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2008年6月29日 (日)

逝ってしまった

 山の師匠が逝ってしまった。

 胆管癌は予想以上の速さで身体を蝕み、腹膜を覆い尽くし、肺をも侵した。

 青森に連れて帰ることなど、ただ身体を動かすことすら出来なかった。

 何度も見舞って、師匠と言葉を交わし、奥さんや息子さんたちとも短いながらも濃厚な時間を共有した。

 金曜日、午後から川崎病の大規模スタディーを行うにあたりkick of meetingを開催するとの連絡が入り、東京駅ステーションカレッジまで足を運んだ。その帰りに見舞ったのが最後になってしまった。その時初めて師匠の姉2人に会うことが出来た。強面の師匠を柔和にした顔がふたつ並んでいた。数時間話し込んだが、その間青森の食べ物の話ばかりしていた。おふたりとも青森を随分昔に離れており、昔の記憶を辿れば、故郷の香りと共に食べた味覚が蘇ってきたのであろう。それに相づちを打てる者が周りにいるからこそ、つい花が咲いたのだ。それでも全く違和感がなかった。師匠は定食屋としていつも食べ物のことを考えていたし、山海の恵みを私たちに分け与えてくれていたのだから、こういった話になるのは当然なのだろう。

 師匠の下顎呼吸を聞き、乾いた口に湿らせたガーゼから一滴ずつ水を滴らせた。満足そうにうなずく師匠に「さようなら、また来ます。」と告げた瞬間に涙が込み上げてきた。そうもうおそらく最後になるだろうと思ったから・・・

 師匠、ありがとうございました。ご恩は一生忘れません。でも最後まで僕のことを先生と呼んでくれましたが、それは間違いです。ちゃんと訂正しますから、恐山の山の頂に登って待っていて下さい。いつの日か必ず訂正に行きますから。

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2008年6月27日 (金)

聴くだけじゃあね

 月1ペースで行われている女子医大での小児科カンファレンスに昨夜参加してきた。今回は症例呈示を頼まれ、昨年秋にこのブログでも紹介した患児について発表する機会を得た。

 患児は夜間の発作性頭頸部痛で来院し、結局脊髄腫瘍が見つかり、無事オペを済ませた女の子だ。ミソは発作性疼痛であり通常は全く痛みがないこと、麻痺もなく、詳細にとれば感覚鈍麻がわずかにあること、運動も日常生活も支障なく送れるにも関わらず、頸椎5番レベルで脊髄をほぼ埋め尽くすほどの腫瘍が見つかったという意外さにある。心理的・精神的要素が含まれ、本当に病気なのかと疑うくらいの状況であったのだ。病棟での疼痛管理にも言及するため看護師にも登場してもらい、なかなかためになる症例呈示になったのではないかと自負している。

 カンファレンスにはいつも看護師を連れていって勉強するように指導しているが、聴くと話すでは大違い。大学病院クラスなら看護の発表する場は用意されているが、一般病院では研究会レベルでもなかなかあるものではない。同じ病院の職員に対する発表と違って、用意も大変で神経も使ったことだろう。彼女たちにとって有意義だったと信じたい。

 ということで、いつもは質問ばかりギャーギャーわめきチラしているので、ちゃんと症例呈示出来ることも見せておかないとという自分の立場も確立出来た。さてまた来月から質問親父に徹することにするか。

 

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2008年6月25日 (水)

ええかげんにせい!産経新聞

 いつも医療関連では無茶苦茶な記事を書き続けている産経新聞であるが、朝日は思想かぶれで読むに値せず、読売はジャイアンツばかりで胸くそ悪い。毎日は取材しないで憶測でものを言ってきたので言語道断。残るは産経しかなく、家で産経を取り、病院の医師控え室でジャイアンツ情報に目をつぶりながら読売を読んでいる。

 産経によると倖田來未がピンヒールで始球式に登場した。神聖なマウンドに穴を開けるとはなにごとだと怒りの記事を書いた今村忠なる記者がいる。

両肩ムキ出しのタンクトップに、へそ出しのパンツスタイル。21日の巨人-ソフトバンク戦(東京ドーム)の始球式に出てきた歌手倖田來未の格好は、およそ式には似つかわしくなかったが、まあ、この人なら仕方ないかという気もした。しかし、無視できないのは高さ10センチほどもあるピンヒールを履いていたことだ。

 グラウンドキーパーが一生懸命整備したマウンドに穴でもあけるつもりなのかと驚いた。取材でグラウンドに入る女性の記者やアナウンサーでも、ハイヒールはご法度だ。倖田は中学時代、男子にまじって野球部の二塁手として活躍したという。周りの声におされて、グラウンド整備の苦労を忘れてしまったのだろうか。

 この始球式は「ライトダウンキャンペーン」の一環として、ファンにも節電を呼びかけるものだった。趣旨には賛同できるが、芸能人の彼女が適任だったのか。本来神聖なはずの始球式はいまや日常のイベントとなり、大胆に肌を露出した女性タレントの、お色気の競演と化した。おかしな時代である。

 かと思えば先日はヤフードームの始球式で、お笑い芸人の小島よしお海水パンツの半裸で打席に立ったり「そんなの関係ねえ」のギャグを披露した。大リーグではたまに芸能人を起用することはあっても、ナンセンスな笑いを持ち込むことなどあり得ないという。日本の始球式は野球全体をなめているような印象さえある。

 体を張るべき戦場で、チャラチャラしたタレントや芸人に先にマウンドや打席に立たれては、選手もいい気持ちはしないだろう。それでも営業優先で安易な始球式を続けるのなら、せめてスタイルや履物を指定するぐらいの配慮が必要だ。(今村忠)

 それを言うならマライヤキャリーこそ責められるべきではないか。5月28日の楽天・読売戦で登場したあの姿は開いた口がふさがらなかった。それこそピンヒールでフラフラいつ捻挫してもおかしくない足元でマウンドに上がり、およそ投げるという動作に値しないボール落としを敢行していたではないか。神聖だというならあの時こそブーイングなどで意思表明をすべきだっただろう。マライヤの振る舞いを観て、その後のマスコミの対応を観て倖田がこのたびの服装を選んだとすれば彼女に非はない。落ち目ないしは批判の矢面に立っている人はこれでもかとこき下ろす手段が見えて、やるせない。倖田のファンではないが、気分悪いことこの上ないではないか。確かに小島よしおの海パンはNGであることは疑いないし、芸能人がなんてことない日に始球式だと言ってマウンドに上がる姿など見たくもないのは事実だが。

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2008年6月24日 (火)

やはりアッペに始まりアッペに終わる

 虫垂炎は本当によく遭遇する病気であるが、この診断を正確に言い当てる事ほど難しいことはないと言われる。

 今日はまさにそんな気分。

 うちによく来るスペイン語しか話せないお母さんが連れてきたのは15歳初診の女の子。実は親子ではなく叔母と姪の関係らしいが、自分の子供が私の外来へかかるついでに連れてきたとのこと。聞けば一昨日、いつもは食べない弁当屋で買ってきた弁当を食べてから気分が悪くなったらしい。その後嘔吐と水様下痢が立て続けに起こり、その日の夜には39℃の発熱も来した。昨日1日我慢したところ下痢は止まったが食欲がわかず、熱も下がらないため来院したらしい。あの弁当が悪かったのだとしきりにその娘さんはこぼしていた。なんだ、日本語を話せるのかと尋ねると、日本の高校に通っているとのこと。じゃあ話は早いとさっそく診察にとりかかった。

 視診/聴診ときて触診になったところで急におとなしくなってしまい、一言も話してくれなくなった。腹部を看護師立ち会いのもと触診していくがうんともすんとも言ってくれない。下腹部に痛みがありそうだが、左右差はなく、defenseもないがreboundはなんとなくありそう。しかし右でも左でも側臥位で痛みが出る様子。立たせて足踏みさせると躊躇する?背中を向けさせ腰をたたくと左にCVA tenderness陽性。はて?と首を傾げながら叔母を見ると、なにやらスペイン語で話し始めた。しかしちんぷんかんぷんでおまけに日本語で言い直してもくれない。

 本来子供の診察なら患児の言葉はそれほど重要ではない。自分の目と耳と手の感覚で診断するよう心掛けてはいるが、皮下脂肪も厚くなった思春期の女の子ほどわかりにくいものはない。自ら訴えてくれればよいのだが、それは望めそうもない状況であった。

 とりあえず状況証拠からはアッペ(急性虫垂炎)よりもむしろ腸炎。しかし腎盂腎炎でもありえる。時は午後3時。午後外来には予約も含め大勢が押し掛けてごった返している。外科に相談するなら時間が多く残っているわけではない。さて・・・・患児はもう随分待って疲れた、早く帰りたいと言い始めた。今日はスープも飲めたし、痛みは我慢できるという。このまま明日まで待っていいよというフレーズがのどまで出かかって止めた。まぁ待ちなさい。なんとなくこのまま返すのはいやな気分だった。

 とりあえずレントゲンと採血/検尿をオーダーした。結果が出る前に出来るだけ他の患者さんを診てしまおうと猛スピードでこなした。レントゲンが帰ってくる。大腸ガスは多量で、ほんのわずかに小腸ガスがある程度だった。右下腹部にガスが集中するわけでもない。横目でレントゲンを診ながら目の前の患者さんたちをさばいていく。末梢血は白血球が13000か・・・なんでもありだ。このまま他の値が出るまで待っていられない。入院して精査してもらおう。エコーだけでもしたいが・・・ええいっ、時間がない!

 スペイン語のできるクラーク(医療事務)さんを呼び寄せ、入院を勧める。しかし患児は嫌だと涙をこぼし始める。叔母はなかなか首を縦に振らない。なんとか説き伏せ病棟に向かわせると病棟は緊急入院でごった返していた。病棟番の医師がてんてこ舞いで、本患児をすぐに診られる状況ではなかった。仕方なく予約の患者さんたちに頭を下げ、病棟へエコーを担いで駆けつけた。

 腹水だ。ダグラスにもモリソンにもうっすらとある。ならばC-CUMには・・・とそこでCRP 10という値情報が飛び込んできた。画面に映し出された索状物は、径25mmもあった。こりゃまずい!緊急オペしないと破裂する!!

 午後8時、患児の見事に赤く膨れあがった虫垂が取り出された。中にはすももの種ほどの糞石が存在した。明日まで延ばしていたら命の問題にもなっていたかもしれない。

 ふ~~~っ。

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2008年6月17日 (火)

ぷ~~っ、点滴バーだって

 「風邪でつらいので、点滴してください。」

 外来診療をしたことのある医者なら度々耳にする言葉だ。それでも年を追うごとにこの言葉を聞く回数は少なくなってきたように思う。経口摂取すなわち食べたり飲んだり出来るなら、点滴などしなくてもちゃんと消化管が良きに計らってくれるという医学の常識が一般の人達にも浸透してきたということだと認識していた。

 一方でスポーツ選手たちが「ニンニク注射したら疲れが吹っ飛び、パワーもでた!」と宣伝している。なんのことはないビタミン補給にちょっぴり糖分を補給した程度なのだろうが、影響力のある選手達の言葉に一般の人達が惑わされることになってしまった。「やっぱり点滴したら元気になるんじゃないか!?」と。

 それでもって遂に点滴バーなる点滴専門店が出現した。開いた口がふさがらないというのはこういうことを言うのだろう。各種要望に応え、保険外診療として毎日でも数分の点滴を受け美容・強壮・老化防止に活用しようと謳っているのだ。

 点滴で直接血管内に糖分やらビタミンやら補給するので、良く効くと思うことだろう。しかし人間の身体は余分な物は受け付けず、すぐに体外へ出してしまうし、恒常状態を保つために余計なホルモンや酵素が分泌されることになるのだ。決まった時間に食べて補給する方がどれだけ身体にとってメリットが大きいことだろう。点滴で元気になる気になるのは、多分に気分の問題であるし、百歩譲って血糖値が一時的に上がればエネルギーが補給されたことで細胞は瞬間的に活気づくことはあるかもしれない。しかしそれこそ瞬時にインスリンなどが働き、一定の値に押さえ込まれてしまうのだ。

 加えて保険外診療というところが恐ろしい。適正な診療ではないので、どれだけでもふんだくられることになる。健康になったつもりが、すべておしっこにお金を流し捨てているだけてなことになりかねないのだ。

 嘘だと思うなら、早速アリナミンでも買ってきて飲んでみるとよい。翌日のおしっこがどんな色でどんな臭いになっているか。ちゃんと吸収され、そして排泄されていることが実感されることだろう。なにも高いお金を払って点滴しなくちゃならないことではないのだ。もちろん湯水のようにお金を使いたい人ならば、どうぞ点滴なさればよろしい。シモジモノ者には出来ない気分を味わって、余計に気分を高揚させることが出来るだろう。

 サプリメントが必要な人は摂取すればよい。しかし点滴に頼る必要など全くない。こんなことで「元気になるために点滴してください。」という人が外来へ押し寄せてくることのないよう願うばかりだ。

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心筋炎その後

 前回紹介した女児。その後3日間は心エコーにてEFの改善なく、次第にMRとTRが増強してきた。MRはtrivialだが、TRはmild~moderateまで増強した。γグロブリン投与の影響もあるにしても、文献では心筋炎によるものとの報告が散見され、しかも一番嫌な冠動脈病変出現頻度も高くなるとのこと。嫌らしいことこのうえない。

 γグロブリンを投与したが、EFを考えるとどうしても大量投与を躊躇してしまう。もちろん2g/kgを投与することは相違ないが、当初速度を0.8ml/kg/hに抑え、心電図とにらめっこしながら点滴した。半日経っても血圧など変化なく、解熱もしないので、そこから1.6ml/kg/hへ速度を早めた。早くしてから24時間でようやく解熱し、眼や口の症状も消失した。そのころTRが激しくなってきたのだ。

 γグロブリン投与4日でEFが改善傾向を示し、50%を越えた。依然TRは存在するものの筋源性酵素の上昇は認めず、本人の調子も下痢が治まり上向きと思われた時に38℃超えの発熱。半日で解熱したからよかったが、川崎病の再燃かと思いドキッとした。炎症が強いことを考えウリナスタチンも投与していたが、通常解熱したら止めるところを数日延長することにした。

 現在冠動脈に瘤はなく、径も2.5mm前後で輝度亢進もない。膜様落屑もまだないが、炎症反応はγグロブリン投与でほぼ消失し、入院翌日に取ったプロカルシトニンは10.5と高値を示していた。

 やはり川崎病で相違なく、今のところ順調と言える。じきに発病2週間を迎えるが、TRがあることでまだ予断を許さないと考えるべきだろう。

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2008年6月16日 (月)

学会終えて

 今回は何年かぶりに質問することなく学会が終了してしまった。実は聴きたいと思っていた演題が金曜日に集中しており、博多に着いた土曜日にはもう跡形も残っていなかったことも関係している。

 それでも一年ぶりに友人達に会い、旧交を温めるのと同時に難しい症例のディスカッションに花が咲いた。それだけで軽く数日過ぎてしまうはずだが、残念なことに今年は一日しか猶予がなかった。学会終了と同時に割烹よし田で一献交えた。肴も旨かったが、なにより旧友達との語らいがうれしかった。(Diabo com Fome先生、ありがとう!)

 それからも一つうれしいことがあった。リンクさせて頂いているいなか小児科医先生にお会いすることが出来たのだ。医師ブログにもいろいろあるが、化け物のような超有名ブログ新小児科医のつぶやきブログでも度々議論されるネタを提供しているいなか小児科医先生のブログはとても真っ直ぐで誠実だ。実際の人物も誠実さがにじみ出てくるような人で、学会長から「九州は暑いので、ノーネクタイ&ノージャケットでお越し下さい。」という言葉を真に受けた私などと全く正反対、色黒の肌にきちっと着こなしていらっしゃった。とっさのことで交わす言葉も多くはなかったが、ブログが本物の交流へ発展したことに感動を覚えた。本心を語れば、ブログという媒体を通じても相手に届くものだということをあらためて感じた。

 そいうことで、質問はせずとも大変有意義な博多学会であった。

 さてまた働くとするか!

 

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2008年6月15日 (日)

博多櫛田神社

博多
学会後に博多を歩く
祇園山笠を待つ博多もんの気配が漂っている
そう後半月で山笠なのだ

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2008年6月13日 (金)

紫陽花揺れて

紫陽花揺れて
つかの間の梅雨の晴れ間
紫陽花がキラキラと光りながら
風に揺れていた
これから福岡へ旅立つ私を
見送ってくれているのだろうか

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2008年6月11日 (水)

誇らしげ

 毎日繰り返される小児科外来での一コマ。 

 妹の予防接種についてきたお兄ちゃん。大事な妹に注射すると聞いて、怒り出した。

兄 「ダメ、絶対!!」

私 「でも病気になったらその方が困るよ。病気にならない為に注射するんだよ。だからお兄ちゃんは頑張れって励まして欲しいな。」

 さすが妹思いのお兄ちゃんは、お母さんに抱かれた妹の傍に立って、

兄 「○△ちゃん、がんばろうね。」

 って。

 しかし注射されて泣き出した妹を見て、やっぱりお兄ちゃんは怒った。

兄 「なにするんだ、バカ!」

 と私に蹴りをいれてきた。

私 「お兄ちゃんのおかげで、○△ちゃんはちゃんと注射できたんだよ。二人とも偉かったね。ありがとう、お兄ちゃん。」

 お兄ちゃんはどうしてよいのか判らない顔のまま、妹の傍をうろうろしながら診察室を出て行った。

 良い蹴りしてんな~あいつ・・・

 

 

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2008年6月 9日 (月)

心筋炎か?

 6歳の女の子。40℃近い熱が6日続いて来院。顔に発疹があり、目が充血していた。咽頭の発赤もあり、頸部リンパ節は触れないが頸部が痛いという。膝も痛いらしく歩けないと言う。四肢の変化は見た目には何もない。

 川崎病かと思い、採血したらCRP 15, WBC 17800と著明な炎症像を示していた。肝機能異常はないが、やはり川崎病だろうと考え、入院してもらった。心臓のエコーもしたかったが、あいにく心エコーの空きが無く、夕方遅くになってしまった。当ててみてびっくり、左室壁の動きが極端に悪いのだ。心嚢液は貯留しておらず、弁の不整は見当たらない。急いで病棟に返り、入院時のレントゲンと心電図、そして採血結果のCPKを確認し直した。しかしどこにも異常所見は見当たらなかった。

 血圧は100/60、浮腫はなく、おしっこも出ている。心不全徴候は見当たらない。

 川崎病からくる心筋障害なのだろうか、それとも心筋炎なのだろうか。いずれにせよγグロブリンが効いてくれるはず。先程から投与を開始した。トロポニンTなどがどれくらいなのか待ちきれない。

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異常環境下でのサッカー

 高地でのサッカーを禁止したFIFAの提言は記憶に新しい。今後高温や多湿についても考慮するため、調査するということも聞いた。しかしそれがサッカーを行っている国の普通の姿だというのであれば、それをあえて禁ずるのもどうかと思っていた。そのためにホーム&アウェー方式があるのだとも。

 それにしても土曜日に行われたオマーンマスカットスタジアムでの試合は過酷を極めたものだった。アナウンサーが何度もその状況を連呼していたのはどうかと思うが、言わなくてはいられないくらいの状況だったのだろう。選手のユニフォームが数分でビショビショになっていたことから容易に想像できたことではあるが。

 しかし肩で息をしていた選手や足がつってしまった選手は皆無だった。走っていないわけではない、そう、あのバーレーン戦のような無様な姿ではなく、相手を遙に上回る運動量で圧倒していたにも関わらずである。余程コンディションの調整がうまくいっていたのではなかろうか。対するオマーンは自国の環境ではあったが、守備に追われ疲れ切ったのか、うずくまる選手が続出していた。

 あの状況ではゴールがどこかでポロッと入ってしまってもおかしくなかった。それが相手に転がり、1点ビハインドとなったことは仕方のないことだ。その後ドン引きした相手のゴールを奪うことがとてつもなく難しいことも当たり前のことだろう。よくぞ走り回って好機を作ったと拍手したい。そして遠藤のコロコロPKには毎度の事ながらお約束通りひっくり返らせてもらった。ただしあれはPKをもらえる状況ではなかった。ヨーロッパならダイブを取られ、イエローカードを玉田がもらう羽目になっていただろう。反対にオマーンのPKはヨーロッパでも取られるものだったかもしれない。それですら微妙で、むしろその後右サイドで日本の選手が2人相次いで倒れたシーンこそがPKに値するファウルだったように思う。なんにしてもオマーンのPKは遠藤を真似たコロコロだったが、キーパーの動きを見切ったものではなかったため、楢崎の手に収まってくれた。

 日本は確実に強くなっている。何気ないパスのスピードも、局面でのパス交換も動き方も一つ階段を上がったステージにたどり着いたと思われる。しかしヨーロッパの国々はさらに進んでいるのも事実だ。ユーロ2008を観ればそれは明らかだ。手放しで喜んで良い試合だったわけではないが、悲観することもない。前進あるのみだ。

 それにしても大久保という男の愚かさ加減は・・・・この試合の前に放映されたヒデの試合での大黒にも失望したが・・・

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2008年6月 6日 (金)

眠い~

 今晩はこれから救急当番のピンチヒッター。朝までGO。

 しかし既に眠い・・・・

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2008年6月 4日 (水)

ガソリン高値を横目で見ながら

 気がつけばガソリンに見たこともない高値がついていた。レギュラーで170円を超えているのだ。普段あまり車に乗らないので、ガソリンを給油することも少なく、ガソリン高騰のニュースだけ聞き流していた。ものすごいようにも思うが・・・ちょっと待てよ。どれくらい凄いことなのだろう。

 通勤に車を利用している人達にとっては死活問題かもしれないが、我が家では月に一回給油すれば足りることだ。大きめの車なので、一回70L入るが、10円値上がりなら700円、20円上がるなら1400円余計に掛かることになる。ラーメン2杯分か・・・・それなら節約可能だ。しかし一年前より50円も上がっているとすると、3500円にもなる!!大好きな近所のラーメン屋さんに家族で行く回数を一回減らす他ない、トホホ。。。

 この際ガソリンを使わないで済む方法がある方は、徹底して使わないように生活をシフトすべきではないだろうか。自転車もよいし、公共機関を利用するのもよいだろう。道路交通法も改正されたことだし、思い切ってクロスバイクなど購入して、家計もメタボも環境対策もいっぺんに改善してしまおうと目論む絶好のチャンスだ。路線の不備で公共機関が使えないという方のためにも、お役所主導で路線計画を練り直すとか、乗り降り自由な貸し自転車を確保するなども出来ることだろう。官民あげて対策を講じるべき時だ。

 一方でガソリンを手放せない方もいる。国民の生活になくてはならない物流・農業・漁業関係だ。ガソリンが高騰してこれらの業種が潰れては生活が破綻してしまう。ガソリンの値段を下げる努力より、かの業種には減免や助成金の交付など早急な対策が必要だろう。

 また石油精製品に関しては今や生活に浸透しきっているが、不便さを許容できれば減らすことは可能だろう。しかし大量消費文化を支えてきた石油精製品に別れを告げなくてはならない日が近いと言われればどうなるだろう。見渡せば点滴のボトルも、針も、聴診器も、薬の入れ物も、ボールペンもなにもかも石油が関与しているではないか・・・・

 そう、無くすことは難しい。ならば大切に使うほかないではないか。そのために多少の不便は仕方がないと割り切る気持を持たなくてはならない。そういった議論なしにガソリン高騰になにもできない政府を責めてもダメだ。

 さて今日も自転車でひとっ走り・・・・

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