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2008年11月17日 (月)

霧の中

 今朝は5メートル先がうすぼんやりするほどの霧だった。

 この中でも猛スピードで突っ込んでくる車を睨みつけながら病院へたどり着いた。

 外来には喘息発作を起こした子供たちが肩で息をしながら座り込んでいる。

 片っ端から吸入し、反応の悪い子は入院させ、気がつくと今の時間だ。とりあえず昼飯をかき込んで、午後外来に備えようと自室に戻ったところに、訪問者があった。

 この夏、横浜で待つ彼の元に嫁いでいった、我が合唱部のピアニストだった。つい先日結婚式を挙げていた。今日は電報などのお礼がてら元職場訪問したらしい。

 コンコンコン。「失礼しま~す。」

 突然の懐かしい声。その訪問者に私は我を忘れてしまった。

 「やあ、久しぶり。元気だったかい?」と言いながら、彼女の顔を眺めると、何故か、(本当に何故だろう・・・)涙が溢れてきてしまった。

 合唱部の活動は今も続いている。クリスマスコンサート&キャロリングに向けて練習している最中である。しかし部員の参加率はとても低い。それだけでもテンションは下がる。おまけに私の役割は、指揮・全パート発声指導・テノール歌唱・ピアノ伴奏・曲構成&編曲・コンサート構成・曲探し・発表会日時決めetc....つまり合唱部すべてを一人で運営せざるを得ないのだ。何かと相談できたピアニストを失ってからは霧の中を闇雲に進んでいるのと同じであった。

 光が戻ったわけではない。しかし道筋はとらえ直すことが出来た。それだけで十分。私の気力はクリスマスまで到達できるに違いない。立ち止まっては居られない。Hail Holy Queenを歌い上げなくては。

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