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2007年5月14日 (月)

医療者側からの医療問題総括

 時々ROMっているブログで面白い記事が載っていたので紹介する。

 大学教員のつぶやき語録というブログにおいて、宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ』のパロディーで、医療者側からの医療問題を総括していた。なるほどと思うところが多いので、ここに載せることにする。

オンコールにも負けず、不法労働にも負けず

日直にも当直にも負けぬ丈夫な体を持ち

欲はなく、決して怒らず、いつも寡黙に仕事をしている

一日にカップラーメン3杯とコーヒーと少しの菓子を食べ

あらゆることを自分を勘定に入れずによく診察し、治療し、手術し、そして研究し

旧病棟の廊下の奥の小さな汚い当直室にいて

東棟に割箸の刺さった子供あれば発見できたはずと訴えられ

西棟に癒着胎盤の母あれば止血できたはずと逮捕され

南棟に外傷で死にそうな人あれば心嚢穿刺できたはずと罵倒され

北棟に痙攣の妊婦がおればCTすれば助かったとこき下ろされ

教授命令には涙を流し、徹夜明けはおろおろ歩き、みんなに税金泥棒と呼ばれ

ほめられもせず、感謝もされず、そういうものに私はなりたくない

 私の現実とは少し違うので、一般の医療者の気持ちとしか言えないが、本当にうまく表現していると思う。

 幸いにも私はやりがいという意味で恵まれた状況にある。つくづく私は今幸せな時を過ごしているものだと患者さん、そしてこの医療環境に感謝したいところである。

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コメント

朝日の朝刊に 医療危機 日本は医者を大事にしない と言うドキュメントがある。
今朝のは 極めて克明に露骨に書いている。
どんな世界でも 置かれた立場によって
差があるけど 報われない労働は 本人にとっても酷なものだ。
優秀な人材は 国の宝なのに。。。

投稿: 犬と猿 | 2007年5月15日 (火) 11時18分

こんにちわ(^^♪
なんだか、上の「雨ニモマケズ」、心から笑えないところがツライですね(>_<)
 

投稿: doradora | 2007年5月15日 (火) 11時55分

犬と猿さん

 日本以上に大事にされない国もありますが、やはり日本の医療制度には問題がありますね。これまではやりがいだけでもあったのに、それすら宙に舞ってしまいました。

投稿: クーデルムーデル | 2007年5月15日 (火) 13時35分

doradoraさん

 そうなんです。

 うちもそういえば事務系の部屋はあんなに綺麗なのに、未だ医者の小部屋は薄汚れてエアコンも十分に効かないです。もしかして単なる労働者なのかと今更ながら確認する次第です。

投稿: クーデルムーデル | 2007年5月15日 (火) 13時38分

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