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2008年10月31日 (金)

川崎病再び

 病気は待ってなどくれない。

 先日冠動脈瘤を作ってしまい、ガックリがまだ尾を引いている状況である。しかし昨日よく外来で診てきた子供が川崎病になり、入院してもらうこととなった。

 しかも群馬大のリスクスコアではγグロブリン不応の可能性が高いグループに入ってしまっているのだ。さっそく群馬&東邦主導で行われているRAISE studyに患者さんを登録し、γグロブリン単独かγグロブリンとステロイドの併用かの割付を待った。結局γグロブリン単独投与群になったので、これまでと何も変わらない。とにかく効くのを待つほかなくなった。

 後は願うのみ・・・・

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2008年10月30日 (木)

冬近し

 昨夜の北風は

 冷気と共ににぎやかな連中を連れてきた

 キンクロハジロや鴨の仲間たち

 色を失いつつある沼に

 冬の使者がやってきたのだ

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2008年10月28日 (火)

妊婦さんへのインフルエンザワクチン

 今日の抄読会ではThe New England Journal of Medicineから表題の論文を紹介する。

 論文はEffectiveness of Maternal Influenza Immunization in Mothers and Infants(母体へのインフルエンザワクチン接種が母親と乳児に与える有効性)というものだ。日本でも米国でも妊婦さんへのインフルエンザワクチン接種は妊娠14週以降ならば推奨している。しかしその根拠に乏しかった。バングラディッシュからの報告ではあるが、妊娠後期(7ヶ月以降)の妊婦さんにワクチン接種をすると、生後6ヶ月未満の乳児でインフルエンザ罹患数を63%減少できたようだ。方法論としてはfluワクチンと肺炎球菌ワクチンのどちらかによるdouble-blind studyでインフルエンザ罹患率や他の発熱疾患発生率および副作用発現率について検討したものだ。副作用は接種した局所の反応以外なく、胎児への影響は認めなかったとある。

 その考察において経胎盤的にも経母乳的にも児への抗インフルエンザ抗体が働くとのコメントがあった。一般にインフルエンザワクチンの抗体としての効果は6ヶ月程度と言われている。今回の検討では約1年に渡り児への効果が確認されたとある。この判断については異論もあることだろうが、やはり妊娠後期における妊婦さんへのワクチン接種は理論的にも、実地現場的にも効果ありと証明されたと言える。

 さて早速外来でのやりとりに豆知識が加えられ、有益な情報を確かなものとしてお話しできる。

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2008年10月25日 (土)

窒息

 小学生がパンをのどに詰まらせ窒息死した。さぞ苦しかったろう。子供を持つ親として、家族の心痛も含め、ご冥福を祈らずには居られない。

 聞くところによると早食いをあおられた様子もあったようだ。子供社会ならよくある話で、それを責めることなど出来るものではなかろう。私も子供の頃よく早食いを競ったものだ。牛乳早飲みで鼻から牛乳を吹き出すなど日常茶飯事だった。食パン二枚をチョコジャムで張り合わせ、一気に食べるなどもよくやった。誰も窒息しなかったのはよほど運が良かったと言うべきだろうか。いや規制したところで、必ずどこかでやるだろう。それはそれが人間だからに他ならない。

 ここへきてこんにゃくゼリーから回転寿司まで様々な食材で窒息死したという報道がほぼ毎日紙面を賑わしている。そのときの状況によって命の元となる食材がそれがどんなものであろうと命を奪う凶器となることをもっと一般の人達は学習するべきだと思う。状況というのは年齢というのも大いに関係する。お年を召した方では嚥下力に問題が生じてくることがあるが、その場合たとえ流動食であっても気管に入ってしまうことがある。そういった方では粘りけのあるペースト状のものの方がよいのだが、一方でいくつになっても硬い肉をひとのみしてしまう方もいる。基本は個人の判断だが、認知症を患っている方ならばその介護者が判断することになる。しかしいつでも100%はありえない。間違いが起こってもそれは仕方のないことのように私は思う。

 対して子供はどうだろう。学童以上はそれまでの経験を本人が自覚できると考え、乳幼児に限るとすると、母子手帳にも記載されているとおり、飲み込めない大きさという判断をいつも親が注意してやる他はない。私はあめ玉一つでも、幼児期は全部歯で割ってから与えていた。こんにゃくゼリーもツルッとのどに入りやすいので、極力食べさせず、集団での催しの際に貰ったとき、半分にし潰して与えたものだ。いや自慢ではなく、人は昔からそうして子供を守ってきたはずだ。しかし先日ある運動クラブの集まりで、こんなことがあった。子供たちに飴やゼリーが振る舞われたのだが、2歳のよちよちさんがこんにゃくゼリーを手に提げていた。その子のお兄ちゃんがそのゼリーを開け、その子に食べさせようとしたのを偶然目撃したのだ。すぐに制し、親御さんを探し、半分にするか、食べさせないかしないと危ないと伝えた。だが危険だという気持ちがあまり伝わらなかったようで、再度危険性を説明することになった。

 最近よく感じることだが、人はどんどん動物としての本能を忘れてしまっているように思う。自分の子供が食べて大丈夫か判断するのは、それを作った企業ではない。子供を見ている自分(親)なのだ。大きすぎるもの、ツルッと吸い込みやすいもの、ニオイがおかしいものなどは、最低限察知すべきことだろう。それでも親のあずかり知らぬところで子供はいろんなことをしでかすものだ。それは誰のせいでもない。

 食べ物のことだけでなく、歩いている人達も動物の本能を忘れている。折角の五感をヘッドホンや携帯メール画面にとられ、注意散漫に歩く人達はあぶなくて仕方がない。その上平気で確認もせず道路を横切るのだ。自分たちが作った社会のルールも破り、耳と目をふさいで一体どこへ行こうというのだろう。

 窒息は苦しい。行基よく食事し、のどに詰まるようなことはするなと諭してはいるが、目の前で食べ物を奪い合う団子3兄弟たちが、頬張りながら次々に手を伸ばす姿を見るにつけ、運だよなとつぶやく自分が居ることもまた事実である・・・まっ動物としては正しいか・・・

 

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2008年10月24日 (金)

花粉症

 恥ずかしい話、秋にも杉花粉が相当量飛散していることを知りませんでした。

 この時期アレルギー疾患の方々は結構症状がひどくなり、ブタクサやアキノキリンソウの類やイネ科も悪さしているからねとお話しさせていただいておりました。

 杉花粉症の方、お気をつけくださいませ。

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2008年10月20日 (月)

赤の苦悩

 悔しさを忘れたか

 あのどうしようもない悔しさを忘れたというのだろうか

 お荷物と呼ばれ 降格した悔しさを忘れられるはずなどない

 あの時 それでも走らない者はいなかった

 走ったけれど届かなかった それが悔しくて涙が出た

 俺たちの声が届かないのか

 俺たちの思いは同じじゃないというのか

 慢心なんていらねー

 常勝なんてくそくらえだ

 そんな肩書きはいらない

 俺たちは飢えてギラギラしたハートが欲しいんだ

 真っ赤なスタンドは伊達や酔狂じゃないぞ

 

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2008年10月17日 (金)

黄の軍勢

 奴らが来た

 大津波となり

 我々の自由を脅かし

 手足をもがんと

 押し寄せてきた

 なにもできない

 ただ呆然と

 見守るしかないのか

 世界中繋がっているからと

 あきらめていてよいのか

 知恵を絞れ

 道を探せ

 それが生だ

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2008年10月16日 (木)

銀色の道

 夜露に輝く銀色の道

 僕を何処にいざなってくれるというのか

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2008年10月14日 (火)

週末は

週末は
佐倉市の鎮守様である麻賀多神社のお祭りでした。無形文化財の人形神輿が見たくて行って来ました。凄い人出に疲れましたがいいもの見られましたよ。

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非常勤講師

非常勤講師
埼玉県立大学で講義してます。広く浅く面白くっていうのは難しいなぁ。へとへとですよ。

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2008年10月10日 (金)

ノーベル賞

 中学から大学にかけては本を読みあさった時代だった。高校時代などほとんど毎日、地元駅前の有名書店に座り込んで読んでいた。相手は天文・物理。専門書コーナーに立ち寄る人は本当に少なく、高いところに置いてある本を取るための足台が私の腰掛けであった。

 そういえばあのころブルーバックスという新書シリーズがあって、ニュートリノやクオークなど素粒子のことを教えてもらった。書いていた先生の名前は覚えた記憶もないが、とても楽しい時間だった。何もない宇宙空間を飛び交うニュートリノに思いを馳せるとき、当時出来たカミオカンデで働いてみたいと思ったものだ。もっとも同時進行していた、国文学への想いもあって、結局どっちつかずとなってしまった。

 そのもっと昔、小学3年生の時だっただろうか、私は父兄参観の場で、「僕はノーベル賞をとって、お金をたくさんもらいます。そしてお母さんにあげたいです。」と言ったことを覚えている。その場でのなんともいえない笑いがそのころは理解できなかったが・・・

 なにはともあれ今は医学の徒である。ノーベル賞など望むべき立場には全くないが、その科学の一端に触れ続けることが出来ている。なんだかそれだけで少しうれしい。

 さてと頑張って英語論文を仕上げることにするか。

 

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2008年10月 7日 (火)

秋桜揺れて

 数年来の友が来た

 二人で風を切った

 この素晴らしい風景を

 感じて欲しいと願っていた

 その友が来た

 街はいつも通り

 何も変わらぬ懐の深さで

 僕らを包んでくれた

 そして今日も

 いつもと変わらぬ風景が

 秋桜に彩られ

 そこにある

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2008年10月 3日 (金)

学会終えて

学会終えて
宇都宮に寄って餃子を喰う

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2008年10月 2日 (木)

一休み

一休み
発表も無事終了。座長の先生とフロアーで小一時間雑談し、その博学と人柄の温かさに感動した。尚且つ提示した症例への激励をいただき、恐縮しまた感激してしまった。願わくばあの先生の下でもう一度トレーニングしたい、いやもう無理だとは思うからあのような上司になりたいと思うばかりだ。
ふと仰ぎ見ると、天然記念物の逆杉が見下ろしていた。

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2008年10月 1日 (水)

明日から留守

 行って来ます!

 って早くも旅立ちそうな勢いの時に限って入院が立て込む。マーなんとかの法則か・・・

 肺炎一人に喘息一人。おまけに2日前に診たお腹だけの淡い発疹の2歳児が、全身に発疹を広げて舞い戻ってきた。一見風疹様?しかし発熱無く、リンパ節の腫脹もない。昨年MRワクチンもしてあるし・・・手足はGianotti様か・・・ならば採血して肝機能はチェックしておくべきと。蓋を開けたらAST&ALT 300 over!何らかのviral infectionだろうが、今はとりあえず安静のため入院させ、明日もう一度採血する他無いか・・・聞くと家族中皆激しい咳き込みがあるという。しかし本人は全く咳無く、レントゲンもきれい。マイコプラズマの発疹でもあり得るとは思うが・・・・

 なにやら明日から病棟が大荒れしそうな予感がする・・・・

 でも行って来るぜぃ。

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