« 佐倉チューリップ祭 | トップページ | ロタウイルス流行 »

2009年4月15日 (水)

選択肢としてのDapson

 先日困っていたHenoch-Schonlein purpuraの男児。あれからレクチゾール(Dapson)という薬を始めた。使い始めてすぐに劇的に軽快!とはいかなかったが、外来フォローアップで徐々にステロイドを減量し始めている。

 先週末に児の通う学校の担任と養護教諭が今後の対応につき話を聞きたいとやって来られた。なんとあれだけ引っ込み思案だった彼が、朝練のある陸上部に入りたい、そしてハードル競技をやってみたいと言っているのだとのこと。余りの変化に驚くばかりであった。もしかして精神作用もあったかと思ったりもしたが・・・

 とにかく半信半疑ではあったが、この疾患に効果がありそうな手応えを感じた。つまりステロイド治療以外に選択肢を持つことが出来たということだ。

 で、一昨日、別の男児が他院から紹介されてきた。腹痛を繰り返しているが安静や食事制限しなくてはならないほど激烈ではなく、それでも紫斑が繰り返し出続けており、どうするべきか判断して欲しいとのことであった。付き添いの母の状況もあって、とりあえず入院し、治療の必要性等判断していきましょうとお話しした。

 ステロイドは効果が高いが、続けると副作用を心配しなくてはならない。レクチゾールも副作用が皆無というわけではないが、重篤なものは頻度も低い。ステロイドで短期間に治まるならそれがベストかもしれないが、もし長期になりそうならレクチゾールに変更も可能ということだ。今後レクチゾールの効果に十分な信頼を持てるようになるならば、その順番も変わることもあるだろう。

 いやはやこれは本当に凄いことなのだ。

 それにしても今年はこの紫斑病の当たり年なのだろうか?腎炎を来す児も例年より多い気がするが・・・

|

« 佐倉チューリップ祭 | トップページ | ロタウイルス流行 »

コメント

「騙されたと思って」って感じだったでしょ?
メインストリームにはならないけど,一度効くのをみちゃうと選択肢として外せなくなりますよね.
因みに大人でも効きました.

投稿: Diabo com Fome | 2009年4月16日 (木) 18時31分

Diabo com Fomeさん

 アザーッス

 こちらこそ感謝感謝ッス。

投稿: クーデルムーデル | 2009年4月17日 (金) 12時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 佐倉チューリップ祭 | トップページ | ロタウイルス流行 »