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2010年4月29日 (木)

浮かぶ

 子供のころから海が好きだった。夏は潜って魚や貝を獲って夕食にしていた。親父に連れられて砂浜から投げ釣りもよくやった。気がついたら海上自衛隊の制服を着ていた。

 海自ではシーマンシップをたたき込まれた。技術だけでないその精神性は自分の性に合っていたのでとてもすんなりと受け入れられた。カッター競技はしんどかったけれど、海図を読んだり潮流や風を考えて航路を割り出すのもロープ結びも大好きだった。当然海の近くで過ごしたので、ヨットも自分で操れるし、ウインドサーフィンもとりあえず出来るようになった。海が随分遠くなってしまった今、船に乗ることはないけれど、シーマンシップは自分の心の拠り所だ。

 カヌーに触れたのはいつだっただろう・・・そうだ石垣島で息子と二人だけで漕ぎだしたシーカヤックが初めてだ。あの時海の上から覗き込んだ珊瑚とクマノミの美しさは忘れられない。そうかそれ以来の憧れだったんだ。昨年裏磐梯でカヌーに乗った時、感動で身体が震えたのは、この体験がベースにあったからに違いない。

 そんなわけで、カヌーを購入し、乗り始めた。今日も強風の吹く下であったが、印旛沼の上に浮かんでいた。自転車とは違う湖面をわたる風を受け、さざ波を手で直に感じた。

 心の底から生きていることを感じた。

『船乗りは 目先が利いて スマートで 几帳面 負けじ魂 これぞ船乗り』

 

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2010年4月26日 (月)

旅はいい

 地方で行われる学会の良いところは、学会内容はもちろんだがご当地を知る良い機会であるということに尽きる。

 独特の方言に触れながら土地のものをいただく快感たるや、たまらない。今回の盛岡はまさにそんな学会であった。

 学会そのものは時間の関係もあって、狙いを定めて計画的に知識を仕入れ、整理することにした。3日間の内初日に行われた自己炎症症候群、再生医療、そしてアメリカにおける喘息治療の考え方は思っていた以上に面白い内容であった。特に再生医療の話を聞いているうちに、すぐにでもその世界に飛び込んで研究したいと思わせるほどの素晴らしい内容であった。具体的に思いついた研究内容を現在大学の研究科にいる後輩に是非トライしてもらいたいと熱く語ってしまったほどだ。翌日は昼から聞きたいものがあったので、それまでの間に遠野まで足を運んだ。

 遠野はよく知られている通り、民話の里であり、民俗学の発祥の地とも言うべき田舎だ。そしてなんと言っても『カッパの里』なのだ。西を向いても東を向いてもそこここにカッパがいる。居酒屋に入れば、隣の客や店の主人とカッパ談義に花が咲く。美味しい天然物のホヤの刺身を肴にどぶろくを口に含むと北東北の哀愁を感じることが出来る。酔っ払って店を出ると、4月も半ばを過ぎたというのに雪が出迎えてくれた。

 翌日は朝からサイクリングだ。遠野には観光客のために自転車道が整備されていて、とても快適に走ることが出来た。40キロ弱の道程をスピードに乗って駆け抜けた。カッパ淵、続石などを回り、午前中のうちに遠野を後にした。惜しむらくは桜、そして雪の早池峰山が望めなかったことか。

 午後は学会へ戻り、SLEなどの自己抗体病のセッションを聞き、同僚の発表を確認して終了となった。急ぎ病院へ戻らねば、入院中の子供達の変化に対応できない。もちろん帰り着くまで何事もなく、その後も急な治療方針変更などもなかったのではあるが。

 それにしても盛岡は案外近い。都内からわずか2時間半で着いてしまう。

 行ったことのない方、いかが?

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2010年4月24日 (土)

最後はこれ

最後はこれ
無事当院からの学会報告が終了したので、1日早いが入院患者さんたちの待つ病院へ帰ることにした。

そんなわけで、旨い駅弁は外せないだろう。

ならば『はらこめし』をおいて他にはない。

うーん〜うめっ

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2010年4月23日 (金)


ほやの刺身をつまみに、どぶろくを飲む。

居酒屋待月のマスターと遠野の永ちゃんとカッパ談義で盛り上がりまくり。

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さすが盛岡

さすが盛岡
学会合間に駅ビルチェック。魚介類の豊富なこと!

ほや美味なり。

学会だろって?

ちゃんと質問しましたよ。アメリカ人の教育セミナーでね。

さて、もういっちょう。

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2010年4月22日 (木)

行ってきます

 明日から開催される日本小児科学会。盛岡まで出向いてきます。

 天気予報は雪・・・

 美しい岩手山を見たいのだけれど、ダメかな・・・

 石割桜・・・わんこそば・・・冷麺・・・いかんいかん、学会ぞな。

 では。

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2010年4月21日 (水)

髄膜炎その後その1

 生後6ヶ月の男児。前回髄膜炎で治療開始のところまで記事にしたが、その後の報告を少し。

 24時間後の髄液検査で細菌を検出しなかったので、抗生剤(ABPC/SBT&CTRX)効果ありと判断した。その後ステロイド使用下にもかかわらず2日間発熱持続。ようやく3日目に解熱した。4日目から反応は極めて良好となり、哺乳開始。その頃培養の結果が到着し、H.influenzae (BLNAR: ペニシリン耐性菌)と判明。ABPC/SBTをMPEMへ変更し現在に至っている。

 哺乳開始後とても活気が出て、5日でフェノバールを減量。それと共に反応すこぶるよく、現在お座りして遊ぶほどに回復。後ろからの音に反応もしている。

 ただ・・・昨夜38℃台の発熱を一時的に確認。abscessの疑いも捨てきれない。とりあえずこのままの抗生剤をあと1週間続け、来週画像診断と考えている。

 なによりこの子の無垢な笑顔に癒されているが・・・・

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2010年4月20日 (火)

切り裂く

 桜が舞い散る空間を

 ツバメが真一文字に切り裂いてゆく

 僕も

 南西からの風にのり

 印旛沼を切り裂く

 ヒュヒュヒュっと

 ビュンビュンと

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2010年4月19日 (月)

悩ましいぜ

 悩殺プレイにメロメロである。笑顔で誘っておきながら、突然プイッとするなんて・・・

 ほんのりピンク色のスベスベの肌。手を伸ばして触らずにはいられない。

 なぜなら彼女はもう半年もの間、発熱を繰り返しているのだ。それも弛張熱を1週間続けた後、1〜2週間39℃を持続したかと思うと、ピタッと解熱し、そして1ヶ月と置かずそれらを繰り返すのだ。症状は発熱のみ。それもニコニコの笑顔でやってくる。そして採血するとバカ高い炎症反応を呈している。血液からも尿からも細菌は検出されない。もちろん抗生物質など効かない。免疫異常はなく、悪性腫瘍もマーカーから否定的。一応周期性炎症症候群を疑ってはいるのだが、IgD, TNFαは異常なく、IL-2, IL-6は高値を示している。果たして・・・

 それにしてもゆうたん(仮名)・・・ようやく1歳だというのに悩ましい女だぜ。。。

 

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2010年4月18日 (日)

カヌー競技

カヌー競技
今年の国体では、ここ鹿島川でカヌー競技が開催される。練習する学生さんたちかな。

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2010年4月17日 (土)

活力源

活力源
こんなプレゼントもらったら頑張ろうって気持ちになるよ。

ありがとな。

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2010年4月15日 (木)

なにか変?

 乳児のなにかおかしい?って感じは重病を疑う根拠となり得るというのは小児科医にとって常識だ。それでも追い立てられるような日常診療で見落とすことなく注目出来ているかどうかは判らない。

 今日は部長の言葉から引用する。「朝から熱が出始めて少し吐いたってことだけれど、顔色も普通でお腹の聴診や触診は問題なかった。ただなんとなく呼吸が速いように思って、採血だけでも、いやそれなら1本点滴だけでもとお話しした。」とのこと。その後点滴を入れようにも全く留置が出来なかった。部長の名誉のために書くが、刺すことについては天下一品の腕前だ。自分も手前味噌ながら結構イケてると思っていて、他人の手技を見ていてこれは凄いと思ったことはほとんどない。しかしこの部長のルート確保は本当にう・ま・い。それでも入らないときがたまにある。そんなときは手を替えるのが鉄則だ。そこで外来中の私が呼ばれた。

 刺せそうな静脈を探すが、見た目にはどこにも見当たらない。駆血して指で探すがそれでも索状物は触れない・・・それにしても呼吸が速いな・・・顔色も悪いぞ・・・こりゃ何か隠れてそうだ、早く刺さなきゃ。普通ならここにあるはずだ、触れないけど、きっとある。そう心に念じながら細い針を押し込んだ。キタ!逆血あり!!そこから採血して、補液ルートを繋いだ。血糖は130 !?ううっ?やはり脱水&低血糖ってパターンじゃないぞ。あれっ、さっきより呼吸がさらに速くなってる。それに刺した時に泣きもしなかった・・・これはもしや髄膜炎?それとも心筋炎?

 頸は硬くない。Kernic signも正常。しかし大泉門が張ってる!すぐに頭部CTを確認し、髄液検査へと流れた。濁っている・・・細胞数は2000ちょっと・・・グラム染色は・・・グラム陰性桿菌だ!幸い痙攣はまだ始まっていない。抗生剤2種類とステロイド、グリセオールにビタミンK、そしてフェノバールを始めて待った。4,5時間経ったところで、急に意識状態が良くなってきた。こちらと目が合う。手足を動かし始めた。でもまだ予断を許さない。

 今12時間経過したところ。先程母乳を欲しがり泣き始めた。呼吸は普通の回数に戻っている。顔色もとてもよくなった。まだ安心するのは早い。明日の髄液検査を見なくては安心などできない。それでもこの状況は和む。ほっと一息だ。

 患児の父が「熱が出始めたところで連れてくればよかったのでしょうか。」と言う。

 それは違う。私たちは熱だけならばどれだけ高くても重症ととらえることはない。この場合疑った決め手は、呼吸回数の異常さだ。おそらくこの経過であれば、早く来れば様子を見てくださいと帰されていたことだろう。

 不幸中の幸い。あと1時間遅ければ痙攣し、予後はとても悪かっただろう。もちろんまだ後遺症などのことも含め安心など出来ないが。。。

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2010年4月14日 (水)

チューリップ祭り

チューリップ祭り
今日までですよ。

しばらく咲いてるけどね。

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2010年4月11日 (日)

漕ぎ出す

漕ぎ出す
組み立て式カヌーで初めて印旛沼に漕ぎ出した。穏やかな春の1日だったのに、突然嵐となり引き返すことに。いやー怖かった!

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2010年4月 7日 (水)

さらばだアニサキス君

 先日の一件。お祈りするだけでは医療者として納得できない。知識としては、体内に入っても必ず変調を来すわけではない、胃に食らいついたら胃カメラで見ながらつまみ出す他ない、腸に食らいついたら痛み止めと飲食制限で出て行ってくれるのを待つほか無い、などしかなく、先手というものはなかった。

 本当に何もないのか・・・ネット検索するうちに、バリウムを飲んで痛みが消えた人を見つけた。バリウムは胃の表面の状態をレントゲンで映し出す時に使用する造影剤だ。胃粘膜にしばらくねっとり張り付いてくれる。後ははがれて落ちるのを待つだけというものだ。セメントではないから、どれだけの効果があるだろう・・・しかし一次的な対応は出来そうだし、もしかしたらアニサキスがそれを吸い込んでくれたら消化管が詰まってすぐ死んでくれるやもしれない・・・

 それにしてもあんなに小さな寄生虫が胃に食らいついたくらいで痛みが出るのだろうか?いや実際に七転八倒する人をみたことがあるので、痛いには違いないのだが、どうも腑に落ちない。よくよく検索しているうちに、寄生虫によるアレルギー反応が痛みに関与しているのではないかというものに辿り着いた。う~~ん・・・

 胃カメラをするときに、鉗子という道具で粘膜の一部を摘み取ってくることがある。それでも痛みはない。また胃粘膜下に出来た大きな瘤を見つけることもある、だからといって痛みはない。アニサキスの頭は鉗子よりはるかに小さい。またアレルギー反応でおこる胃内の好酸球性肉芽腫は胃粘膜下腫瘍より小さい。・・・・本当はどこにあるのだろう?

 悩んでいる内に何年かぶりにわずかに蕁麻疹が首筋に出始めた。もしや・・・半信半疑ながら、やれることはやってみようとバリウムを手に入れ、同時に抗アレルギー剤併用で内服してみた。蕁麻疹はわずかで治まり、昨日夕になり白いうんこが出たが、寄生虫らしいものは見当たらず、おなかの調子もすこぶる良かった。

 これだけでは効果があったのかどうかは定かでない。一般の人にお勧めできるかというとそれに耐えうる説得力はない。今回はアニサキスを食べたかどうか不明というものではなく、現実に食べた残りに居たので、まず間違いなく食べているだろう。先手についての論文報告は無だ。バリウムを手に入れることだって、試供品を仕入れるか胃造影検査のオーダーを立てて仕入れる他はないので、一般的ではない。抗アレルギー剤だけは花粉症の薬程度でよいので、お持ちの人は試してみてもよいかもしれない。

 とりあえず、今日もうれしいことに快食快便である。

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2010年4月 6日 (火)

満開

満開
懺悔が効いたか、身体は快調。仕事も暇

桜は満開、言うことなし!

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2010年4月 5日 (月)

その蠢いているものは?

 先程いただきものの鰯の酢漬けを食べました。

 と〜〜っても美味しくて、いっぱい食べました。

 楽しくみんなで食べました。

 ・・・・息子が残った皿の中を凝視していました。

 「お父さん・・・何か動いてる・・・」

 アニサキスでした。

 神様、私たちは無宗教でしたゴメンなさい。

 お願いですから虫が胃に頭を突っ込むことのないようにお願い致します。

 私は痛んでもいいですから、息子達だけは見逃してください。

 ひぃ〜〜ん・・・でも美味しかった・・・・

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競争

 喘息でみている5歳の男の子。先月診察中にゆびぱっちんしてきた。

私「おっと、やるな~いい音させてるじゃん。じゃあこれできるか?」と両手ゆびぱっちんした。

彼「えっ・・・鳴らないよ~~~。」

私「へっへっへ。練習してこいよ。じゃあまたな。」

 そして本日

彼「勝負しろ!!パチパチパチパチ」

私「おおっ!両手出来てる。すげー!!」

彼「どうだまいったか。」

私「凄いよ。5歳で先生は出来なかったよ。でも今はもっと凄いぜ。音楽に合わせて出来るもん。どうだ、できるか?」

彼「う~う~・・・悔しい!!!!!!」

母「イナズマイレブンの曲で練習したら?」

私「じゃあ今度勝負な。」

彼「覚えてろ!」っとドアを荒く引き出て行く。

母「この間も悔しいってずっと練習していたんです。絶対勝つんだって。」

 それなら出来たことを誉めた後、もっと凄いところを見せてやらねばならないと心に決めたのであった。

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2010年4月 4日 (日)

桜咲く佐倉

桜咲く佐倉
印旛沼公園の夜桜
天を眺めていると
闇に溶けてしまいそうになる
美し〜い

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