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2007年3月31日 (土)

とんでもない

 先日紹介の児。予定通り3日で人工呼吸器を離脱してと考えていたらとんでもない事態になってしまった。

 麻酔を切って自発呼吸を待ち、しっかりとした呼吸となったところで気管チューブを引き抜いたまでは予定通りであった。しかし抜いてほどなくして陥没呼吸を始め、見る間に顔面蒼白となっていく。高濃度の酸素を口に当てても全く反応しない。100%の酸素でマスクバックによる換気を行うとなんとか持ち直したが胸の上がりが悪い。気管支拡張を狙いボスミン皮下注およびソルメドロール(ステロイド)を静注すると反応著明。すかさず陽圧呼吸をするため鼻から空気を送り込むNasal CPAPに持ち込むとしばらくの間は換気が良くなったが、15分ほどで悪化してしまう。やむなく再挿管となってしまった。

 おそらく気管チューブを抜くという刺激で起こった気管支の閉塞(spasm)だと思うが、そうなると今後この児はチューブを抜くことができるのであろうか・・・

 今は人工呼吸器につなげられ、麻酔も効いているため静かな呼吸をしているのだが。とにかく気管支拡張剤とステロイドを併用して抜管をトライする他ないのだろう。親御さんに行う説明も難しい・・・・

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コメント

こんにちわ(*^_^*)
なんだか、やっかいな症例ですね。。
dora、重度の喘息の患者さんでたまにすることですが、麻酔下で気管チューブをラリンジアルマスクに換えて、その後ゆっくりと醒ましにかかり、問題なければラリンジアルマスクを抜くということをします。
これだと、深麻酔下で抜管するより安全ですが・・・

投稿: doradora | 2007年4月 1日 (日) 21時24分

doradoraさん

 コメントありがとうございました。

 麻酔科と相談してやってみます。

投稿: クーデルムーデル | 2007年4月 2日 (月) 07時30分

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