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2009年5月 1日 (金)

使うべきか使わざるべきか・・・

 商品名タミフル、言わずとしれた抗インフルエンザ剤である。これまでもブログで書いてきた通り、季節性のインフルエンザであれば、抵抗力のある学童以上では基礎疾患がない限り使用する必要はない。しかしこのたびの北米インフルエンザ(Swine Flu or Flu A)が流行するならば、使うべきなのだろうか。

 毒性が強いのであれば使うべきなのは論を待たない。しかし毒性が通常のインフルエンザであれば、おそらく何事もなくほとんどの方にとっては一過性の呼吸器感染症として過ぎ去るだけなのだろう。メキシコでの青年層における重篤化率を早く知らせて欲しいし、アメリカでの使用実績を示して欲しいところだ。

 ただし乳幼児そして高齢者では、やはり使用するべきだろう。感染率も高いだろうことから、予防投薬も認められるべきだ。しかし1歳未満の児には、季節性のインフルエンザにおいて未熟な脳への影響を考えて、タミフル使用が見送られてきた。北米インフルエンザに抗インフルエンザ薬が有効と謳ってしまった以上、乳児にも使うことになるのだろうかと様子を見ていたら、本日のCDC見解として、使用方法が掲載されていた

 なるほど素早いと膝をたたきたいところではあるが、思い起こせばラのつく米国元国務長官がタミフルの発売元とのっぴきならぬ関連だったのだ。そりゃ打つ手も早くなるって勘ぐりを入れると訳がわからなくなる。

 飛びつく前にやはり、欧米での対応をしかと見定めたいところだ。

追加:もちろん感染者が少ない場合と爆発的流行とでは、考え方に相違がある。なによりタミフルが手元にあるかどうかも問題だ。薬局に確認したところ備蓄は少なく、しかも発注しても感染症担当拠点病院へ優先的に割り振られ、手元には届くか不明ということだ。

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