんだって卵巣炎や膵炎を起こすことだってある。だから自らのためだけではなく、周りの皆のために抗体を持っておいて罹らないで欲しい。 

 例えを麻疹にしてみよう。これこそ終生免疫で一回罹れば二度と罹らない。これも幼児期ならば軽く済むという人がいる。ちょっと待て、麻疹は幼児でも『命定め』と言って昔なら命を持って行かれる疾患だぞ。それに数十年経ってから亜急性全脳炎などを引き起こす怖い感染症だ。罹らないに越したことはない。ではワクチンはどうか。一回なら10年ほどで抗体価が低くなって感染してしまう。だから二回以上接種すべきだと言われる・・・

 ここで二回以上麻疹の予防接種をしている他国の話をしよう。彼らは抗体価を維持しているから、周りに麻疹の患者がいても麻疹に罹らないのだろうか?答えはNoだ。実際に麻疹を持ち込んだ日本人のせいで、麻疹に罹る可哀相な人も存在する。何故か?個体の反応は千差万別だ。抗体価獲得率も獲得した値そのものもそれぞれだ。しかし国全体で予防接種を完璧にこなしさえすれば、感染者を限りなくゼロにできる。ゼロから生まれる新しい感染者はいない。しかし他国から持ち込まれれば、個体の反応として限界があるということだ。

 つまり何処の国であろうが、全体の接種率が悪ければ個人に2回打とうが3回打とうが感染の押さえ込みは不可能だ。予防接種は個人の自由を尊重するだけでは意味のないものになってしまうのだ。そこで日本全体を考えろというと、軍靴の足音が聞こえるなどとアホなことを言う輩が跋扈しているが、そんな奴らは蹴散らして皆の健康を守るのが政治だと思う。子ども手当などバカなばらまきは即刻中止して、国民全員に各種予防接種を施すべきだ。自分は世を捨てていて、世の中と全く関わり合いがないという人を除き、社会のために予防接種は受けなくてはならないと思う、というのが私の意見だ。

 だから、おたふくも予防接種受けましょうね。

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我慢が足りない

 昼食は宅配の弁当を注文している。11時から12時までに届けてくれるよう手配されているので、午前の外来が終わってかき込んで、午後の外来や検査に移ることが出来る。

 先日知り合いから新しい弁当屋を紹介された。とても家庭的な味で、飽きの来ない弁当だという。注文してみるとなるほど美味い。それからはずっとそこで注文している。私が注文し始めてから、次第に医局の仲間も注文するようになり、このところ随分注文者が増えた。皆おいしさに満足していて、どんどんと注文が増え始めた。

 先月の半ば、待てど暮らせど配達されない事件が起こった。この時は事務を通じて連絡が入り、申し訳ないが30分ほど遅れるとの情報があった。仕方ない、なにかトラブルでもあったのだろうと思っていた。

 昨日12時半を過ぎても届かなかった。連絡すらない。電話してみると配達に皆出掛けており、病院へのものが確実にあるかどうか確認できないが、きっとすぐ届くはずですの一点張り。その後確かに届いたのだがすでに13時だ。連絡のないものは待ちようがない。皆すでに病院の喫茶で食事を済ませた後だった。

宅配「遅れて申し訳ありません。」

私「謝られても、約束通り来ないものは知らない。契約違反だからお金は払わない。もう皆他で済ませたから。」

宅配「お金は戴かなくて結構ですので、皆様で召し上がって下さい。」

私「他の職場もそうでしょうが、特に私らは患者さんとの約束が分刻みである。連絡もなしに遅れるところは話にならない。もう頼まないよ。」

啖呵を切ってしまった後で、夕食にその弁当を食べてみた。いつも以上にとても美味しい弁当だった。

う~~~~ん。。。。。

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2010年7月13日 (火)

常連客

 懇意にしているラーメン屋がある。この5年通った店だ。親父さんも奥さんもとても気さくな方々で、子供達もいろいろとお世話になった。しかし時々、もう年だから福島の田舎に引っ込もうかという話も聞いていた。

 そんな日が本当に来るのかなと思っていた5月のとある日曜、店の厨房に見掛けない女性が忙しそうに立ち回っていた。思わず親父さんに、奥さん具合悪くしたんですかと問いかけてしまった。すると有給休暇だよと笑って答えていた。それでもその後も厨房に奥さんの姿はなく、子供達も「おじさん、おばさんどうかしちゃったの?」と尋ねるほどであった。

 6月半ばの夕方、親父さんが厨房から出て、店のカウンターに座っていた。いつもの麺を頼むと、実はと切り出された。田舎ではないが、長野で余生を送りたいと奥さんの希望で、そちらへ移り住むことにした。このひと月後継者に教え込んで目星が付いたところだとのこと。今月いっぱいで終わり、本当にお世話になりましたと頭を下げられた。

 いやいやお世話になったのはこちらの方、愛情のこもったラーメンをいつもありがとうございましたと返答した。最後に親父さんの作る塩チャーシュー麺を食べた。旨かった。。。。

 先週末そのラーメン屋に顔を出した。店の雰囲気がガラッと変わっていた。何より親父さんがいない、奥さんもいない厨房に寂しさを感じた。注文を終えると、一人、また一人と客が入ってくる。注文を聞くアルバイトの姉さんに、「ざる中華」と声があちこちでかかる。この店の名物メニューだ。しかしもうメニュー表にはその文字はなかった。ざる中華もとろろラーメンも皿ラーメンもない・・・常連客たちの動きが止まった。

 先程電話が鳴った。なんと懐かしい奥さんの声だった。松本に家を借りて住み始めた、毎日窓の外を眺めるだけで幸せになると明るい声だった。しかし挨拶も出来ず来てしまって申し訳ないと言われた。いいんですよ、お二人が幸せに暮らせるのが一番ですから。こうやって知り合えたのも何かのご縁、長野は好きでよく出掛けますから、その時はよろしくお願いしますと頭を下げた。

  こうして生きていると人生の輪が少しずつ、少しずつ広がっていく。別れもあるのだが、それは繋がった上で離れているだけのように感じる。真剣に生きているからこそと思う。気持ちの良い人達とのご縁は本当に大切にしたい。

 私たちはずっとあなたがたの常連客ですよ。

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2010年7月12日 (月)

終わっちゃった

 4年に一度の祭典が終わってしまった。とても楽しい1ヶ月だった。いろんなサッカーを見せてもらえたこと、選手の皆さんに感謝し、拍手を贈りたい。サッカーそのものはクラブチームの戦いの方が良いものだと言う意見もあるが、国の名誉を背負って戦う姿にはやはり感動した。またそこにその国の文化や物の考え方が見て取れて、それも極上の調味料となって私たちを魅了してくれた。

 最後の戦いも意地と意地のぶつかり合いで、見応えがあった。惜しいのは中3日でコンディションが整わないのか、それともエゴを出し過ぎた結果か、スペインのパス回しが美しくなかったこと。特に前線の二人にキレがなかったように思うが、そこをしっかり替えてきた、いやサブのメンバー選り取り見取りだったデルボスケ監督と、長友に潰され並の選手になってしまったエリアしか投入できなかったファンマルバイク監督の差だったのではなかろうか。

 それにしてもイニエスタとシャビのパフォーマンスには、スペインを応援するしないに関わらず、サッカーファン誰しもが賞賛の拍手を惜しまないだろう。身体の小さな選手でも偉大な仕事を成し遂げることが出来ることを証明して見せた二人には、更なる高みまで登り詰めて欲しいと願うばかりだ。

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2010年7月11日 (日)

ずれている・・・

 このところいろんな方からお医者さんは給料たくさんもらっているのでしょうと言われる。どれくらいもらっていると思っていらっしゃるのかと尋ねてみると、2000万は下らないと・・・

 2000万なんてお金は、住宅ローン(借金)でそれ以上の金額を見たことがあるが、自分の給料明細で見たことは一度たりともない。嘘だと思うのであれば、医者の求人広告を見て頂ければ一目瞭然だ。しかも私の勤めている病院は人件費が安いのでこの世界では有名なところである。ご期待に添えず申し訳ないが、おそらく皆さんの会社の上役さんの方が遙かに高給取りであることに間違いはない。

 話は変わって、先日外来でこんな小言を言われた。
「急病診療所に行くと、開院時間ちょうどだったので自分たちしかいなかった。すぐ診てもらえると思っていたら、10分も呼ばれないまま過ぎた。そう言えば弁当を抱えた男の人が診察室に入っていったと思ったら、その人が医者だった。弁当のために自分たちは10分も待たされた。」とのこと。

 私のことではないので、私の外来で言われても・・・なのだが、患者さんの立場ならそういう思いも抱くだろうとは思われた。だが話を聞くと発熱だけで、顔色もよく、呼吸状態も良かったと想像され、それならば緊急性をもって受診しなくてはならない状況でも無かったと思われた。医者の立場であれば、平日の夜間、ボランティア同然で急病診療所当番を引き受けており、来院するまでの間は非番でもなく普通に働いていたはずだ。夕飯をとる暇もなかったであろう。もしかすると昼飯もとっていないかもしれない。この後いつ食べられるかもわかならい状況で、コンビニ弁当を買ってきてわずか10分でかき込んで診療を開始したと考えれば、責められる状況とも言えないように思うのだが・・・

 こういう話、一般の方はどう感じるのだろうか?

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小さき者

 病院駐車場にパタパタと弱く羽ばたくも飛べないでいるすずめがいた。近寄ると逃げようと余計にパタパタするのだが、左の羽がうまく動かず、右の羽で地面をかいているだけになっていた。両手でそっと包み、ゆっくりと左手に持ち替え、仰向けにさせると、原因がわかった。羽にガムか鳥もちかがひっつき、その羽が足に絡まっていたのだ。

 そっと足を羽から出し、羽を一本一本綺麗に削いでやった。すずめは大人しく、キョロキョロすることもなく、私のすることを見ていた。全て終わり、右手に持ち替え、お腹を下にすると、手の中で羽を少し動かした後、力強く大空へ羽ばたいていった。

 それだけでなんだかとても清々しい一日になった。

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2010年7月 8日 (木)

診断結果

 先日の記事の女性。横浜のとある病院で診断が下った。線維筋痛症。さて、そうであるならば、何がしてあげられるか。それが問題だ。

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決戦は

 トーレスが外れ、ペドロの名前が挙がった時点でスペインの勝ちとみた。試合は一方的な展開。ドイツがスペインにボールを持たせていたのではなく、どうしようもなかったのだろう。

 ドイツも決定機が2回あったが・・・前半の場面、エジルはPKを貰いに行ったのだろう、あそこでシュートを選択していれば状況は変わったはずだ。

 それにしてもあの状況でなかなか決めきれないスペインも2年前のユーロの時のスペインではない。もちろんドイツの守備がよかったのもあるのだが。

 本調子前のスペイン対キレキレ・ロッペン&スナイデルのオランダ。決勝戦が本当に楽しみだ。

 (しかしオランダのデ・ヨングとファン・ボメルの今の出来ではスペインにやられっぱなしになるだろう。アンカーの位置に置ける早さのあるDFが見当たらない・・・シャビの縦パスの出し入れが頻繁に見られるはずだ)

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2010年7月 7日 (水)

納得そして期待

 ウルグアイは勇猛果敢であったが、サッカーの本質を見せてくれる実に清々しいチームだった。これまでグループリーグでのメキシコ戦、決勝トーナメントの韓国戦、ガーナ戦と見てきたが、いずれも対戦国寄りに見ていたので彼らの本当の姿が見えていなかったのだろう。きっと南米サッカー=マリーシアに長ける≒ずるがしこいというイメージ先行だったからに他ならない。特にガーナ戦でのあのセービング(ゴール内でFWスアレス選手による)からも強烈に印象づけられていた。しかし今朝のオランダ戦はどうだ・・・

 仲間を信じて最後まで走り倒し、1対1で必ず勝負し、正当だが非常にタイトなマークとタックルでボールを奪っていた。解説者がこの最後まで粘り強くやり抜く所が日本と似ていますと叫んでいたが、いやいや・・・ウルグアイの方が何十倍も凄いぞ。

 知らない選手ばかりではあったが、試合途中からウルグアイに声援を送るようになっていた。本当に素晴らしい試合だった。しっかり勝ちきったオランダも見事だったが、ウルグアイにも盛大なる拍手を。

 そして明日の朝はいよいよ大一番。フェルナンド・トーレスをはずす決断が出来るかにかかっているように思うがいかに。

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2010年7月 3日 (土)

同じチームではない

 ブラジル対オランダ

 チリ戦を見る限り、ブラジルの戦力があまりに大きすぎ、正直対抗馬は無いと思っていた。

 オランダ戦も、オランダがまるで子供のように見えた。しかも遊んでももらえず、つまらなくなってしまった子供のように。それほど前半のブラジルはピッチで自由に踊っていた。オウンゴールがブラジルゴールに吸い込まれ、子供達が歓声を挙げたそこから風景が変わってしまった。大人が子供へムキになり、大腿を踏みつけたところでジ・エンド。サッカーの神様はブラジルに見向きもしなくなった。

 こりゃとんでもないことになった。

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2010年7月 2日 (金)

久々に柏

 現在大阪で小児腎臓病学会が開催されているのだが、神戸の日腎へ出席させてもらった関係で、今回はお留守番。でも腎臓の勉強はやっておこうということで、東葛腎カンファへまたまた出席してきた。

 各種学会が全国各地で行われているため、大御所と呼ばれる病理の先生たちは不在であった。そのため会はとても和やかに、しかし鋭さも消えたなんとも微妙なもので推移した。

 ① 糸球体に得意な沈着物を認めた一例

 表題だけで軽鎖沈着か何かだろうと思っていた。しかし患者の背景はとても複雑で、一体何処に本質があるのか・・・脳梗塞、高血圧、食道静脈瘤、脾腫、低アルブミン、血小板減少・・・肝硬変からくるなにかか?肝炎ウイルスは?陰性か・・・はて?

 肝臓の病理はあまり大きな変化のあるものではない。門脈領域に線維化が多少、脂肪変性なく、bridgingもない・・・特発性門脈圧亢進症か・・・?腎はメサンギウムを始めとして様々なところにdepositが存在しそう。膜の二重化もあるか・・・膜性増殖性糸球体腎炎ならばクリオグロブリンの沈着ってのでOKだが、ほんまに肝炎ウイルスはいないんかいな?いない?釈然としないが、肝硬変でクリオってのもアリだろう。管内の大きな塊はクリオの塊ってことで。

 ② 急性腎不全軽快後もたんぱく尿、血尿が持続するため腎生検をしたところ、半月体形成性糸球体腎炎が認められた19歳女性

 この人も複雑な経過の人だが、飛び降りから骨盤骨折、その後骨盤以下の難治性感染を繰り返していた。MRSAの感染ももちろん起こり、VCMの投与などを経ていた。その後急性腎炎を併発し、血液透析まで施行されていた。離脱できたが、タンパク尿と血尿が持続するとのこと。感染による尿細管壊死なのか、それともMRSAによる腎炎か・・・それでは半月体形成ってのがおかしいが・・・えっ、足に紫斑?いつから?1年以上??血小板は正常で、関節痛も腹痛もない?確かに組織で半月体ってことは紫斑病性腎炎でよいが。。。

 腎組織をみると荒廃しきった糸球体がゴロゴロ。こりゃ相当以前にやられた糸球体だぞ・・・しかも紫斑病性腎炎ならば高血圧や浮腫を来していたに違いない像だ。今回の腎不全の時にはそんな状況ではなかったことから、これはもっと小児期に起こったものだろう。そこにVCM使用などで尿細管病変等からんで腎不全になったのだろう。今のタンパク尿・血尿は残りカスによるものだから、きっとなにもしようがないだろう。病理の読みは・・・えっ?

 ③ 消化管イレウスと腸管穿孔合併後にネフローゼ症候群を発症したSLEの一例

 これも病歴の複雑な症例だった。精神疾患を抱えていて、それにSLEがからんだようで、腸管の穿孔を数カ所来たし、腸瘻を増設している内に感染を併発するなどミゼラブルな経過を辿っていた。低たんぱく血症と高度タンパク尿を来たし、ネフローゼと診断し、ループス腎炎ならばクラスⅢまたはⅣと考えていたら、なんと組織はクラスⅡだったとのこと。そんなことあるの?っていう症例提示。組織は確かにクラスⅡで、どうも足突起が随分と消失した像であった。文献的にもクラスⅡでネフローゼを来すものもあるが、相当珍しいという。しかし・・・タンパク尿5g程度で血清アルブミン1.5、コレステロール140、BUN 15ってそりゃネフローゼと診断したのはどうだろう。腸瘻や感染で低栄養状態であり、血管透過性が亢進した状態だからの変化じゃないの?ループス腎炎クラスⅡで全くおかしな状況ではないと思うのだが・・・

 てなことで、鬼のいぬまにちょちょいと質問して帰ってきた。小児科の症例より悩ましく、聞くだけならとても面白い。

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