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2008年7月16日 (水)

食べ物を粗末にしてはいかんぞなもし

 化石燃料を使用するよりバイオ燃料の方がCO2排出量を抑えられるとのことで、飼料として使われるはずのトウモロコシなどが燃料として使われるようになった。当初飼料用であったはずのバイオ燃料原物が、高値で取引されるようになると食用のものまでそちらへ取られるようになってしまった。穀物相場は高騰の一途を辿り、途上国で貧困にあえぐ人達は口に糊することが事実上不可能となってきた。

 それなら石油はだぶつくのかと思いきや、中国やインドをはじめとして経済発展を遂げる国々の猛烈な消費と原産国の政情不安により原油高も留まるところを知らない。これに目を付けた投資ファンドが、原油を投資の対象としたことで余計に原油がバブルよろしく弾けるごとく高騰している。

 主食である穀物を奪われ、石油高騰で流通は麻痺し、石油精製品など作っていられない時代がもうすぐそこにやってくる。石油が無ければ大規模農業も成り立たず、漁業もできない。石油高騰分を価格に上乗せしようにも、高ければ誰も買うことも出来ず、生産者が倒れ、すぐ後に消費者が倒れる。

 気がつけばバイオ燃料がCO2排出削減に役立つなどまやかしだったという論文があちこちで出てくるようになった。それでも後戻り出来ないでこのまま進むのだろうか・・・

 人類が身の丈にあった生活をしていないということなのだろうか。

 子供達に伝えなくてはならないことは何だろう。せめて食べ物を粗末にしてはいけないと言いたいのだが、それを燃やし続ける世界を見て何を思うだろう。大人達が汚してきたこの世界をどう伝えるべきなのだろう。誠実に生きろと言っても性急な結果を求める社会と市場主義を前に生き方を迷う日がくるのではないだろうか。

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