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2009年7月14日 (火)

重症度判定

 子供の状態を考える上で、重要視していることがある。もちろんバイタルサインは当たり前だし、末梢の循環を考える上で手足の色や循環速度を測るのも当然だ。それより当てにしているのは、顔色と遊ぶ活気だ。そいつが消えている子供は、やばい。何が起きているか探るのに手間取っては居られない。

 6ヶ月の女の子が予防接種にやってきた。来る直前までキャッキャと遊び、ミルクもよく飲んだとのこと。直前の検温で38.5℃。もちろん顔色もよく、咳や鼻水もないし、のども赤くない。2日後に来てと、一端帰宅して貰った。2日後、やはり38℃ちょっと過ぎる。バイタルは問題なく、よく飲みよく遊んでいる。3ヶ月未満なら即検査するところだが、もう2日見ましょうと帰した。翌日の夜中、40℃近くに体温が上昇し、手足が冷たくなって色も数時間悪かったとのことで朝になって来院。この時体温38.0℃。よく飲み、よく遊び、顔はニコニコ笑顔であった。この笑顔だと気乗りはしないが、昨晩のことや続いていることを考えて採血するよう薦めた。結果はクロ。上部尿路感染症だった。

 先程VCUG(膀胱造影)を終えた。幸い逆流はなかった。本来なら女の子の初めての尿路感染症だけでVCUGは行わない。しかし家族歴として膀胱尿管逆流があり、家族の希望もあって検査することになったのだ。

 しかしあの笑顔にはだまされた。この年から男をだましちゃいけないぜベイベー。

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