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2010年3月11日 (木)

フォーラム

 昨夜は千葉東病院の先生が音頭をとって第一回Chiba Pediatric Nephrology Forumが開催された。要するに千葉県内の小児腎臓をやっている連中が皆呼ばれて飯を食うっていう会で、それでも顔を突っつきあわせるだけでは芸がないので、新潟からマクロファージを研究しているI先生をお呼びして講演を拝聴するという場となった。

 I先生の話は別のカンファレンスで少し聞いたことがあったが、これからやってみたいことも含めて包み隠さず教えていただけて、とても有意義であった。先生の言うとおり、マクロファージが腎炎において糸球体に悪さしているのはアリとしても、それは腎炎が惹起された後の話であり、それが大元ではないであろう。そう感じたのだが、先生の話を頭の中で整理するのに時間が多少掛かり、会は食事会へ突入してしまった。

 用意された弁当はとてつもなく大きく豪華なものだった。しかし・・・こういってはなんだが、会場にほど近いラーメン屋に飛び込みたくなるくらいの味だった。数口食べたところで、先生とディスカッションをすることに決めた。マクロファージが腎炎を惹起しているのではないだろうことを問うと、先生自身がリンパ球をノックアウトしたマウスに大量のマクロファージを叩き込んでも腎炎は起こらなかったという実験結果を話してくれた。つまり彼は治療としてマクロファージの働きを抑制することが腎炎の進展を抑えることにはなるが、起源となるトリガーはまた別にあると感じている。しかしそこまではまだ行けていないということ。ではその先はというところで議論してみた。リトマス試験紙よろしく少しのビールで赤くなる私の顔を見ながら、議論に付き合ってくれたI先生はとても紳士で、素晴らしい先生だった。議論の感じからすると先生も私をおそらく気に入ってくれたであろうこともわかった。その後も小一時間ばかり音頭取りの先生を始め、皆と話し合い、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。

 千葉には古くから存在する医学部があるが、そこの小児科には腎臓グループがない。千葉で腎臓疾患を診ている小児科医は皆よそ者だ。それでもここに頑張っている仲間がいる、熱く語れる仲間がいるっていうのは楽しい。当初はなんのために集まれというのかと思っていたが、参加して正解だった。そう気がつけば千葉に6年もいるのだが、こうやって小児の腎臓をやっている仲間が一堂に会することは今まで無かった。是非これからもよろしくお願い致します。

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