« ええかげんにせい!産経新聞 | トップページ | 逝ってしまった »

2008年6月27日 (金)

聴くだけじゃあね

 月1ペースで行われている女子医大での小児科カンファレンスに昨夜参加してきた。今回は症例呈示を頼まれ、昨年秋にこのブログでも紹介した患児について発表する機会を得た。

 患児は夜間の発作性頭頸部痛で来院し、結局脊髄腫瘍が見つかり、無事オペを済ませた女の子だ。ミソは発作性疼痛であり通常は全く痛みがないこと、麻痺もなく、詳細にとれば感覚鈍麻がわずかにあること、運動も日常生活も支障なく送れるにも関わらず、頸椎5番レベルで脊髄をほぼ埋め尽くすほどの腫瘍が見つかったという意外さにある。心理的・精神的要素が含まれ、本当に病気なのかと疑うくらいの状況であったのだ。病棟での疼痛管理にも言及するため看護師にも登場してもらい、なかなかためになる症例呈示になったのではないかと自負している。

 カンファレンスにはいつも看護師を連れていって勉強するように指導しているが、聴くと話すでは大違い。大学病院クラスなら看護の発表する場は用意されているが、一般病院では研究会レベルでもなかなかあるものではない。同じ病院の職員に対する発表と違って、用意も大変で神経も使ったことだろう。彼女たちにとって有意義だったと信じたい。

 ということで、いつもは質問ばかりギャーギャーわめきチラしているので、ちゃんと症例呈示出来ることも見せておかないとという自分の立場も確立出来た。さてまた来月から質問親父に徹することにするか。

 

|

« ええかげんにせい!産経新聞 | トップページ | 逝ってしまった »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ええかげんにせい!産経新聞 | トップページ | 逝ってしまった »