気合いが足らん
夏休みになると検査入院で小児科は立て込む。様々な検査が全国で繰り広げられるが、腎臓を専門にしている我々のところではもちろん腎生検が立て続けに行われる。
2年前から気になってフォローアップを続けていた児の腎生検を先日行い、昨日その標本で確認したいことがあったので、ボスのいる都立病院のカンファレンスに参加した。
大勢の小児腎臓科医を目指す若い研修の医師たちと、病理の専門医、そしてボスと都立病院の常勤医がカンファレンスに集合していた。そこへ近隣に散らばった都立病院出身の医師も加わり、患者さんのアウトラインから始まり、病理組織の検討と治療方針の決定を行うのだ。
のっけから大変興味深い、そして謎の多い病態のプレゼンテーションが並ぶ。常勤医に混じって我々近隣からの参加者から質問が飛ぶ。疾患の無駄な肉が削ぎ落とされ、本質が見えてくる。どんどんとのめり込み、猛烈に頭が冴えてくる。同時にたくさんの疑問が浮かび上がり、それを声に出すと、解決の糸口を誰かが口にするのだ。面白い。最高に面白い瞬間だ。
しかし・・・・それにジッと耳をそばだてているのか、それとも日々の仕事に疲れてしまったのか、声どころか目もどこかへ行ってしまっている研修の医師達がそこにいるように思えた。もしかしたらもう彼らの中では議論をしつくした後なのかもしれない。いやそんなはずはない。ボスが現在参加しているのだから、同じ事を繰り返すはずはない。
私がいた頃は研修の医師達も疑問をぶつけ合っていた。だからこそ今があると自負している。どうしたのだ?もっと集中しようぜ!
そうこうする間に、持参した症例の順番になった。自分の疑問をぶつけ、考えていた治療方針に間違いがないことを確認し、カンファレンスを後にした。
自分自身は爽快この上なかったが、彼らのことを思うと少し憂鬱感が残った。ただおとなしいだけならよいが・・・・もしこのブログを読む機会があるなら、俺は元気だぜと声をあげて欲しい。
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コメント
タイトルだけ見たら、昨日の五輪代表についてかと思いました(笑)。
確かに最近の若者は(この表現が既にお局)、3種類に分かれる気がします。
①自分の興味がある科、進みたい科だけはハツラツと頑張るタイプ
②どこにいてもボーっとしていて覇気がなく、何のために来ているのか?医師としてやっていけるのか甚だ疑問なタイプ
③どの科で研修していてもソツなくこなしているように見えるが大切な事は何も勉強していないお調子者タイプ
・・・こんな感じでしょうか。
看護師・看護学生にも通じているように思います。
投稿 ゆき | 2007年8月23日 (木) 17時41分
ゆきさん
やはりそうですか。
まあこれが私の主観だけならよいのですが、どうも看護師さんたちからも不満が出ているようで、なんとかしなくちゃならないでしょう。いかんせん自分はもう部外者であり、しかも研修の人達とは直接的関係もないので、難しいところです。
投稿 クーデルムーデル | 2007年8月24日 (金) 10時41分