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2007年4月27日 (金)

夕焼け

夕焼け
ちょいと早く病院を出た
真っ赤な太陽が足早に落ちてゆく
風車が焼け
沼が燃えた

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第二回八千代カンファレンス

 昨夜は八千代の女子医大で二回目のカンファレンスがあり、参加してきた。小児外科の医師による症例報告&簡単な疾患勉強会が行われ、大変スマートな説明に文句の付けようがなかった。この先生なら紹介したくなる、とても感じの良い医師であった。

 それにしても、毎回出される食堂で作っているというサンドイッチと珈琲の美味さには脱帽するしかない。昨夜も看護師さんたちを引き連れて伺ったが皆完食してしまった。もっとも19時30分を廻っていたので、お腹も空いていたのではあるが。

 ビスケットも付いているし、是非来月も食べに行くとしよう。

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2007年4月25日 (水)

出世欲なし

 日本の高校生は出世欲が低いとのことだ。調査そのものの詳細を知らないので、この報道そのものの信憑性もどうかと思うが、本当だとすると報道各社は本望であり、さぞかしほくそ笑んでいることだろう。

 公務員を税金泥棒呼ばわりし、大臣の揚げ足を取り、研究者たちの裏の顔をさも悪いことをしているように騒ぎ立て、教師を笑い、医者を人殺しと罵っているのだ。当然の結果と言えよう。そんなことはない、ちゃんとした立派な仕事だという報道もしていると反論のある方もいるだろうが、これほど毎日否定的な報道ばかり流し、肯定する報道は特集でお茶を濁す程度なら、受け手がどういった意識に傾くかは自明であろう。

 派手な事件を好み、時代の寵児を作り上げ、一度否定すると容赦なく人を引きずりおろし、自らの失態にはちょこっと頭を下げるだけ。公的な評価はせず、弱者を勝手に作り、その弱者と言われる人達の目線だけで評価を下すのでは公平中立な報道ではない。弱者の視点が重要というのはわかるが、否定だけでは物事は進まない。野党が与党の否定ばかりしていては政権を担うことができないのとよく似ている。

 まずは世の中がどういった仕組みで動き成り立っているのかを解説や評論なしに報道して欲しい。この点でNHKが果たす役割は大きい。その上で人を育てること、社会に貢献することの素晴らしさ、そして国を動かすことのすごさを伝えて欲しい。

 斜に構えて物事を否定するばかりでは何も産まれない。

 大人に子供達が夢見ることを奪う権利などあるはずがないのだ。

 

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2007年4月24日 (火)

妊婦さんの食生活

 医療情報サイトで妊婦さんの葉酸の摂取量が問題となっている。量不足により神経管閉鎖障害を来たし、二分脊椎などを持って産まれる子供が増えているとのことであった。

 葉酸は緑黄色野菜や果物に多く含まれている。バランス良く食事を摂取していればおそらく問題ないはずだが、ある病院へ通院中の妊婦さんの平均値は目標を下回る結果となっていたようだ。この情報サイトによると米国ではシリアルなどにも含まれていて、積極的に摂取するよう呼びかけが行われているらしい。日本でも時折呼びかけを目にすることはあるが、妊婦検診などではどうなのだろうか。少なくとも家内はそのような話しを今まで聞いたことがないという。それより体重の増加の話しばかりだったと言うのだ。

 二分脊椎が増えたという印象は薄い。しかし出生体重が随分と軽くなってしまったという印象は多分にある。2500g前後で産まれる子供が多く、数日ではあるが保育器のお世話になる子供が多くなったように思うのだ。もちろん2500g前後だからと言ってその後の発育に問題があるということではない。しかし必要な栄養を摂らない妊婦さんが増えているのではないだろうか。分娩の安全性はもちろん確保しなくてはならないが、胎児に影響を与えては本末転倒であろう。妊婦検診のあり方を再考する必要がありそうだ。

 先の医療情報サイトでは、あろうことか妊婦の2割が喫煙しているとのコメントも掲載されていた。ダイオキシンや環境ホルモンを語る前にニコチンを始めとして数々の毒を胎児に与えているという意識を持たせるべきであろう。クリアカットにできない妊婦さんの精神衛生という問題も理解できなくもないが、自分の身より大事な我が子ではないか。

 ここでも日本人の意識が本来あるべき姿でなくなりつつあるように思われる。

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2007年4月23日 (月)

暴力に対して

 特急電車の中で女性が暴漢に襲われた。密室ではないところでの犯行なのに、誰も助けなかったとのこと。あまりのことに言葉を失った。

 声を挙げるという勇気すら日本人は失ってしまったのだろうか。臆病で自分だけ可愛いという者を社会人とは呼ばない。いつのまに日本人は社会性を失ってしまったのだろう。

 密室ならば足がすくむという気持も理解できなくはない。一対一では相手の威圧感に気圧されてしまうこともあるだろう。

 話しは少しそれるが、診察室という密室における暴力行為に対し、立ち向かう決意を最近病院内の会議で話し合った。といっても一対一で暴力に立ち向かおうというものではなく、行為が正に行われようとする直前に職員をその場に急行させるというものだ。昨今は病院内で刃物を振り回す事件が後を絶たない。それから考えても無防備もよくないとして、サスマタを用意した。これは人を傷つけることなく、また威嚇という点でかなりの効果がが期待できる代物である。最近は幼稚園や小学校でも配備され、先生たちが暴漢対策の訓練をしていると聞く。本来病院などで使用されるなど悲しいことだが、背に腹は替えられない。

 電車の中などはどのような警備態勢になっているのだろう。車掌一人いてもこのような傍観者ばかりでは暴漢に立ち向かうことも難しいだろう。悲しいことだが、悪いやつはどこにでもいる。懲らしめる道具がこちらにあることを示すだけでも抑止力になるように思う。暴力へは断固たる決意で排除するという気持を公私たがわず表す勇気を持ちたいものだ。

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2007年4月20日 (金)

祭りは終わりましたが

 チューリップ祭りは終わりましたが、まだまだチューリップの見頃は続きます。おそらく週末はチューリップの袋詰め放題が行われるのではと思います。

 自宅に植えて楽しみたい方、是非どうぞ。

 久しぶりに晴れ渡って、自転車が気持ちいい朝でした。

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腎疾患懇話会

 昨夜は千葉で行われた腎疾患懇話会に参加してきた。小一時間かかるし、18時30分開始なんていつもは絶対に間に合わないのだが、昨日は何故か外来も早く終わり、道の混雑も少なく、すんなりと席に着くことが出来た。

 演題は2題、その後講演会があるのか・・・今更プログラムを確認し、頷いていたのは私だけのようであった。最初の演題は国立○○東病院小児科の症例。溶連菌感染後の糸球体腎炎と思っていたら、溶連菌感染を契機に発症したDense deposit diseaseの一例とのこと。症例報告の内容にも異論を挟む余地はなく、納得のまま次の演題に移った。

 その演題は船橋○○病院内科からの発表で、リンゴ病ウイルス(パルボウイルスB19)による急性腎炎症候群の一例とのこと。発疹と発熱が出て様子を見ていた40才の男性が、数日後に全身の浮腫のため入院精査となり、尿蛋白と数個の血尿を認めた。血中の蛋白も減少しており、腎炎を疑い腎生検した結果を持ってきたとのこと。血清の抗体価からとりあえずパルボウイルス感染は間違いない・・・・

 ちょっと待て、浮腫は体重が7kgも増えているくらい酷いのに、血清蛋白(TP)は5.9、alb 3.5、BUN 35、Cre 1.0、コレステロールも130?って腎臓は問題ないじゃない!周りを見渡せど、疑問を抱いているまなざしは見受けられない・・・座長からご質問は?の声がかかる。腎組織の解釈をああだこうだと言い合っている。リンゴ病ウイルスは腎炎を起こすことが報告されていて、その組織像は一般にはこうこうこうなる・・・・この症例が腎臓を起点として問題が発生しているという意見に誰も疑いを挟まない・・・・

 「座長、ちょっといいですか。私にはこの症例が腎疾患と関連があるとはとても思えません。少なくとも浮腫は蛋白尿によるものではないです。パルボウイルスによる高サイトカイン血症で血管透過性が亢進して起こったことでしょう。腎組織もそれで説明が付きますし、発疹も発熱もそれで説明が付きます。サイトカインの値は何か測りましたか?測っていない・・・血清が残っていたらそれで確認してもらえればよいです。これは腎疾患ではありません。」

 会場は静まりかえってしまった。十数秒経ったことだろうか、一人の手が挙がった。千葉大の腎臓内科の先生だった。

「私も今の先生がおっしゃるとおりであると思います。これはすべてhypercytokinemiaで説明が付きます。演者はnephroticがどうのとおっしゃってますが、そういう読み方はデータからは出来ません。」

 続いて病理の先生から、コメントが出た。それで組織がうんたらかんたら・・・・千葉大の先生を中心に討議が進められる。しかし私にコメントを求めるものは誰もいない。

 以前から薄々気付いていたが、千葉には千葉のローカルルールがある。千葉大至上主義、千葉大出身でないと医者ではないというもの。外様は外様らしくおとなしくしていろということらしい。では聞くが懇話会とは名ばかりで、お偉い先生の意見を拝聴するだけのお好み演芸会か?私の意見は別段たいした医者じゃなくても誰でもわかること。真っ先に疑ってかかるべきところに目をつぶって一体何を討議するというのか?つまらん!実につまらんと思いながら、これをぐちゃぐちゃにぶっつぶせるのは自分たち外様だけだろうと考え直すことにした。

 最後の講演会は、国立下○○病院の膠原病専門家によるループス腎炎・ANCA関連腎炎の診断と治療というものであった。これは掛け値なく素晴らしい講演であった。何百という症例に対する確固たる信念を持っての治療には脱帽であった。素直に湧いてきた疑問を討論会でぶつけたが、この先生は真摯に答えてくれた。小児科では扱えるはずのない桁違いの症例数に裏付けられた持論を聞くにつけ、まだまだ道半ばと感じずにはいられなかった。

 なかなかにスリリングな懇話会であった。

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2007年4月18日 (水)

double standard

 自衛隊の兵隊さんがイージスシステムの情報を他国へリークしたという問題で海上自衛隊が揺れている。国の防衛を担っているものが、国を危うくするとは何事だというのだ。一方で憲法9条を書き換えることに猛反対をしている人達がいる。日本は軍隊を持たない、平和な国宣言なのだという。

 前者は許されるべきものではない。aegis systemは防衛のための神の盾だ。盾をなくせば無防備となることは自明であろう。systemのどの程度までがリークされたのかまで国民に知らせる必要は薄いが、厳罰に処すべき問題であろう。しかし同情に値するところが自衛官にないかというと、後者の問題が潜んでいる。

 現在自衛隊は憲法上規定されたものではない。国を防衛する権利という拡大解釈の中に存在する。それ故、国内では今でこそ理解のある人が増えたが、クソミソ扱いを受けることも多い。しかし国外では国を代表する軍隊として礼を尽くされる。海上自衛隊は Japan maritime self defense forceだが、海外の港に入港すればJapan navyとして国賓扱いである。しかし海上保安庁の船が入港してもJapan coast guardに対する儀礼は一切ない。日本の警察が海外に出向いて捜査をする際、特別に敬意を払われることがないのと同じである。兵隊さんは命の危険を顧みず国を守ってくれているのだ。その崇高な使命に対し、敬意を払わないというのはおかしいのではないか。「勝手にやってくれ、俺たちはお前達を認めない、それでも敵に情報を渡すようなバカな真似はするなよ、義務は守ってもらう!」というのはいかがなものか。

 少なくとも憲法で自衛隊(軍隊)&国の防衛を規定し、兵隊さんも立派な仕事だと教育するべきではないだろうか。知事が「人殺しの練習をしている。」などと発言するのは言語道断!半世紀以上に渡って軍を否定してきた国民の姿勢が産んだ発言と言ってもよいだろう。中国軍の艦艇が日本の領海をかすめて航行し、ロシアの戦闘機が領空侵犯を繰り返し、アメリカの原潜が日本領海内で潜行を続け、中国と北朝鮮のミサイルが日本を標的にしていつでも発射できる態勢にあるこの時代に、自国の軍隊を否定していてなんとするというのか。

 「他国へ攻め込め、人臣を蹂躙せよ、大日本帝国の夢を再び!」などと言っているのではない。そのように思っている自衛隊幹部、大臣、官僚は皆無であろう。軍が全権を掌握することないよう、シビリアンコントロールを利かせればよいのだ。確かに日本は右へならえとなってしまう傾向の強い民族だが、だから防衛力など危ないものはいらないというのは極論だ。世界はどう外交努力を続けても紛争が絶えない。アフリカでもヨーロッパでもアメリカでもアジアでも紛争は起きているのだ。人間に業がある限り、この紛争は耐えることはないだろう。それならば起こさせることのないようしっかりと守りを固め、睨みを利かせることこそが平和を望む国民のすべきことであろう。

 兵隊さんを崇め奉れというのではない。軍隊が国を守るために存在しているのだと皆が認め、平和国家として世界に奉仕するという姿勢を国の施政方針である憲法に記載すべきではないかと思うのだ。その上で自衛官に襟を正すよう促すというのが筋ではないか。  

 

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2007年4月17日 (火)

選んで頂きありがたいのですが

 30をちょっと越えたお母さん。ひょんなことで小児科で腎生検をすることになった。

 このお母さんの子供二人が腎盂拡張と軽度の血尿のため私の外来に通っている。これまで家族に腎疾患はいないとのことであったが、半年前に

「実は・・・私、中学の時に蛋白尿がでてるって言われて近所の医者に行ったのだけれど、結局気にしないで良いって言われて・・・妊娠中にも蛋白尿が結構出ていて、でも妊娠のせいって言われて・・・どうなのかわからないのだけれど、私ってどうなんでしょうか。」

ってカミングアウトされた。

 それから半年間尿検査をしていくと、中等度の蛋白尿(一日0.5~0.8g)と軽度の血尿を認め、この度腎生検をしてもらうことになった。本来内科でしてもらう年齢なのだが、腎生検の後少なくとも翌日まではベット上で安静にしてもらわなくてはならないと告げると、まだ夜に母乳をあげないと子供が眠れないのだという。とすると内科にお願いして内科の病棟で子供と二人入院してもらうわけにいかない。それならば小児科で子供も大人も入院してもらって、その上で腎生検はどうか・・・となり、双方の了承のもとつつがなく腎生検を終了することが出来た。結果として治療が必要ならば内科でしてもらいましょうと説明して退院して頂いたのだが。

 先日結果が帰ってきてIgA腎症という疾患であったことが判明した。糸球体の変化は微小なものであったが、間質部分の硬化がかなりあり、妊娠&出産の影響か、それともIgA腎症のなれの果てかという所見も認めた。このためARBという血圧に作用する薬を飲む以上の治療を必要とはしないのだが、長期に渡る経過観察が必要であり、内科に通ってもらいましょうと告げた。すると

「先生はあと何年くらいこちらにいますか。」と問うてきた。少なくとも10年以上はいるつもりだと言うと

「内科の紹介してもらえる先生はどう?」と問い直す。人のことはわからないが10年ぐらいはいるのではと言うと

「うちの子供達は成人するまで先生に見てもらわなくちゃならないですよね。その間小児科に通いますよね。同時に内科と小児科にかかるのはとっても大変。できたら先生に診てもらえれば一石二鳥。先生は大人は診てくれないんですか?」とのこと。

確かに小児科は小児期に見始めた子供達の疾患が慢性であった場合、成人してもそのまま見続けるケースが増えている。様々な理由があるが、こういったキャリーオーバー例はどんどん増えているのが実状である。それでもいきなり成人からというのは・・・・・

 成人特有の疾患や婦人科系統の疾患への対応が小児科医の私では遅れる可能性をお話ししても、こちらでと言われ、来月の小児科予約もして帰っていった。小児科医のこういった優柔不断さがキャリーオーバー症例の小児科居座りを許してしまっているのであろう。患者さんの紹介はもう内科Dr.に話してあるのに、困ったな・・・・・・

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2007年4月13日 (金)

機械じゃないよ

 代理母募集を始めた婦人科医が現れた。代理母を他国でお願いする人も後を絶たない。

 気持はわからないでもない。我が子の顔を毎日眺めるにつけ、この子達がいない生活など考えられないと何度も思う。多くの笑顔とちょっぴりの苦笑を与えてくれる子供達は何にも代え難いものである。夫婦が子供を欲しがる気持はとてもよくわかる。生物として自分の遺伝子を残そうとするのも当然である。

 「そんなことを言いながら、子供が出来ない人の苦しみがお前にわかるはずがない!」という声が聞こえてきそうだが、確かに想像するしかなく、本当に骨身に染みるほどかと言われればそうではないかもしれない。しかしやっていいことと悪いことは自分の中でけじめが付けられると信じている。

 当人同士が出来ることを出来うる限り行うことは科学の恩恵を受けるということで納得できる。精子と卵子を取り出して受精させ、母体に着床させるのもよいだろう。夫を愛しているという理由に限り、凍結した精子でもって妊娠するのも認めることができる場合もあるだろう。しかし、他人を巻き込んではいけない。

 かの大臣の発言であれだけ騒いだのはなんだったのか。大臣の発言の揚げ足取りで「女性は機械ではない!」と叫んだのはなんだったのか。子宮は子供を養育する機械ではない。子宮の中で子供は母親の心音を聞き、声を聞き、文字通り心血を注がれて大きくなるのだ。「貸してくれ、感謝するし場合によってはお金を払っても良い。」というものではない。

 リスクも伴う。なによりも母胎の安全が保証されない。それに産まれた子供に障害があっても受け入れられるだろうか。例えば代理の方がタバコを吸ったり、酒を飲むことを許せるだろうか。代理の方が他の病気に罹患して、その治療をすることになったら子供はどうなるのか。代理の方が出産時の予期せぬ大出血で亡くなっても、平然といられるだろうか。この場合、児が低酸素にあえぐことになっても・・・・・

 社会に生きる人間として、身の丈で生きることを考えることこそが、今求められているのではないか。

 チューリップに彩られた風車の小道をゆくたびに、そう思うのだ。

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2007年4月11日 (水)

麻疹の流行

 麻疹が東京・埼玉南部・千葉西部を中心に流行http://measles.jp/しています。

 まだワクチンの接種をしていない子供達がいましたら、早めに受けましょう。

 推奨年齢は1才と学校に入る直前の2回です。

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2007年4月10日 (火)

軽量ベビー

 先週265gで出生した赤ちゃんが無事退院したという報道があったと喜んでいたら、本日は1103gの児の大動脈と肺動脈の置換術が成功したというニュースを聞いた。

 小児科医に成り立ての頃は、自分の知識と技術を磨くことが患者さんの苦痛を和らげる一番の近道と考え、どん欲にいろんな患者さんを受け持っていた。低出生体重児の管理もその一つで、朝から晩まで赤ちゃんと格闘していた頃を思い出す。もう10年以上前のことだけれど、あのころ570gで産まれた子供を大事に大事に大きくして、無事退院していく姿を見たときは涙が出た。他にも800gで産まれてしばらくして重度の肺炎にかかり、生死を彷徨った子供が無事退院し、その後小学校に通う写真を送ってくれたのにも涙が出た。

 もっと小さな子供達を助けたいと思い、未熟児新生児学会のセミナーに参加して驚いた。参加者は皆小児科医ではなく新生児科医を名乗る人達ばかり。500gは当たり前の世界で仕事をしている人達ばかりであった。次々と明らかになる新生児科医と自分(そのころ既に小児腎臓を専門にしようと志していた)との技術の差・・・周りからは「腎臓を専門にできる新生児科医は稀少だから頑張って。」と励まされるものの、これは片手間に足やら首を突っ込んでよい世界ではないと確信した。

 結局逃げ出したようで後味が悪いのではあるが、自分の判断は間違っていなかったと思う。その分野で日夜努力を続ける人達がいるからこそ、かの265gの子供も育つことが出来たのであろう。頭が下がる思いである。

 さて私はこの児を育てた新生児科医のように日夜努力を続けているだろうか。ギリギリの所で格闘を続ける彼らに脱帽するばかりではダメなのだ。こちらの世界で負けないように努力することは出来るはずだ。

 褌を締め直すことにしよう!

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明日からチューリップ祭り 

 佐倉は明日からチューリップ祭りが始まります。

 駐車場もありますが、晴れた日なら京成臼井駅から30分ほどで歩いて行けます。

 一日フライングですが写真をば・・・・

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2007年4月 7日 (土)

こうのとりのゆりかご

 熊本で新生児の命を助けるための苦肉の策が講じられることになった。どうしても育てられない赤ちゃんを捨てるのではなく、病院に預けることができるシステムと考えてもらってよい。

 親なら子供を育てる義務がある。当然である。育てる義務を考えずに子供を宿してしまうことは、両親ともに非難されて当然であろう。それでも、それでもである。にっちもさっちもいかなくなることは誰にでも起こりうる。せめて罪もない赤ちゃんを死なせてしまうのではなく、世間が守っていこうというシステムであると理解したい。

 理屈として許されないと為政者が言うのもよくわかる。しかし事はそれほど単純ではない。世には自由をはき違えた者達があふれ、フリーセックスの時代と言われて久しい。AIDSの蔓延などを見てもこの傾向は収まっていないのである。見て見ぬふりをするのではなく、救うべき命は救い、啓蒙が必要な者に自由とは義務を伴うものだと教えることが必要なのだ。

 マスコミは騒ぐだけでなく、命の尊さを伝えて欲しい。こうのとりのゆりかごが命の尊さと親子の情と、社会人としての義務を皆に考え直させる機会になればよいのではなかろうか。もちろんゆりかごに置かれる赤ちゃんがこれから出ないことと、他の場所で置き去りにされて命を落とす赤ちゃんがいないことを切望するばかりである。

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2007年4月 5日 (木)

満開

 印旛沼は桜の満開を迎えた

 菜の花も咲き乱れ

 子供達のチューリップも咲き始めた

 桜を見るならこの週末だろう

 足に自信があるなら

 京成臼井駅から臼井史跡巡りを経て

 印旛沼を見物するのがよい

 チューリップを堪能したいなら

 来週末はチューリップ祭りだ

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2007年4月 3日 (火)

いやん抜管

 かの児、無事抜管できました。

 やはり抜管直後は若干のwheezingを聴取しましたが、すぐに落ち着きました。

 今は病棟で気持ちよく呼吸をしています。

 お母さんの大粒の涙、お父さんの笑顔に出会ってうれしそうでした。

 アンパンマン見るって・・・いっぱい、思う存分見てね。

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