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2010年3月25日 (木)

腎生検

 2月末から腎生検を毎週1~3件し続けている。今年はちょっと多い。しかも疾患もバラエティーに富んでいる。IgA腎症あり、膜性腎症あり、紫斑病性腎炎あり、膜性増殖性糸球体腎炎あり・・・とりあえずこれまで大きな事故無く検査出来ているのは喜ばしいことだ。

 昨今の道具の進歩で確実に合併症は減っているが、やはり数%に合併症は起こる。出血は最も起こりやすい合併症で、ひどければ輸血や腎摘出まであり得る。だからこそ適応をしっかりと見極め、やらなくてはならない子供にだけ施行している。

 これまで幼い子供は皆自分が穿刺してきたが、後輩が育ってくれたので半分ずつ受け持つことにしている。ちょっとしたコツと経験が必要というのはどんな手技でも同じことだ。彼も臆せずトライできているのは、ここの雰囲気によるところが大きいと自画自賛している。

 手前味噌ついでだが今年の秋に出版される小児科ピクシスという雑誌があり、それの腎生検の項を執筆した。他にはあまり見かけない実際の方法やちょっとしたコツを書いているので、是非読んでもらいたい。もちろんここはこうした方が良いのではという意見もあるべきなので、そういった点は是非指摘していただきたい。

 昨日はシクロスポリンという薬剤を使って2年目のフォローアップ腎生検、そして膜性増殖性糸球体腎炎のフォローアップ腎生検の2人。今日も小学生の男の子1人の腎生検を行った。皆協力的で合併症なく過ごせそうだ。もちろん腎生検はあくまで通過点。これをもとにどう治療していくかが腕の見せ所だ。

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