食中毒
このところノロウイルスもロタウイルスもアデノウイルスも流行っており、嘔吐・下痢で来院する患児が多い。まぁこの時期は毎年のことである。もちろん症状が激烈かつ脱水の著明な児は点滴を施し、入院加療とする場合も少なくないが数日で帰ってゆく。
先日「あるホテルで子供だけ別メニューを食べた。翌日になって嘔吐・下痢が出てきた。食中毒じゃないかと思うので、ホテルに文句を言いたい。」とおっしゃる家族が来院した。来院時当の本人はケロッとして遊んでいたこともあり、流行りの胃腸炎の可能性が高いとなだめてお帰りいただいた。
実際に食中毒かどうかをすぐに見分ける方法はない。食べてすぐ嘔吐したとしても、その前にウイルスなどが体内に侵入していた可能性も十分にある。集団でほぼ同時期に症状が発生したということが起こらない限り食中毒を疑うのは難しい。もちろん有機リンなどの毒物はちょいと違う。症状も普通ではない。それにしても原因を同定するのは結構難しいものだ。餃子が怪しいという今回の事件も、後になってみれば簡単なことかもしれないが、そこに至るまでは難しいものだ。原因はどうであれ、被害を受けた方々には早く良くなって欲しいと願うばかりではあるが。
しかし・・・袋からも毒物が検出されたっていうのは、餃子の原材料に含まれる残留農薬というより悪意に毒を盛ったと考える方が自然にも思うのだがどうだろう。
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