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2007年3月 8日 (木)

道化師

 病院に入院中の子供達を笑いで元気付ける『ホスピタルクラウン(病院道化師?)』の話題が医療者向けサイトの情報板に載せられていた。

 入院中の子どもたちを笑いで元気づける「ホスピタルクラウン」として、名古屋市の病院を定期的に訪れるようになってから3年。欧米では治療の一環を担う役割が認知されているが、日本ではまだ数少ない存在だ。

 「病気を治すことはできないけれど、味気ない病室の空気を変えることはできる。わずかな時間でも病気のことを忘れてくれればうれしい」

 鉄道会社に勤めていたころ、カルチャースクールで道化師(クラウン)の技術を学んだ。プロ転身後の2003年に世界大会で銀メダルを受賞。世界の道化師たちとロシアの病院を訪れた経験もある。

自ら率いる道化師集団「プレジャーB」には45人が所属するが、病院に出向くのはそのうち10人。万が一にも事故が起きないよう注意し、心理的な圧迫感やショックを与えないパフォーマンスをするには、技術に加え、空気を敏感に察知したり、気負いによる緊張感を感じさせない経験が不可欠だからだ。 とのこと。

 この話で思い出すのはロビン・ウイリアムスの映画『パッチ・アダムス』だ。紆余曲折があって医学生となった彼は、患者を名前ではなく疾患名と年齢・性別で呼んだり記憶する医者や金儲け主義に陥っている医療に疑問を持ち、笑い・ユーモアそして患者との人間関係を重視する医療を実践しようと奮闘した。実話に基づき作られたこの映画を何度見たことだろう。

 日本の中でもこれを実践しようとしている医者がいる。そしてそれを補うクラウンという役回りの人もいる。まだまだ少ないが全国に広まって欲しいものだ。ちなみに私がしばらく勤務していた都立病院の腫瘍病棟では「野郎ども、元気か!」とにこやかに病棟を訪れる腫瘍専門医がいた。その先生の周りには子供達が満面の笑顔でまとわりついていた。そういった実際を経験して、私も毎日病棟の子供達を抱っこし、プレイルームで遊ぶことにしている。

 さて昨日入院した男の子は元気になっただろうか・・・

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コメント

パッチアダムス。
大好きで何度も観ました。

病気は治す事は出来ない・・・
わからないですよね。
「笑う」ってすごいエネルギーが
生まれるんですよ。
病は気からともいうし。

こういう生き方をされている方
素敵ですね。
私もいつか人のお役に
立てる様にがんばります。

先生の記事からやる気もらっています。

投稿: チョコひげ | 2007年3月 8日 (木) 09時24分

チョコひげさん

 本当に大切なことだと思います。昨今テレビで見かけるお笑いとは全く種類の違った笑いですが、人に元気を与えてくれます。

 私は泣かすのは得意なんですけどね・・・なかなか笑わせられないので、とにかく一緒に遊びます。そしたら笑顔を返してくれるようになるのがうれしいです。

投稿: クーデルムーデル | 2007年3月 8日 (木) 17時01分

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