« 今朝の印旛沼 | トップページ | 日本小児科学会千葉地方会 »

2009年2月 7日 (土)

千葉小児膠原病懇話会

 とてもマニアックな研究会に参加してきた。一般の方はご存じないと思うが、膠原病と腎疾患とはとても関係が深い。そうそう、そもそも膠原病という言葉も一般的ではないだろう。平たく言うと、自分の身体を自分が攻撃してしまう病気である。身体の部分のどこでもそういう状況が起こりうる。起こり方により様々な疾患の名前がついており、少しずつ治療法や経過を追うポイントが違う。腎臓屋として学ぶべきところが多い学問の一つだと言える。

 昨日も様々な症例の報告があり、勉強になった。尋ねたいことはいろいろあったが、私が質問する前にすべて話されていた。最後にその道では有名なリウマチ研究所の先生の講演が待っていた。私は存じない先生であったが、座長の紹介では相当凄い人らしい。しかも今日は驚愕の画像も多数用意しているとのこと。気合いを入れてと待ちかまえた。

 内容はこうだ。膠原病疾患でもリウマチ疾患は様々な病態があり、それを分類して治療に役立てているわけだが、16才未満とそれ以上でわけてしまう分類は意味がない。そういう主旨で話が展開された。発症の年齢がどうであろうと、30年以上この疾患に悩まされ続けた人たちの関節は治療反応性に乏しい場合、すさまじい状況になってしまうとのことであった。画像も我々小児科ではお目にかからない状況のもので、それなりにインパクトはあった。だが・・・

 大阪弁のその先生は、もう随分とお年を召した方のようで、自分の用意したスライドの内容を確認するだけで相当時間を掛けていらした。そしてご自身の言葉を自問自答し、しばしば中断し、言い直し、そしてまた元に戻って自身に言い聞かせておられた。

 言い訳だが我々小児科医はお年寄りの言葉を聞く機会が少なく、待つのが下手だ。私も少しも進まず、そして言いたいこともほぼ解った時点でイライラしてきた。隣の医者は携帯をいじりまくり、フロアーでは1/3が居眠りに入っていた。それくらいなら出て行けばよいのだが、画像がなかなか出てこないので、それだけは見たいと思い、我慢した。

 最後まで聴いたところで、そうは言ってもやはり成長に傷害の出てしまう小児期発症と他ではやはり訳が違うだろうと思った。そして治療の反応性も全く違うのだ。サイトカインなど自身を攻撃する物質の出方は、それぞれの個体によっても違うが明らかに小児と成人では違うのは周知の事実だ。そう考えるとこの1時間はなんだったのだろうと・・・悲しくなって会場を後にした。もちろん質問する気力などなく・・・・

 

|

« 今朝の印旛沼 | トップページ | 日本小児科学会千葉地方会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今朝の印旛沼 | トップページ | 日本小児科学会千葉地方会 »