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2009年10月23日 (金)

八千代小児救急カンファレンス

 月一回の八千代カンファレンスに参加した。連日でちょいと疲れ気味であったが、八千代や浦安でインフルエンザから肺炎になり入院した症例についての検討をするとのことで行くことにした。

 全部で7症例の検討がなされたが、そのほとんどが喘息を患っている子供達であった。呼吸器管理が必要だったのは3例、6例で発熱して数時間後にはタミフルが投与されていた。インフルエンザの迅速検査は陽性もあれば陰性もあったが最終的に陽性が確認されていた。入院となった理由は呼吸が早く、重篤感が強いということからレントゲンを検査され、肺炎を認めたからであった。

 全例幸いなことに軽快していたが、喘息発作の重積というよりそれ以上に喀痰の増加や無気肺による低酸素が主要素となっていた。喘息の管理が行き届いている患児はより早く離脱できた。

 つまり喘息の管理をしっかり普段からしておくこと、タミフルは早期に使ってもほとんど意味はなさそうであること、喀痰の粘調度を下げ、通気をよくする治療が必要であることが示唆された。まあごく当たり前のことなのだが。タミフルに関しては数日前の読売新聞でも記載されていたが、重症化の抑制に繋がっていない。効果があるのか疑問だというのが本当のところだろう。つまり早期発見も出来なければ、早期のタミフル投与も意味はほとんどなさそうだということだ。

 じゃあどうするのかって?持病がある人はそれに対する治療を滞りなくすること、そして滋養を付け、休養を十分にとることだ。かかったら水分をとって寝る!漢方の麻黄湯なら治す手助けにはなるかなと思われるってところだ。上記の肺炎を考慮するなら去痰剤も意味はありそうだ。

 こういった症例の積み重ねが明日の医療に役立つのは間違いない。どんどん情報を仕入れ、日常の診療やこのブログ上に還元したい。

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