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2010年3月30日 (火)

予約外来

 ある兄弟が午後の予約外来を訪れた。彼らはアレルギー性鼻炎&たまに喘息発作を起こす兄弟だ。このアレルギーの季節だというのに、ほとんど症状もなく元気にしているらしい。

兄「今日はさぁ、お客さん少ないね。」

母「お客さんじゃないでしょ。患者さん。」

私「午前中は多かったんだけどね。午後は予約だけだから。」

弟「でもお客さん全然いないじゃん。お部屋に誰もいないよ。」

母「こら、よしなさい。」

私「そうだね。お客さんこないね。どうしよう、そしたら潰れちゃうよ。」

弟「お客さん来ないってことは、やばい病院ってこと?」

兄「ってことは、やぶってこと?」

母「いい加減にしなさい。どこでそんな言葉・・」

兄「だってテレビで言ってたもん」

私「そうだね~どうしよう病院も潰れちゃったら。じゃあ他の病院にも行けないかな~やぶだし。」

弟「大丈夫だよ。また来てあげるし。」

私「そうか。悪いな~じゃあまた1ヶ月後においでよ。」

兄「またガラガラだといいな。」

母「すいてると早いからいいわね。」

私「(いいわけ無いだろ)まぁ午後は予約だから大丈夫ですよ。」

兄「じゃあまたな。」

弟「またな!」

 随分大きくなった兄弟。こんな軽口を言い合えるなんて成長したな~~~って言ってて大丈夫かいな。まあ病棟は検査入院も含め満床ということで。

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2010年3月29日 (月)

その音楽性は

 先日腎生検した女の子。来月から音大ピアノ科に通うとのこと。腎生検後は寝てるだけなので、CDでも聴く?と2枚手渡した。

 1枚は八千代に住む女性ピアニストのCD。もう1枚は先日の結婚式で初めて出会った新進気鋭の若手男性ピアニストのCD。感想を聞かせてねと手渡した。

 退院する前に、どうだったと尋ねると

「女性のピアノはベートーベンなどの重い曲で聴いてみたい。男性のは・・・私ショパンの曲あまり好きじゃないんです・・・でも・・・本当に凄い。技巧に走るショパンは嫌いなのだけれど、とても素晴らしい演奏だと思います。私にはとてもとても・・・」とのこと。

 感想ありがとう、じゃあ帰っても無理しないようにねと送りだそうとしたときに、彼女の手提げ鞄に目がいった。CDたくさん持ってきていたんだね・・・なになに・・・Guns N' Roses・・・えっっっとこれは・・・ガンズ・・・えっ、ガンズ??そして・・・IRON MAIDEN・・・シュダーにノバって・・・・・・・・ヘビメタばっかでclassic一枚もないじゃん!?

 ヘッドバングしながらピアノ弾くのかな・・・あまり無理しないでね。再出血しちゃいやだから。

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2010年3月28日 (日)

春なのに

春なのに
佐倉にも桜がやっと来た。でも寒むっ

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2010年3月25日 (木)

腎生検

 2月末から腎生検を毎週1~3件し続けている。今年はちょっと多い。しかも疾患もバラエティーに富んでいる。IgA腎症あり、膜性腎症あり、紫斑病性腎炎あり、膜性増殖性糸球体腎炎あり・・・とりあえずこれまで大きな事故無く検査出来ているのは喜ばしいことだ。

 昨今の道具の進歩で確実に合併症は減っているが、やはり数%に合併症は起こる。出血は最も起こりやすい合併症で、ひどければ輸血や腎摘出まであり得る。だからこそ適応をしっかりと見極め、やらなくてはならない子供にだけ施行している。

 これまで幼い子供は皆自分が穿刺してきたが、後輩が育ってくれたので半分ずつ受け持つことにしている。ちょっとしたコツと経験が必要というのはどんな手技でも同じことだ。彼も臆せずトライできているのは、ここの雰囲気によるところが大きいと自画自賛している。

 手前味噌ついでだが今年の秋に出版される小児科ピクシスという雑誌があり、それの腎生検の項を執筆した。他にはあまり見かけない実際の方法やちょっとしたコツを書いているので、是非読んでもらいたい。もちろんここはこうした方が良いのではという意見もあるべきなので、そういった点は是非指摘していただきたい。

 昨日はシクロスポリンという薬剤を使って2年目のフォローアップ腎生検、そして膜性増殖性糸球体腎炎のフォローアップ腎生検の2人。今日も小学生の男の子1人の腎生検を行った。皆協力的で合併症なく過ごせそうだ。もちろん腎生検はあくまで通過点。これをもとにどう治療していくかが腕の見せ所だ。

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2010年3月23日 (火)

暗いのかな~

 昨日来てくれたロンチャ君、僕は暗いからと言いながらいろんな曲を歌って聴かせてくれた。

 正やんの『あの唄はもう唄わないのですか』、NSP『面影橋』などなど・・・確かにマイナーコードだけど、暗い人は歌ってくれたりせんと思うよ。何にせよ心に染みた~~~もう興奮して夜中に頭の中でリフレインしまくり・・・

 今回のフォークデュオで判ったこと。合唱もそうだけどやっぱり複数で音楽やる方が一人よい断然いい。ヘビメタ(彼の今の居場所)はマイナーコードのオンパレードだ。ふきのとうの『柿の実色した水曜日』は自分にとってど真ん中の曲だ。ってなところか。

 それにしてもロンチャ君の持ってきてくれたナッシュビルチューニングしたギブソンにはまいった。これかっ!!っていうくらい音楽が広がったもの。プロってああいったサウンドの中で曲を書いたり、歌ったりしてるんだね。毎日気持ちいいんだろうな~~

 あっ、手前味噌だけど、僕のマーチンも良い音してたでしょ?腕は別として。今度は弦を張り替えてこちらがお邪魔しますから、ロンチャ君よろしく。

 では。

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2010年3月22日 (月)

同期のつながり

 いやはや本当に楽しかった。これだけのこと何故学生の時にしなかったのだろう。

 NSP、ふきのとう、さだまさし、松山千春、オフコース、かぐや姫・・・徳永やバンプなんかも飛び出してうなったね〜〜

 また是非。

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ハモるか

 急病診療所の当番は結構大変だった。でもそつなくこなし(多分)、眠いが体調はまずまず。

 今日はこのあと大学時代の同級生がうちにギターを抱えてやってくる。同級生でありながら、大学時代はあまり接点がなくここまできた。でも音楽が趣味で、おそらく大学に入る前からずっと歌ってきた二人。音楽の趣味や表現方法がまるで違った彼はバンドでならし、おそらくプロになっても食っていけただろう存在。私は合唱にのめり込み、ギターは自分で楽しむ程度。

 さて今日はどんなセッションが出来るだろう。

 ドキドキしちゃってんだけど・・・・どうよそれって???

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2010年3月19日 (金)

別れの季節

 3月は別れの季節だ。卒業式あり、転勤あり。病院も例外ではない。多くの人たちが新しい職場へ旅立ってゆく。とても寂しいことだが、新天地での活躍を願ってやまない。

 今年は外科と整形外科の部長が去ることになった。様々な経緯があるにせよ、お世話になったことは間違いなく、感謝を込めて送別会に参加した。ところが・・・

 前者は外科主催で送別会を開いていたが、内科医の顔はなく、事務方もゼロ。呼ばれなくていないのか、呼んでも来ないのかは定かでない。少なくとも残る外科の医者誰よりも人気の高い部長が出て行くというのに。後者に至っては送別会が開かれないとの情報を得、急遽有志による送別会がささやかに行われたのみである。私はどうしたかって?当然どちらにも参加し、お礼を込めて杯を共にした。

 普通に考えて、このような病院に未来はあるだろうか?

 残る医者も腹に一物持つようになるだろう。まだ来ぬ医者も聞けば赴任を思い留まることだろう。

 身内の恥を晒すようだが、これを読んでいる職員がいるならば考えて欲しい。

 私ですら身の振り方を考える時が近づいているように思ったのだから。

 

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2010年3月16日 (火)

ワールドカップ

 あのベッカムが倒れた。アキレス腱が断裂してしまい、今日手術を受けたという。チームメートのセードルフが次のようにインタビューに答えていた。

「自分がドレッシングルームにいたときに何が起きたのかを知って、非常にショックだった。僕は直接、彼のところに行ってしばらく一緒にいたけど、彼は本当にひどい痛みを感じていた。想像できるだろう? 彼の描いていた夢、W杯に出場すること、ヨーロッパに戻ってこれまでやってきた全ての努力がフイになってしまったんだ。苦痛にゆがんだ彼の顔を見たが、それは痛みそのものを感じているだけじゃなく、ほかのことが消えてしまった、つまりW杯がなくなってしまったこと対する苦痛を感じている表情だったと思う」(ロイター通信)

 このコメントが本当ならば、やはり超一流の選手たちにとってもサッカーワールドカップは特別なもので、自らのすべてをかけて取り組むべき大会なのだろう。自らのプライドと国の名誉をかけて戦う大会は本物だ。

 最近ヨーロッパチャンピオンズリーグなどとてつもなくレベルの高いサッカーの試合がテレビで、しかもライブで見られるようになった。それ故か、ワールドカップをレベルの低い大会で見るに値しないという輩もネット上でチラホラみかける。見たくない奴は見なくても勿論よい。でもうそぶく前に彼らの熱い魂を感じてみてはどうか。確かに国の代表の試合は、名誉だけで金にもならず、怪我に対する保証もないので出場しないという選手もいる。また出場して名を挙げれば金になると考える選手もいるだろう。しかしワールドカップはやはり特別な大会であるのは間違いなさそうだ。

 開幕まであと3ヶ月。熱い戦いが待ちきれない。

 

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多価ワクチン

 今年に入って立て続けにワクチンが承認された。肺炎球菌ワクチンとHPVワクチンだ。前者は主に小児の髄膜炎予防に対し、そして後者は子宮頸がんの原因ウイルスに対するワクチンである。

 双方共に予防効果としては十分な効力を発揮する。接種することに問題はないし、接種すべきワクチンであろう。しかし肺炎球菌にしろHPV(ヒトパピローマウイルス)にしろどちらも多くの型を有している。その内の主な型に対するワクチンであり、すべてを網羅するものではない。前者は7つ、後者は2つの型を対象にしているいわゆる多価ワクチンである。

 しかし承認されていないが海外には前者で13価,後者で4価を対象とするワクチンがすでに市販されている。もちろんカバーする対象が多い方が感染予防という点で優れている。

 しかもこのたびのワクチンはどれもこれも高い・・・

 待ってもよいと言うべきか、それとも病気は待ってくれないと言うべきか・・・

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絶滅危惧

 数日前からテレビではクロマグロが手に入らなくなると連呼している。クロマグロ乱獲により絶滅が危惧されるとのことで、現在行われているワシントン条約会議の場で漁獲制限もしくは中止が議論されているかららしい。

 このブログを読んでくれている方々は、クロマグロ漁獲制限に対して私は反対するのだろうと思っていらっしゃることだろう。しかし私は絶滅が本当ならば制限するべきと思っている。鯨もそう。絶滅が危惧されるなら、その種を根こそぎ食べ尽くす権利が人間にあるなどとは思わない。鯨は制限した結果種類によっては相当数増えて、その大食漢ぶりから沿岸漁業に影響もでるところまで来ている。それならば可哀相もしくは野蛮というだけで反対というのは間違っている。中国人や韓国人が犬や猫を食べたいのなら食べればよい。その国の文化伝統を他国がどうのこうの言うのは道理が立たない。かりに人間を食べるという文化があって、それはどうかと問われれば、喰われる方の人権からそりゃダメだと答える。同種食以外はそりゃ趣味の問題だ。もちろん国民が反対して、自国の中での食&捕獲を禁止するならばそれはアリだ。

 マグロには様々な種類がある。もっとも美味しいからとクロマグロ(本マグロ)が珍重されているようだが、無理なことは無理であって、他のマグロで我慢する他なかろう。他のマグロにしても乱獲の果てに絶滅が危惧されるなら、制限するしかない。それは限りある地球の上で生活する者の義務だろう。

 そのマグロ、最近の不景気で市場ではかなりだぶついている様子。クロマグロにしてもこのまま漁中止となっても2,3年は寿司屋から消えることはないらしい。幸い私はトロを食べたいとあまり思わない。季節を感じないからだ(マグロの旬があるなら教えて欲しい,いつ食べても変わりなく美味しいのだ.)。旬の魚をその地方で食べるくらい旨いものはない。ヒラメやカンパチで大満足していた初冬が過ぎ、コハダの味を思い出すと春が待ち遠しくって仕方がない。昨日の蛍烏賊もプリプリジューシーで春間近と感じさせてくれた。春の鯛、初夏の鯵やウマヅラ、夏過ぎての戻り鰹に鯖・・・く~~たまらん。これこそが寿司の醍醐味だ。

 本マグロがまた獲れるようになるまで待とうよ。それまではトロ・トロ・トロって叫ぶお子ちゃま寿司をやめて、いろんな魚のおいしさを再発見するのもよいのでは?その方が寿司屋も喜び、腕をあげると思うよ。

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2010年3月14日 (日)

めっちゃ

めっちゃ
渦潮すごっ

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2010年3月12日 (金)

通訳

 先日ドバイの病院で腎臓に石があると言われているので経過を見て欲しいというアフガニスタンの方がいらっしゃった。小学校に入って間もないくらいの子供に石とは・・・なにか栄養摂取の点で問題でもあるのかと身構えながら、カルテ&本人の到着を待った。

 受付を通る際、日本語は全くわからないということ、そして通訳が来ているという情報が入った。通訳ってアラビア語?そもそもアフガニスタンって何語??とドキドキしながら診察室へ呼んだ。

 見るからに中東の方々だ。カレーなど香辛料の香りは全くせず、穏やかな顔つきをしていた。通訳の方と本人をチラチラ見ながら、症状を聞く。すると通訳は英語でお父さんに尋ね始めた。お父さんはなまった英語で返すものの、お母さんは全くちんぷんかんぷん。お父さんがさらにお母さんへあちらの言葉で聞き直した。しばらく前からおなかを時々痛がるのだとか、そして日本へ来る前にドバイで診察を受け、エコーで腎臓に石があって、そのせいで痛みがあるのだと言われたとのこと。血尿はあるのかと問うと、

通訳「血尿・・・ええっと、なんて言えば・・・」

 こりゃ埒があかない。英語が通じるならなんとでもなるだろう。そこからはお父さんとの片言英語の応酬が始まった。痛みのあるときもそうでないときも赤いおしっこはでないし、お茶のような色のおしっこもない。薬は何をもらったかと問うと、石を溶かす薬だと言われもらっているとのこと。シロップになっていて、アラビア文字が小瓶に巻かれていた。う~~ん判らん。

 とりあえず診察したが、どこも痛がらず、少し糞塊を触れるだけ。じゃあエコーをもう一度こちらでもしてみようかと言うと、前のエコーの写真を持っていた。見せてもらうとこりゃ・・・石無いやん。

 一通り腹腔内臓器と腎臓、尿路を確認したが異常は見つからなかった。嘔吐や下痢もないとのことで、心配ないよというと、納得しきれない様子。レントゲンで石がないことをしっかり確認してみましょうというとうれしそうに撮ってきてくれた。映る物は糞塊のみ・・・

私「便秘だね。石はどこかへ行ってしまったのかもしれないね。時々痛いのは便秘のせいでしょ。」

父「便秘ってなに?うんち?Vr○×△!B&%●△?うんち硬いよ!」

私「どんなもの食べてるのかな?」

通訳「アフガニスタンの食材を購入しているようです。」

私「ってことは・・・わからん。水なんかはどうしていたの。」

父「水がないので買ってた。」

私「ヨーロッパのミネラルウォーター?」

父「どこのかは知らねぇ~」

などと話しているうちに随分打ち解けてくれるようになった。子供の話からもどうも石じゃなく便秘だけだろう。緩下剤を処方し、飲み方の工夫を教えて帰ってもらおうとすると、

父「娘が長距離歩くと足を痛がるんだ。診てもらえないだろうか。」そりゃ整形外科の担当だろう。しかし無碍に断るのも・・・今日の整形の初診担当は・・・・・・自分で診よう。

 筋肉の付き方に異常はなく、圧痛もない。鼠径部に腫脹や痛み、シルクサインもない。反射も問題なく、跛行もない。膝や足首の運動に制限無くとても柔らかい。唯一股関節に可動制限があるように思えた。しかし待てよ、アラブ系で女の子でこんなに股関節を開いたりしたら・・・なんてことが頭をよぎり、ちょっと股関節が硬いようだからレントゲンで診てみようとお話しした。結果何も異常を認めなかった。大丈夫何も心配することはないとお話しすると、お父さんの顔がほころびうれしそうにサンキューと繰り返した。通訳さんは「英語の話せる先生でよかったです。」と言ってくれたが、こっちは用語を並べただけのインチキ英語に過ぎない。頼むよ~~と思いながら、「とんでもない、居てくれて助かりました。」と返しておいた。

 子供達は診察室にあるおもちゃに夢中になっており、いい顔で遊んでいた。母親は最後まで顔を崩すことはなかった。

 日本での生活、頑張ってね。

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2010年3月11日 (木)

フォーラム

 昨夜は千葉東病院の先生が音頭をとって第一回Chiba Pediatric Nephrology Forumが開催された。要するに千葉県内の小児腎臓をやっている連中が皆呼ばれて飯を食うっていう会で、それでも顔を突っつきあわせるだけでは芸がないので、新潟からマクロファージを研究しているI先生をお呼びして講演を拝聴するという場となった。

 I先生の話は別のカンファレンスで少し聞いたことがあったが、これからやってみたいことも含めて包み隠さず教えていただけて、とても有意義であった。先生の言うとおり、マクロファージが腎炎において糸球体に悪さしているのはアリとしても、それは腎炎が惹起された後の話であり、それが大元ではないであろう。そう感じたのだが、先生の話を頭の中で整理するのに時間が多少掛かり、会は食事会へ突入してしまった。

 用意された弁当はとてつもなく大きく豪華なものだった。しかし・・・こういってはなんだが、会場にほど近いラーメン屋に飛び込みたくなるくらいの味だった。数口食べたところで、先生とディスカッションをすることに決めた。マクロファージが腎炎を惹起しているのではないだろうことを問うと、先生自身がリンパ球をノックアウトしたマウスに大量のマクロファージを叩き込んでも腎炎は起こらなかったという実験結果を話してくれた。つまり彼は治療としてマクロファージの働きを抑制することが腎炎の進展を抑えることにはなるが、起源となるトリガーはまた別にあると感じている。しかしそこまではまだ行けていないということ。ではその先はというところで議論してみた。リトマス試験紙よろしく少しのビールで赤くなる私の顔を見ながら、議論に付き合ってくれたI先生はとても紳士で、素晴らしい先生だった。議論の感じからすると先生も私をおそらく気に入ってくれたであろうこともわかった。その後も小一時間ばかり音頭取りの先生を始め、皆と話し合い、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。

 千葉には古くから存在する医学部があるが、そこの小児科には腎臓グループがない。千葉で腎臓疾患を診ている小児科医は皆よそ者だ。それでもここに頑張っている仲間がいる、熱く語れる仲間がいるっていうのは楽しい。当初はなんのために集まれというのかと思っていたが、参加して正解だった。そう気がつけば千葉に6年もいるのだが、こうやって小児の腎臓をやっている仲間が一堂に会することは今まで無かった。是非これからもよろしくお願い致します。

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2010年3月10日 (水)

寒かった

 いやはや昨夜は寒かった。月一のFutsalの夜だったが、長袖長ズボンの上にウインドブレーカー上下を着て、手袋装着を2時間続けた。これまで冬と言えども半袖短パンでやってこられたのにである。

 おまけに昨夜は寒くて立ち止まっていられず、2時間ぶっ続けで試合をした。普通15分ハーフだろうが、汗を拭くために休むと凍えそうだった。。。加えて寒さに怯えて参加者激減、ようやく2チーム出来るだけという状況だったこともこうなった理由だ。

 つまり2時間ずっと走り続け、しかもその中でダッシュを繰り返していたということ。今日私がへっぴり腰でうつろな眼をしているのはそういう訳で仕方がない(社会人としてどうよ?)。

 そんな眼でテレビをぼんやり眺めると、アメリカの艦船が核を持ち込んだかどうかなどという些末な事項を声高らかに叫んでいるではないか。いい大人が青臭いことを言いながら気色ばんでみたところで茶番に過ぎないだろう。

 日本は誰がなんと言おうと、アメリカの核の傘の下でぬくぬくとしていたのだ。核の傘の下に居て、「国内には持ち込ませていない。核兵器なんてもってのほか。核兵器反対~ぃ。」と叫んだところで、他国からみたら「ハァ~?何寝ぼけたこと言ってるの?」と言われるのがオチだ。なんでもかんでも透明が一番なんてそれこそ平和ボケもいいところ。極秘事項はこと国防に関する限り、絶対に守らねばならない秘密だ。こいつが衆目にさらされたことに関して問いただす必要は大いにある。裸体だってスッポンポンより見えそうで見えないのが一番だろう(関係ないか・・・)。

 それにしても身体が重い。ふぅ~~~

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2010年3月 9日 (火)

ムンプス髄膜炎

 おたふくのワクチン接種を受けた4歳児。一週間したところで頭痛と発熱が出てきたと来院した。この時の担当医によると耳下腺の腫脹はなく、しかしなんとなくおかしいので、採血したとのこと。白血球やCRPの上昇も認めず、水分摂取も出来ていたので帰宅させたが、翌日嘔吐して水分摂取出来ないと再度来院され、なんとなく頸が硬いということで入院になった。

 体温は40℃、顔色はまずまずであったが頭が痛いとしかめっ面をしていた。耳下腺は確かに腫れていない。CRTも1秒未満、血圧も正常だ。呼吸音も心音も異常所見はない。蠕動音も正常範囲で腹壁は柔らかい。頸のリンパ節は少し腫脹していて、確かに少し硬直ぎみだ。目は少し赤い・・・アデノウイルス感染でもあるか?と思いながら、入院前に撮ったレントゲンを見たが、肺炎や気管支炎の所見はない。足を持ち、Kernig 兆候を確認した。すると極めて反応鋭くのけ反るではないか。こりゃ髄膜炎だ。

 点滴スピードを少し落とし、今日の採血結果を見直した。白血球数は10000を越えてきていたが、CRPはわずかな上昇のみだ。おそらくウイルス性の髄膜炎・・・頭部CTでも異常所見を認めない。でも髄膜刺激症状が強いことから、減圧も兼ねて髄液検査をすることにした。

 圧は高くない・・・見た目透明で極めてきれいだ。無菌性ならそれもあり。髄液の一般検査とともに、細菌検査、そしてウイルス同定検査へと移行する。細胞数はわずか一桁。う~~ん?細菌はもちろんいない。蛋白も糖も正常。でもね・・・明らかに髄膜炎だよ。

 その後特別な治療を施行せず、補液のみで経過をみていたところ、嘔吐はすぐに治まり、4日で解熱し頭痛も消失した。高熱の間せん妄状況も時々あったことからインフルエンザなど迅速検査をしてみたがすべて陰性。食欲が戻るまで一週間かかったが、とりあえず何事もなく回復してくれた。母は「なんだったのでしょう?」と尋ねてくるのだが、迅速検査できるウイルスは何もひっかからず、髄液検査では髄膜炎と言えない所見で、唯一の手掛かりは頭痛と髄膜刺激症状のみ・・・ウイルス感染とおそらく髄膜炎としか言えないままであったところに、髄液のウイルス同定の結果が返ってきた。髄液中mumps virus PCR 陽性。少なくとも髄液中におたふくかぜのウイルスがいたことは事実だ。

 さてそうなるとこれがワクチンのせいかそれとも野生株かということになる。今検体を衛生研究所へ送る手配を終えたところだ。一応ワクチンにより1000から2000人に1人の割合で髄膜炎が報告されている。それにしても耳下腺も腫れず、髄液細胞数も増えないと何が何だかよくわからない。

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2010年3月 7日 (日)

アキレス腱断裂

 昨夜知り合いの家族とテニスしましょうということになり、近くのテニスドームへ行った。予定時間前に着いたのだが、靴を履き替えてストレッチでもと取り掛かり始めたところに、なんだか聞き覚えのある声がする。しかもすすり泣き・・・振り返ると、なんだ合唱を一緒にしているAさんじゃない?どうしたのと尋ねると、練習中にビシッていう音がして立てなくなったとのこと。痛くて情けなくってと涙を浮かべていた。

 状況からアキレス腱断裂(完全か部分かは不明)であろうし、私が触診するより、添え木をして専門医に診てもらう方が気が利いていると思い、段ボールとカッターナイフ、そしてガムテープを用意してもらった。これだけあれば、痛みを和らげることのできる添え木が作れる。足にグルグル巻き付けると、安心したこともあって泣きやんでくれた。

 土曜日の夜なので専門医と言えど、手術するなどということはないだろう。緊急性のあるものではないから、痛み止めともう少しましな添え木をしてもらうよう、病院も手配した。

 それにしても練習していたスクール側は、そりゃ段ボールなどは提供してくれたが、見ているだけ・・・なんだかな〜いろいろして時間がかかったのだが、コート使用料はその分の差し引きもなかったぞ・・・っと。

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開幕

 J開幕なので、久々にレッズネタで。

 気合い充分なのは重々承知。どんな試合を見せてくれるのか、こちらも気合い充分で声援を送った。
 
 しかし・・・

 平川の距離感に?1点目アシストの小笠原をあの間合いであれだけフリーにするってどういうこと?

 そして監督・・・・あそこで坪井交代はないよ。リスクを侵したって?DFとしてのプライドをズタズタにされてこれからどうするって?

 負けたからどうのじゃない。去年とは違う動きと気合いを示してくれた選手達には拍手を送った。しかし選手の気持ちが離れていくような采配は納得できない。終わってからも収まらず家族も迷惑千万・・・・

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