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2010年6月30日 (水)

すり抜けた

 手掌にこぼれ落ちてきそうな光が指の間をすり抜けていった。

 これほど魂を揺すぶってくれた代表があっただろうか。最後の最後までファイトしつくす姿は、例え海外から凡庸な試合と言われようとも美しく猛々しいものだった。

 確かにパラグアイの個人技は巧かった。でもあと数センチで光をつかむところまで来ていた。だからこそ余計に悔しい。

 胸を張ろう。ここで得たものはとてつもなく大きい。

 そしてJから、地域からサッカーを楽しもう!

 

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2010年6月29日 (火)

書いたけれど

 つまらない。書いてはみたけれど、つまらなく支離滅裂な文章だ。それでも載せたままにしよう。今日この日のソワソワした心のありのままを映そう。

 パラグアイは強い。あの南米でたくましく生き、時に嬲られ、時に毒針を差し違える経験を有する国なのだ。勝つ見込みは限りなく少ない。あるとするならば後半30分まで0-0で行けた場合のみ。ジリジリする、サッカーとはこんなにも歯がゆいスポーツなのかと思うほどにじれた時間を過ごした時のみ日本に勝機が来る。これこそがリアルな人生。エンターテインメントなどとはほど遠い時間が流れるはずだ。

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心の眼

 NHKの番組でピアニスト辻井さんの弾く『展覧会の絵』に出会った。

 この曲そのものとの出会いは中学生のころ。地元の商店街にあるとあるレコード店の前を通りかかったとき、これが流れてきた。何故だろう、思わず立ち止まって聞き入ってしまった。その後再会したのは高校2年生の時。当時仲良くしていたクラッシックギターを得意とする友人(現京大医学部准教授!)から山下和仁さんの弾くソロギターによる展覧会の絵を聞かせてもらった。その驚異的な技術の向こうに壮大な美術館とそこに並ぶ絵や彫刻が脳裏に浮かんだ(実際には10枚の絵の印象だが)。そんな強烈な印象を与えてくれたのがこの『展覧会の絵』という曲だ。

 辻井さんの番組は、盲目の辻井さんがいかにして絵のイメージを抱き、そして聴衆に語りかけるのかというところに焦点が当てられていた。それはそれでとても感動し、録画して何度も観ている。しかし残念ながら、子供の頃のあの鮮烈な映像は浮かんでこない。それはもしかしたら番組という解説が入っているせいかもしれない。そんなものはいらないから、彼の『展覧会の絵』をそのまま流してくれたら、青く輝く大きな門をイメージすることが出来たのかも知れないのにとも思う。

 人間は想像する生き物だ。これは神様からの最も素晴らしい贈り物だと私は思う。そのせいで日夜苦悩が絶えない方もいるのではあるが、これがない暮らしは殺伐としてなんとも味気ない世界だろう。もちろん他の生物にも想像力が備わっていて不思議はない。それがいかほどかは知らないが、少なくとも人間にはそれの一部を表現する術がある。

 表現する方法はなんでもかまわない。音楽でも絵画でも彫刻でもよい。ダンスでも詩でももちろんよい。表現に困るなら、困った表情をすればよい。うるんだ眼だけでも立派な表現だ。もちろん表現しないという自由もある。でも想像の創造は日夜行われている。

 想像が表現され日の目を見たときに、他人に感動を与えるかどうかは定かでない。苦労した方が想像も素晴らしいものになるように思うのは多分にバイアスがかかっているように思う。ただ無い知恵を絞り、脳細胞を出来るだけ多く働かせている方が想像力はたくましくなるように思える。

 さて私は想像の創造を毎日行っているだろうか。

 夢をみる。そうだそれも想像だ。しかし想像は無からの創造でなくてもよい。車の運転をしながら横切ろうとする人の動きを予想するのも一つだろう。咳一つすればどこにどう痰が絡んだのかと解剖図を想像することもある。毎日押し寄せる患者さんの訴えから本質はどこかと探り当てるのもそうだ。そうすると医療はなんと想像だけで成り立っているのだろうと思う。最初から最後まで想像の中の話だけ。真相はどこにある?ってのも日常だ。だから理論付けしなくては皆が納得できない。納得するための材料を手掛かりを探す毎日だ。本来想像に理論もへったくれもない。それを表現するのも自由だ。だから私たちは自由な表現をとりわけ渇望する。

 7月半ば、息子と二人で自分たちの『展覧会の絵』をピアノ連弾で描いてみる。どんな絵になるのかとても楽しみだ。

 

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2010年6月26日 (土)

規律

 なぜこれ程までに規律正しいディフェンスが観られるようになったのか。約束事をきちんとこなすと余裕が産まれ、前への推進力も得た。予期せぬ事態が起こっても、局面でファイトし、カバーすることを怠らなければ、混乱は伝染しない。これぞディフェンスの妙義。日本のDFは本当の意味での日本らしさを体得したようだ。しかし何故今・・・

 これまでの親善試合やアジアでの戦いでは、局面のみで打開が可能であったため、組織的な約束事が決められぬままだったのではないか。約束事とは4-3-3がどうのとかいうシステム形式のことではなく、どのようなフォーメーションで攻めて来たらどう対応するのか、どういったボールがどこにはいってきたらどう動くべきか、そして抜かれた場合のカバーは誰がどうアタックするのか、そういったことを事細かに決める事だ。瞬時に出来なくては効力は半減してしまう。そのあたりが全く見えなかったので、これまでの試合は凡庸であったのだ。ただ単にリアクションサッカーが目の前で展開され、なんとなくゴールが産まれる試合・・・そんなものに金を払う価値はない。

 直前の韓国にたたきのめされ、イングランド、そしてコートジボアールに対処するため、細かいルールを決めたのだろう。カメルーン戦ではたどたどしいも何とか形になり、オランダで確信が持て、デンマークで確立出来たと考える。そうであるならば、このDF形式を手に入れた日本は強いはずだ。

 ここまで来て初めて決定力がうんぬんという話になる。行き当たりばったりのリアクションサッカーではない、本物のサッカーが繰り広げられることになる。それもこれも本気の試合を体験したからに相違ない。体験して初めて日本のあるべき姿が見えてくる。サッカー哲学もそこに産まれ、文化が出来る。日常的に本気の試合をしているヨーロッパや南米諸国にサッカー文化が根付いているのは当然だ。

 日本が今大会でどこまで行けるのかは神様しか知らない。そんなことより、折角芽生えたこの規律正しくも激しいDF文化も続けなければ忘れ去られてしまう。そうならないためにどうするべきか。皆で議論すべき時が来たようだ。

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2010年6月25日 (金)

こんなことって

こんなことって
今の状況が信じられないんだけど…

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2010年6月23日 (水)

おめでとう、韓国

 いやはや韓国の激闘は3試合とも凄いものだった。さすがに最後はへばって目も当てられない状況にまで陥ったが、それでも見ている者を引きつける輝きがあった。頑張った彼らへ初めて神様がご褒美をくれた。それほど彼らの動きは俊敏で、インテリジェンスに溢れ、果敢だった。

 見ている者が熱くなる試合は毎晩行われていて、もうクタクタなのではあるが・・・チリ対スイスの面白さは格別だった。スイスはスペイン戦でも凄まじい戦いを見せてくれたが、この試合も素晴らしかった。しかしそれ以上にチリが良い!センターバックにやや難があり、頂点に立てるかというと疑問符が付くが、アタッカー陣の運動量と質はピカイチだろう。

 さて今夜はどんな戦いが見られるだろう。

 

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達さん、イケてるね

 FootやバルサTVなどで独特の発想でもってサッカーフリーク達を魅了しているフリーライターの金子さん。今回のコラムもイケてる。

 そうだよな。ブラジルは太陽じゃなくちゃいけないな。南アが始まるまではスペインがと思っていたけれど、やっぱりブラジルが太陽じゃなくちゃ。

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2010年6月21日 (月)

この守備は

 先日のオランダ戦。原因を知りたくて記事を書く前に専門家の意見をと思っていたのだが、なかなかよいのが見つからない。よく守ったには間違いない。守備は昔からそこそこ出来ていたという人も居る。それこそ初めてのワールドカップの時からクロアチアもアルゼンチンも1点止まりだったと・・・しかし今回の守り方は違うと思うのだ。何か。

 オランダは動けないチームではない。遅攻から突然トップスピードに乗る南米スタイルも出来るが、基本は前線の動きの質で凌駕するタイプのサッカーだ。それを演出するスナイデルという素晴らしい指揮者がいるのだが、どうもそこへのボールの配球をストップできていたようなのだ。それと同時に前線で動き回る者達へのコースも遮断していた。

 実は私はスナイデルに今野をマンマークさせると思っていた。実際にそうしようと岡田監督も思っていたとの後日談が入ってきている。それを止めた理由とは・・・日本のDFが動き回ってパスコースを消したのか?いやそれでは90分持たない。それならばパスコースを消す立ち位置を前線からとり続けたのか・・・どうもそのようだ。これが本当ならこれほど体力を温存し、しかも前からボールを取りに行ける戦術はない。それが出来るなら本当のサッカー国と認められるものだ。風邪による熱か、それともサッカー熱か判らないがとにかく熱くテレビにかじりつく・・・エリアが出てきた。こいつは容易に止められない。長友のサイドを変更する他ないかと思っていたら、本当に長友がエリアにへばりついた。絶対こいつだけは潰すって気合いが画面から伝わってくる。当のエリアもビビッて快足を飛ばせない。

 結果は負け。でもこれまでの負けとは雲泥の差がある負けだと思う。一体この変化はどうしたことだろう?これまでの日本代表の試合はすべて見てきたが、こんなことが出来る兆しはなかった。う~~~ん、謎だ。

 デンマークにもこういった戦術が出来るならば、攻撃に転ずるのも可能であろう。深夜なので眠いに違いないが、是非見せてもらおうじゃないか。

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2010年6月19日 (土)

日本腎臓学会

日本腎臓学会
神戸で三日間開催された学会から戻った。内科の進んだ研究を学び、小児科の成長発達を加味した細やかな治療方針に唸り、共通の諸問題につき議論した。

何より数年ぶりに会った博識の開業医先生(むつ在住)とこれからの小児科診療と社会の行く末について語り合えたのが最高だった。

それにしてもものすごい人の数だった。

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2010年6月15日 (火)

光る

光る
この梅雨の晴れ間のように

暗い日本のサッカーに一筋の光が差し込んだ

明日からはまた

暗くジメジメしたところへ

戻るのかもしれない

しかし

経験は必ず

次への糧になると信じ

前を向こう

梅雨はすべてのものに

命の水を与えるのだと

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ごめんなさい

 本田君、ごめんなさい。ゴールどえらい叫んでしまいました。

 でも・・・やっぱりあのプレースタイルは好きじゃない・・・

 長友選手だけ涼しい顔していたのがとても印象的でした。

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2010年6月11日 (金)

お帰りなさい!はやぶさ

 日本の小惑星探査機『はやぶさ』が地球へ戻ってきた。昨夜様々な試練を乗り越えてきたことを報道番組(NHKクローズアップ現代)で知った。日本の技術力の高さと執念を感じた素晴らしい番組だった。

 細かな情報はJAXAのHPに書かれている。太陽系の誕生の秘密を探るべく、小惑星『いとかわ』へ着陸し、その星の一部を採取して戻ってくるミッションだ。その間に移動する術も世界初の方式とのこと。日本はまだまだ捨てたものではないと思えて、とてもうれしくなった。

 それにしても最近、JAXAは頑張っているな~~こういう潮の時は何をやってもうまくいくものだ。この上げ潮の時こそ国を挙げて協力するべきだろう。今日本に足りないのは、国の誇りだ。

 プロジェクトマネージャーの川口さん、関係者の皆様、素晴らしい仕事をありがとうございました。

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2010年6月 9日 (水)

ぶちおもろいけぇ

 見んと損するで 見んさい、聞きんさい。

http://www.youtube.com/watch?v=bh-sENPLd44

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2010年6月 8日 (火)

こんなん出ましたけど

 悩むことだらけの線維筋痛症。周囲によく知る医者もおらず、文献を漁れど日本語論文はピンと来ず。。。英語論文に至ると益々判らなくなる難解な疾患だ。それでもようやく少し見えた気にさせてくれる本があった。それがこれ。

Photo

 線維筋痛症ガイドラインという表題がついているが、それは名ばかり。出来ることは此れ此れだよ~~と指し示してくれているが、判らないことの方が遙かに多いことが一目瞭然。判らないことを判らないとハッキリ書いているのがよいと言える。まだ学会そのものも立ち上がったばかりの様子。煮たり焼いたりするのはこれからということ。踏み出すべきか・・・

 目の前にそれを患っている人がいるのだから、踏み出すほかなかろう。学会費を納め、今年11月からの学術集会参加とするか。

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2010年6月 4日 (金)

真面目

 昨日、当院で働いてみたいという若い小児科医が見学に来た。懇意にしている先生達の下で現在研修中の医師だ。当院では研修医も募集していて、他科には少しずつ来るようになっているが、小児科は対応できる疾患に限りがある上に教えるという体制も整っていないため手を挙げてすらない。そんな所にどうして?と聞くと、腎臓疾患の勉強がしたいのだという。都内には世界的にも有名な病院があるよと言うと、そこに行くまでの実力をつけたいのだそうだ。それは一見理にかなっているようにも思えるが、そこへそのまま飛び込んでみる方が本当の実力は付くと思うぞ・・・

 それはさておき、話してみると実に真面目。面白みがないかというとそうではないのだが、あまりに醸し出す雰囲気が硬い。あの先生達の下で働いていたのに・・・さてどう料理したものか・・・とりあえず帰る前にちょっと一杯ということで小児科一同で繰り出した。

 飲んでも硬いな~~ほぐれるまでいじるか・・・・

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2010年6月 1日 (火)

6月

 さわやかな朝だ

 黄菖蒲がそよ風に揺れ

 アオサギがゆっくりと

 ゆっくりと湖面を横切る

 201061

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