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2010年2月 7日 (日)

無事帰ったかな

 先程急病診療所の当番を終えて帰宅した。ひところより格段に落ち着き、重篤な状態の方もいらっしゃらずとても静かな当番だった。しかしちょっと困ったことがおきた。

 夜中に救急車で来た乳児がいた。発熱と下痢があった子で、突然意識がなくなったと救急要請し、来院となった。よく聞けば手足は硬く、眼も上転していたらしく、数分で元に戻ったとのこと。救急車の中でも意識は清明で、到着時にはぐったりともしていなかった。

 一通りの診察を終え、熱性けいれんと思われること、髄膜炎や胃腸炎に関連するけいれんならここまで普通にならない可能性が高く考えにくいこと、それでもこの24時間以内にもう一度けいれんするなら入院にて検査・加療が必要になることもありうることなどお話し、診察終了とした。

 他の患児を診終って待合室に出てみると、その子と家族がまだいた。お母さん、おばあちゃん、お兄ちゃんの4人で固まっていた。事務員さんに話を聞くと、遠方から救急車で来たため、帰る手段がないとのこと。お父さんは夜勤で朝にならなければ来られないらしい。確かに診療所からはタクシーしかなく、帰るのにはおそらく万単位だろう・・・幸いベッドは空いていたので仮眠をとってもらうことにした。

 しかし朝になっても迎えは来ない。どうも到着は8時ごろになりそうと言う。急病診療所の診療時間は朝6時までだ。私がよいと言っても、事務員さんや看護師さんを留めるわけにもいかない。戸締り等の責任も含めるとここでどうこうするのも難しい。かといって熱の下がっていない乳児を寒空に放り出すわけにもいかない。すやすや気持ちよさそうに眠っていることだし、さて・・・

 とりあえず寒さをしのぐことのできる自分の勤務病院へ連れて帰ることにした。電話で事務&看護当直へ連絡し、処置室の空きベットで迎えを待てるよう手配した。道すがら自宅の場所などを聞くとJRでならなんとかなりそうなことが判明した。運行時間をしらべると1時間に一本しかない列車が丁度よい時間にあった。駅までのタクシーならば2000円くらいでなんとかなる。それならばとタクシーを手配した。

 とても美しい朝日の中へ消えていくタクシーに手を振った。ふぅ~~~

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コメント

この日記を読んで 大変失礼ながら・・・

やっぱり先生は
思ったとおりの方でした
(*^ー゚)b
Good Job!!!

投稿: バリスタUSA | 2010年3月 6日 (土) 16時48分

バリスタUSAさん

 とりあえず無事帰り、その後も痙攣などなかったようです。ほっとしました。

投稿: クーデルムーデル | 2010年3月 7日 (日) 00時04分

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