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2009年4月10日 (金)

所沢そして清瀬

 8日は腎病理組織および治療選択につき悩む症例を持って都立清瀬小児病院のカンファレンスに出席した。残り番の部長の好意もあって、早く病院を抜けて清瀬へ向かったが殊の外早く着いたので、所沢まで足を伸ばした。

 所沢は学生時代からその後の研修まで足掛け10年を過ごした青春の土地だ。日本一のけやき街道を抜け、本当に久しぶりに大学周辺を廻った。満開の見事な桜並木と20年以上変わらない門番のおじさんたちが迎えてくれた。大学の中へ一歩足を踏み入れると、懐かしい、なんともいえない香りを覚えた。すると急に身体が締まり、過酷だった研修医の自分に戻った気がした。

 少しドキドキしながら医局の扉を開けた。しかし想像していた顔はそこにはなかった。随分年齢の若い後輩達と語らうことは出来たのだが、やはり自分の居場所ではないと気付き、小一時間で去ることにした。

 その点清瀬はもう10年来の仲間がいて、しかも日本をリードしている先生方と本気で話し合いが出来る病院だ。自然と自分のテンションも揚がる。興味深い症例呈示とそれに対する討論に酔いしれた。もちろん聞きたいこと、迷っていたことも解消され、初期の目的を達することも出来た。

 それにしてもあのオンボロ小児病院も残すところ後1年で役目を終えることになる。本当にいろんなことを学んだ病院だった。統廃合で府中に移転することになるが、幸いこれからもスタッフに大きな変化はないらしい。自分の基本であり、あこがれであり、拠り所は清瀬なのだが、この移転を契機に自分も変わらねばならないだろう。ここ印旛の地で枝葉を伸ばさねば、育ててくれた先生方に申し訳ない。

 さあ、褌を締め直そう!

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