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2009年7月21日 (火)

その音は必要ですか

 新しい息子(のように勝手に思っている)と印旛沼周囲をツーリングした。この連休はとても良く晴れて、しかも強い風が吹いていた。当然自転車での移動はきついものだったが、よくついてきたものだ。そりゃそうだ、15歳といえば一番体力のありあまっている年代だ。

 美しい蓮の花を見ながら仏陀のことを話し、ナウマン象の像をバックに写真を撮りながら古代の風景を想像した。高橋尚子さんの練習で使われた金メダルロードの標識をバックにも写真を撮った。素直にすごいと表現してくれた。

 鳥のさえずり、虫の音、風の音・・・すべてを感じながら走った。もちろん彼もそれをわかってくれた。

 しかしどうだ、すれ違う日本人達はその半分がイヤホンで何かを聴きながら走っているではないか。もったいない、いや実にもったいない。魚が跳ねる音も、上手になったうぐいすの声も、まるで暑いぞ!叫ぶかのような雉のしゃがれ声も、そしてまだ弱々しい松虫の音にも気付かず通り過ぎるなんて。

 魂を高揚させる曲を聴いているのかもしれない。それがベストタイムをたたき出す原動力となっているのかもしれないので、お節介でしかないのだが・・・でも自転車に乗っていてそれは危険行為でしかない。プリプリ怒り始めていたら、彼がこういった。

「お父さん、ドラゴン、格好いい!」

 何?俺はドラゴンじゃないぞ・・・っと笑っている彼の視線の先には橋の欄干に飾られた龍の頭があった。そうそう、このあたりは龍にちなんだ地名はもちろん、伝説もやたら多くあるのだ。印旛沼に住む龍伝説から始まっているのだが、それを拙い英語で伝えるうち、自分の気持ちも落ち着いてきた。

 そう、こんな↓屋形船にでも乗って揺られれば、気分も収まるだろうし、なにより自分の世界に入るべくイヤホンをするなんてことなくなるだろうに・・・

Photo

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